世界三大スパークリングとしてシャンパーニュ(フランス)、カヴァ(スペイン)と並び称されていますが生産量では世界1で2020年時の実績でも、シャンパーニュ生産量(45万k/l)に対してプロセッコは103万k/lと倍以上になっております。
「プロセッコ」のフレッシュ&フルーティーを活かす独自の製法
高品質スパークリングの代名詞として挙げられるシャンパーニュには、瓶内二次発酵という一本ずつ瓶詰めしてから炭酸ガスを生成する方法が用いられています。この製法だときめ細かい泡を造ることが出来ますが、酵母に長く接触し特徴的なイースト香も加わります。この製法だとプロセッコの親しみやすいアロマは酵母の香りに負けてしまいます。ブドウの持つ本来の香りを優先した結果、プロセッコではシャルマ方式が多く採用されることになりたした。シャルマ方式は瓶内二次発酵に比べ手間がかからないため、生産コストを抑えることにも繋がりました。
プロセッコに使用されるブドウ グレラと補助品種
他に15%まで ヴェルディゾ、ビアンチェッタ、トレヴィジャーナ、ペレラ、グレラ ルンガといった土着品種に加えて、国際品種でもあるシャルドネ、ピノビアンコ、ピノグリージョ、ピノネロも認められています。
プロセッコの変革と高品質プロセッコの存在
シャルマ方式によって結果的にリーズナブルで大量にスパークリングが造れる事に、他の州や海外の生産者も着目して各地で生産されるようになりました。その全てが「プロセッコ」の名称で流通してしまっていた為、2009年にイタリアはプロセッコの使用品種を グレラ 変更して、プロセッコを原産地呼称化にすることでプロセッコの品質を守ることとなりました。
コネリアーノとヴァルドッビアーデネのプロセッコの丘と称される急傾斜で高標高地から造られるプロセッコはDOCGに認定されています。
特に際立ったクリュとしての呼称に「リーヴェ」。そしてプロセッコの最高峰とされているのが「カルティッツエ」DOCGプロセッコのわずか1%のみという稀少な畑からつくられるプロセッコです。
2021年より、公式にロゼもプロセッコDOCとして生産可能になりました。
オフドライからカクテルまで豊富なプロセッコの様々な楽しみ方
現地では中甘口のプロセッコに氷を入れてお昼下がりから陽気に楽しまれる事も多いです。その味わいから食前酒としてはもちろん、アペリティーヴォというイタリア独自の夕食前におつまみと一緒に飲みながら過ごす時間によく飲まれています。
その味わいのフレッシュで軽快さからカクテルにもよく多用されており、ヴェネツィア発祥のベリーニ(プロセッコxピーチ)やアペロールスプリッツァー(アペロールxプロセッコxソーダ)と多岐にわたり愛飲されるまさしく国民的スパークリングです。
ランチやディナー、パーティーまで、さまざまなシチュエーションの食事に合わせられるプロセッコ
多岐にわたる楽しみ方が出来るプロセッコは非常に華やかでフレッシュな果実感とちょっとしたビターさが特徴的です。ピクニックなどのアウトドアシーンやカジュアルに楽しむお料理が合わせやすいです。
BLTサンドイッチやハンバーガーとオニオンフライなどランチタイムにも使いやすく、モルタデッラなど塩気のあるシャルキトリーなどは甘さのあるスパークリングで流すのが心地よいです。現地ではイワシの南蛮漬けや塩だらを玉ねぎと牛乳で煮込んだバッカラ アッラ ヴィチェンティーナなどを合わせて楽しまれています。焼き物などよりは素材のフレッシュさを楽しむお料理の時に、気軽にお楽しみください。
大規模な生産者ならではの毎年安定した高品質のワインを提供するレ コンテッセのプロセッコ |
プロセッコ トレヴィーゾ エクストラ ドライ |
レ コンテッセの畑はコネリアーノ ヴァルドッビアーデネ地区の美しい丘陵地帯に位置しています。昔から伝わる伝統的農法を活かしながら、大規模な生産者である利点を活かし、最新の技術と経験豊富なエノロジストを呼ぶなど安定して高品質のワインを提供しています。爽やかさを連想させるクリアな色合い、華やかな香りと飲み心地の良さが自慢のアロマティックなスパークリングです。 |
プロセッコ生産者のトップ4に入る生産量を誇るカルテシミアが有機栽培で造るプロセッコ |
プロセッコ |
EUの有機認証を受けた畑のグレラ100%使用しています。ワイナリーの信条「クオリティが高く美味しい、かつ健全なプロセッコを沢山の方に飲んでもらいたい」により時間と手間をかけて育てたブドウを厳しく選別。一般的なプロセッコよりも長期間、澱と共に熟成させて仕上げています。こうすることで、特徴的な長い余韻とストラクチャーが生み出されます。有機認証を受けたブドウで造るワンランク上の味わいのプロセッコをお楽しみください。 |
プロセッコの父「カルペネ マルヴォルティ」世界中で愛される定番エクストラドライ |
プロセッコ コネリアーノ ヴァルドッビアーデネ スペリオーレ エキストラ ドライ |
カルペネ マルヴォルティの創業者のひとり、アントニオ カルペネはプロセッコのアロマを生かすことのできる醸造法「シャルマ方式」で初めてスパークリングワインを生み出した人物です。プロセッコ(現在の品種名グレラ)は生き生きとした果実を美しい花の香りが特徴のブドウ。シャンパーニュ方式(瓶内二次発酵)ではその個性を生かし切れないと考えていたアントニオ カルペネの試行錯誤が現在のプロセッコの歴史を開いたと言っても過言ではありません。だからこそアントニオ カルペネは「プロセッコの父」と呼ばれています。 |
サステナブルな生産プロセスを大切にする「ボルゴ アンティコ」のDOCGプロセッコ |
コネリアーノ ヴァルドッビアーデネ プロセッコ スペリオーレミッレジマート ブリュット |
1973年、コネリアーノに創業の「ボルゴ アンティコ」は、サステナブルな生産プロセスを大切にしています。グレーラの発酵時は約50%を約18時間コールドマセレーション、他の50%は全房発酵後ブレンド。果汁やワインの移動時は常にタンクやチューブに二酸化炭素を充填し、徹底して酸化を遮断するよう配慮を行うなど意欲的な生産者です。調和のとれた味わいが長く続き、一口飲むと続いて飲みたくなる味わいとなっています。 |
高品質プロセッコを造り出す「ソレッレ ブロンカ」!ボリューミーな果実味が光るプロセッコ |
プロセッコ ヴァルドッビアーデネ エキストラ ドライ |
「ソレッレ ブロンカ」が造るプロセッコは、ボリュームある果実味が特徴的です。しっかりとした伸びのある酸があり、非常にバランスのとれた味わいです。1985年に創業。現在は2代目の姉妹が中心となり生産を行っています。スプマンテの生産者としては珍しく20haの自社畑の葡萄のみを使用して生産を行う数少ない生産者です。このことが彼女達が目指すしっかりとした酒質を誇るプロセッコ造りを支えています。 |
ヴァルドッビアーデネの歴史的な造り手ニーノ フランコが奏でる、繊細で果実味に富んだプロセッコ「ルスティコ」 |
ルスティコ プロセッコ コネリアーノ ヴァルドッビアーデネ スペリオーレ ブリュット |
ヴァルドッビアーデネ村で1919年創業した”ニーノ フランコ”「ルスティコ」です。グレラを100%使用。ステンレスタンク発酵のシャルマ方式で約1ヶ月間の瓶熟を経て出荷します。ラベルにはヴィンテージ表記は入っていませんが単一ヴィンテージでボトリングしています。白い花やフルーツの持続性のある香り。繊細で果実味に富んだ、クリーミーで清々しい味わいのプロセッコです! |
三大プロセッコ「ルッジェーリ」の看板ワイン!バランスの良い辛口「クアルテーゼ」 |
クアルテーゼ プロセッコ ヴァルドッビアーデネ スペリオーレ ブリュット |
ヴァルドヴィアーデネとトレヴィーゾ北部のDOCG認定地区のブドウを使用、三大プロセッコ生産者「ルッジェーリ」の看板ワインです。持続性のある泡が特徴。リンゴのフレーバーが繊細な泡と一緒に口の中で華やかに広がります。エレガントで華やかな味わいが口いっぱいに広がる心地よい辛口のプロセッコです。 |
プロセッコの名手ベッレンダのエレガントなプロセッコ ロゼ! |
フラテッリ コスモ プロセッコ ロゼ エクストラ ドライ |
多方面でその品質を絶賛されるワイナリー「ベッレンダ」のプロセッコ ロゼです!グレーラとピノ ネロを使用しています。輝くような淡いピンク色で泡はシルキー。チェリーやラズベリー、野イチゴなどの豊かな果実味にさわやかな酸が感じられます。しっかりとした骨格があり、調和のとれたエレガントなワインです。 |
DOCGヴァルドッビアーデネでわずか3%しかないトップ区画「リーヴェ」!実力派ヴァル ドッカの「サンピエトロ ディ バルボッザ」 |
プロセッコ ヴァルドッビアーデネ スペリオーレ ブリュット リーヴェ ディ サン ピエトロ ディ バルボッザ |
DOCGプロセッコの生産所有面積が第1位、さらにヴァルドッビアーデネエリアの1割を所有する実力派生産者ヴァル ドッカがつくる「リーヴェ」です。「サン ピエトロ ディ バルボッザ」のブドウを使用した上級プロセッコは、プロセッコらしい爽やかさに加えて、上品な複雑味が表現されています!「リーヴェ」は43区画認められていますが、全部合わせても、DOCG全体のわずかに3%ほどの稀少な区画です。各リーヴェのテロワールをより表現するために、収量制限はDOCGプロセッコよりも更に厳しくなります。 |
プロセッコのリーダー的存在アダミの「カルッティツェ」!最上のテロワールを誇るたったひとつのコムーネから産み出される最高級品 |
プロセッコ ヴァルドッビアーデネ スペリオーレ カルティッツェ ドライ |
誰もが認める最高峰!アダミの「カルティッツェ」です。アダミが位置するDOCGヴァルドッビアーデネのエリアは、ヴェネト、フリウリに広がる広大なDOCプロセッコのエリアの中でもほんの極一部であり、さらにカルティッツェは、最上のテロワールを誇るたったひとつのコムーネからのみ産み出されます。DOCGプロセッコ全体のわずか1%のみという稀少な畑です。キメ細やかな泡や華やかな香りにプロセッコとは思えないほどのボディ感が楽しめます。 |