2015/12/02
高品質ソアーヴェの造り手として尊敬される「ピエロパン」徹底したこだわりにせまる!ソアーヴェが誇る造り手「ピエロパン」4代目オーナー・アンドレア氏来日トスカニースタッフのミサです(^^) 物腰柔らかなアンドレアさん、目が合うと優しく微笑んで下さり穏やかな印象でしたが、ソアーヴェについて語り始めると、そのまなざしが一変して真剣そのものに。 ピエロパンが単一畑で造る自信のソアーヴェ「カルヴァリーノ」と「ラロッカ」を飲み比べ!今回のセミナーでは、ピエロパンを代表する「ソアーヴェ クラシコ」の最新ヴィンテージ2014年をはじめ、単一畑で造る「ソアーヴェ クラシコ カルヴァリーノ」2013ヴィンテージ、「ソアーヴェ クラシコ ラ ロッカ」2013ヴィンテージ、さらに特別に「カルヴァリーノ」と「ラ ロッカ」の2006年のバックヴィンテージを飲み比べ。 まず、ノーマルの「ソアーヴェ クラシコ」ですが、こちらはガルガーネガとトレッビアーノ ディ ソアーヴェをブレンドして造られています。たっぷり感じられるミネラル感に、しっかりとした果実感があり、酸味の中にも柔らかさが感じられバランスのとれた味わい…ですが、2014年ヴィンテージは記録に残るような悪天候で、ブドウの生育も大変だったとのこと。アンドレアさん曰く、「だからこそ生産者の違いが現れるんだ!」。本当にそういった悪条件を感じさせない、フレッシュで飲みやすい1本です。 続いて「カルヴァリーノ」と「ラ ロッカ」の2つのクリュの違いを飲み比べてみました。 対して「ラ ロッカ」は石灰岩で粘土質の土壌。南向きに面した畑で、10月末頃のやや遅摘みされたガルガーネガ種ブドウ100%で造られています。より深い黄金色で、甘みのあるパイナップルやパパイヤなどのパッションフルーツを想像させる味わいに仕上がっていました。 時間を経ても変わらぬ驚きのポテンシャル!「ヴィンテージが進むとさらにその個性の”違い”が現れてくるんです」とアンドレアさん。 個人的には、よりフレッシュさと軽やかさが感じられる新ヴィンテージの方が好みではありましたが、寝かせれば寝かせるほど個性の違いを味わえる2つとのことなので、ぜひこの飲み比べ、お試しいただければと思います(^^) 驚いたのは、この「カルヴァリーノ」と「ラ ロッカ」、約1キロメートル程しか離れていない距離に位置しているそうで、見せていただいたカルヴァリーノの畑の写真からは、「ラ ロッカ」の畑名の由来となっているラ ロッカのお城が…! |
高品質ソアーヴェの造り手として尊敬される「ピエロパン」徹底したこだわりにせまる!
2015/12/09