レコステのスピンオフワイン「リパッツォ」、飲み心地と果実の個性を表現「ビアンケット」各種入荷!!
ラツィオの自然派「レコステ」から“白のリパッソ”「リパッツォ」が再入荷です!最初のリリースから時間が経って驚くほど良くなってきたそうで、時間をかければそれだけ良くなるポテンシャルがあることを証明してくれています!限定入荷ですのでお早めにどうぞ。旨味エキスの塊「パイーノ」、もお見逃しなく!繊細さと古樹ブドウの深み「レ ヴィーニェ ピウ ヴェッキエ」も高く、お見逃しなく!
糖度の高かった「リトロッツォビアンコ」2015年のスピンオフワイン!2016年のヴィナッチャで再醗酵させた「リパッツォ」
糖度の高かった「リトロッツォビアンコ」2015年のスピンオフワイン!
非常に糖度の高かった 2015 のリトロッツォビアンコ。この高い糖分を「食い切るだけの酵母」を補うために 2016 年の白ブドウのヴィナッチャ(搾った後の果皮・種子)を加える(Ripasso リパッソと呼ばれる手法)事で醗酵を終わらせたという驚きの手法で造られたリトロッツォのスピンオフワイン。
今回カンティーナに少しだけ残っていた分をもらうことができました!昨年の5月、リリースしたばかりの時は、やや高めの揮発酸と落ち着きのなさから、「この先一体どうなってしまうのだろう、、?」と非常に不安に思っていたこのリパッツォ。しかし、想像とは反対に時間が経つにつれ、ワインは驚くほど良くなっていきました!
ジャンマルコが来日していた時に、リパッツォの話になり、、「たしかに手法は奇抜だと思う、ただ素材であるブドウのレベルは例年の中では最高のものである以上、そんな簡単に落ちるはずがない。時間をかければそれだけ良くなるポテンシャルを持っている。」そう話していた事を覚えています。2018年1月の2人の来日はレ コステという造り手が、醸造など小手先のテクニックよりもいかに畑での仕事が重要か、そして、ワインはもちろん食事においても「素材がどれほど大切か」という事。ワインのイメージとはかけ離れた、あまりにも真面目な二人の哲学に驚かれた方も多かったと思います。僕自身、これほど長い時間二人と共に過ごした事は初めてで、初めて聞かされる話もたくさんありました。今後リリースしていく彼らのワイン、今まで以上に楽しみです!
飲み心地と果実の個性を表現!自然派レ コステらしい飲み心地の良さが楽しめる「ビアンケット」
「ビアンケット 2017 レ コステ」
飲み心地と果実の個性を表現「ビアンケット」
リトロッツォ以上ビアンコ以下、飲み心地と果実の個性を表現したビアンケット。猛暑&水不足という過酷な2017ヴィンテージが入荷しました!「近年の酷暑は単純に糖分が上がるだけではなく、気温が40度を越える事も多い。そうするとブドウの果皮についている自然の酵母が、その熱で死滅してしまう。少ない酵母ではいつも以上に高い糖分を食い切ることが難しく、醗酵が途中で止まるという事態が増えてきてる。」そう話すジャンマルコ。
そのため、ビアンコやビアンケットについては、近年少しだけ果皮との接触を長くしてあげることで、醗酵を少しだけ補助するという考えに変わりつつあります。ですので、2017年は暑い年特有の詰まった果実味とエキス分、そしてやや強く感じる果皮の印象とタンニンを持ったワインになっております。しかしながら、やはり飲み心地の良さについては相変わらず、レ コステらしさを忘れていないビアンケットです!
まるで旨みエキスの塊!
ジャンマルコが絶対的な自信をもってリリースレコステ最高峰白「パイーノ」
「パイーノ 2012 レ コステ」
ジャンマルコが絶対的な自信をもってリリースレコステ最高峰の白「パイーノ」
ジャンマルコの祖父のニックネームから名づけられたレ コステ最高峰の白ワインの一つでジャンマルコが絶対的な自信をもってリリースする「パイーノ」。もう一つの最高峰白「Le Vigne piu Vecchie」が「調和」を表現するワインだとするならば、このパイーノは「融合」を意味するワインです。
樹上で最大限に凝縮を遂げているブドウのみを選別
樹齢60年を超える古い区画、Vecchia Vigna ヴェッキア ヴィーニャのブドウの中から、更に厳しい条件を満たした僅か200本のブドウ樹から収穫。その条件というのは結実が3房以下で、房が非常に小さいもの=樹上で最大限に凝縮を遂げているブドウのみを選別。収穫を極限まで遅らせ、樹上で脱水が始まるほど、、
強烈なエキスとタンニンを5年という歳月をかけて熟成!
一部には貴腐の兆候も見られるほどに完熟した、最高のブドウのみで造るビアンコがパイーノです。収穫したブドウは除梗せず、フリーラン果汁のみを使用。果皮の持つ要素を最大限に引き出すため、果皮と共に3か月のマセレーション。強烈なエキスとタンニンを5年という歳月をかけて熟成。完成するまでリリースしないというジャンマルコのこだわり、生産量はわずか 500 本程度、、、。レ ヴィーニェ ピウ ヴェッキエと並び、今のジャンマルコの考える最高の白ワインであるパイーノです。
透き通るかのような繊細さと古樹ブドウの深み!
最高のプロカーニコだけで醸造&ボトリング「レ ヴィーニェ ピウ ヴェッキエ」
「レ ヴィーニェ ピウ ヴェッキエ 2013 レ コステ」
「最高のプロカーニコだけで醸造&ボトリングしたら、一体どれほど凄いモノになるのか?」
現在、レ コステが管理している畑の中で、特に樹齢の古い区画(60~70 年)。その中でもごく一部、僅か 200 本程のプロカーニコに限り、最高に成熟したブドウが収穫できることに気づいたジャンマルコ。「非効率かもしれないけれど、この 200 本の樹から収穫した最高のプロカーニコだけで醸造&ボトリングしたら、一体どれほど凄いモノになるのか?」そんな彼の探求心によって生まれたワイン、le Vigne Piu Vecchie(もっとも古いブドウ畑の意)。収穫量は当然少なく、収穫したブドウは例年 500L の樽を 1 つ満たす程度、、、。
それでも、この素晴らしいブドウを単一で表現したいという、ジャンマルコのこだわりが凝縮したワイン。ボトリングされる量は 500 本足らず、リリースするタイミングは自身が納得してから、まさにこだわり尽くしたワイン。
「レ コステの生み出す最高の白ワインの一つ」
今回 2013 のリリース。素晴らしい集中力と均整美、Cru のような力強さではなく、透き通るかのような繊細さと、奥からあふれ出る深み。本当の意味での樹齢の古さ(良い状態で年を重ねる事)を感じられるワインだと思います。
樹齢がとても古いため、毎年死んでしまう樹も多いヴィーニャ ヴェッキア。「今年(2018)はもう収穫できないかもしれない」と話すジャンマルコ。希少、そして近い将来には無くなってしまう事が本当に惜しい、、、。レ コステの生み出す最高の白ワインの一つだと思います。