ワイン生活を彩る!おすすめワイングッズ

2024/04/22

ワイングッズ
いつかは欲しい憧れのアイテムなど拘りだすとキリがないワインアイテム。ここでは、気軽に身近に!ワインをご自宅で楽しむためのおすすめグッズをいくつかご紹介していきます。

必需品「オープナー」

ワインオープナーには、T字型やウイング型、スクリュープルに電動式など様々なタイプがあります。悩んだ時は、ソムリエナイフを選んでみて下さい。ソムリエナイフと聞くとプロの方が扱う道具で、どうも難しそうなイメージがありますが、慣れてしまえば簡単にワインを開けることが出来ます。T字型は抜栓するのにかなりの力が必要で、失敗すると瓶が割れるなど危険を伴います。ウイング型やスクリュー式、電動式は扱いは簡単ですが、スクリュー部分がソムリエナイフよりも太いものが多く、コルクが折れたりボロボロに崩れる原因になることもあります。
様々なオープナーのシルエット

ソムリエナイフは、大きく2種類に分かれます。1本目に選ぶべきは、フックが2つあるダブルアクションタイプと呼ばれるものです。2段階に分けて抜栓(コルクを抜く)するため、調整がしやすく扱いやすく、お手頃価格のものが多いのでお勧めです。フックが1つのシングルアクションタイプは多くのソムリエの方々が使っていますが慣れるまでは少し難しく感じます。

大切なポイントは、コルクにスクリューを正しく差し込むことです。コルクの中心にまっすぐ根元まで差し込むことを意識してください。このあとは、コルクを引き上げていきます。テコの働きを利用しているので、少ない力で栓を開けることが出来ます。コルクが固く感じる時こそ、余計な力が加わりがちです。コルクを“真上へ”のイメージを大切にナイフの柄を引き上げてください。

ダブルアクションタイプのソムリエとプロング式・二枚刃タイプのオープナー
オールドヴィンテージのコルクは、経年により脆くなっている場合があります。このようなタイプのワインには、プロング式・二枚刃タイプのオープナーがおすすめです。スクリューのないオープナーで、二枚の刃でコルクを挟み、引き上げます。昔、執事が主人のワインをこっそり盗み飲むをするのに用いられたことから、「バトラーズ・フレンド」という呼び方もされます。使い方も簡単ですので、ひとつ持っておくと安心のアイテムです。
※二枚刃タイプのオープナーをプラスチックのコルクに使用すると瓶口が割れてしまうことがあるので、絶対に使用しないようにして下さい。

最後に、コルクが固くて開けられないとスパークリングワインの抜栓に困ったときの強い味方!スパークリングワイン専用のオープナーをご紹介します。シャンパンオープナーと呼ばれることが多く、コルクの固いスパークリングワインも楽々と開けることが出来ます。レバータイプやハンドルタイプなど種類がありますが、どれも使い方は簡単です。スクリューはなくコルクを挟み込んで抜栓していきます。オープナーを使えば、手が痛くなることもなく、コルクが飛んでいってしまうこともありません。持っていて損はない便利アイテムです。

コルクが折れてしまったとき
ソムリエナイフのスクリューを再度差し込み、折れたコルクを抜き出すことが出来ますが、うまく抜き出せるかは腕次第となります。二枚刃タイプのオープナーを持っている場合は、こちらを使ってください。

コルクが、瓶の中に落ちてしまった。上手くコルクを開けることが出来なかったので、わざと落とした。ワインを開けていれば、こんなことにも遭遇します。コーヒーフィルターやキッチンペーパーを使い濾してしまいましょう。濾すのに抵抗がある方には、ボトルの中に落ちてしまったコルクを取り出すためのアイテム(コルクリフター)やタコ糸を使ったコルク引き上げなどの方法もあるので検討されてみても良いかと思います。コルクを落としたまま、ゆっくりと注いで飲まれてもOKです。気になったコルクの破片があれば、スプーンで取り除いても構いません。ハプニングに対してあまり神経質にならず、ワインを楽しんで下さい。

ワインを楽しむためのグラス

様々な形のワイングラス

ワインを楽しむアイテムで重要なポジションを担うのが、グラスになります。グラスの形状によって、味の感じ方が大きく変わってきます。基本的には、飲み口のガラスが薄いものを選ぶと良いと思います。割れてしまわないか心配と思いますが、口当たりの良さに直結する大切な要素となります。

大きさも形も様々なワイングラスですが、最初の一脚として購入するなら、小~中ぶりのボルドータイプ、または白ワイングラスと呼ばれる卵型をしたグラスがおすすめです。万能型とも呼ばれ、白・ロゼ・赤ワインはもちろんのことスパークリングワインもお楽しみいただけます。

また、ワインが空気に触れる面が少なくし、炭酸ガズが逃げにくいという機能を追求したフルートグラス(細長いグラス)は、長年スパークリングワイン用のグラスとして重宝されてきました。現在のスパークリングワインのグラスは、フルートグラスに変わり白ワイングラスのようなチューリップ型のグラスが主流となっています。技術の進歩により、泡を継続させながらも、香りを開かせることが出来る機能性に優れた専用グラスです。また大きく膨らんだボウルを持つブルゴーニュグラスは、ワインをより沢山の空気に触れさせ味・香りを開かせてくれる特徴を持ちます。飲むワインのタイプやシチュエーションによって、グラスも選べると楽しいですね。

ところで、ワイングラスの収納場所に困ったことは、ありませんか?
週に1回程度は、ワインを飲むという方は、ワイングラスをキッチンの吊り戸にぶら下げる収納方法もおすすめです。たまにしか飲まないよという方は、埃や油からグラスを守るため、出来れば棚にいれておきたいところです。ワイングラスの機能はそのままに、ワイングラスの脚(ステム)が短くなったものや、脚のないデザインをしたグラスもあります。ご自宅に合ったものを探して見てください。

ワインのための温度管理

ワインの温度調節が簡単にできるのがワインクーラーです。氷と水、急ぐ場合には塩を加えるなどしてワインボトルの温度を調整していきます。存在感があり、雰囲気抜群ではありますが、氷の準備やスペース問題などデメリットもあります。

家庭で扱いやすいアイテムは、氷や水を使わないタイプのものです。適温まで冷やしたワインの温度をキープできる魔法瓶タイプは、スタイリッシュなデザインも魅力的です。高機能になればなるほど、価格も上がっていく傾向があります。リーズナブルなものをお探しの方には、保冷剤タイプがおすすめです。冷凍庫でしっかりと冷やしボトルに被せて使います。省スペースでアウトドアにも適しています。冷蔵庫とテーブルを行ったり来たりせずにゆったりとワインを楽しむことが出来るお勧めのアイテムです。

ワインセラー
ワインの温度・湿度管理ができ、ワインを安心して保管できるワインセラー。いつか手に入れたい憧れのアイテムです。最近では、デザイン性にも優れた省スペース型なども展開されており、見ていると欲しくなってしまいますね。購入を検討する際は、日常消費用のワインの保管が目的なのか、長期保管を目的としたセラーなのか、設置場所などをポイントを抑え、ご家庭にピッタリのセラーを見つけてください。

あったら嬉しいワイングッズ

デキャンタ

デキャンタ
デキャンタとは、ワインを入れるガラス容器のことです。デキャンタにワインを移す作業をデキャンタージュといいます。グラスに注いだ赤ワインを飲んでみて、思っていた感じと違うと思ったときに試していただきたい作業です。移し替えをすることにより、ワインが空気に触れ、閉じていた香りが開いたり、タンニンをまろやかにする効果があります。澱の溜まったワインの上澄みだけを移し替えたいときにも有効です。また「還元臭」と呼ばれる酸素を極端に避けた醸造によって起こる、腐った卵や排水溝を彷彿とさせる不快な臭いを取り除ける可能性もあります。

全ての赤ワインをデキャンタージュすれば良いと言うわけではなく、デキャンタージュに向かないものも多くあります。見極めが難しい場合は、大きなグラスを購入することも検討してみてください。デキャンタージュを行わずにグラスを回すだけでも大きな効果が得られます。澱を取り除きたいときは、デキャンタージュの有無以前にボトルを数日前から立てて保存し、しっかりと澱を沈めることが大切となります。ワインボトルに触れる際は、細心の注意を払い静かに注ぐように気を付けてください。

※ヴィンテージワインを飲む際、レストランではパニエというカゴをよく使います。セラーで寝かしていたワインを寝かしたまま抜栓し、グラスやデカンタに注ぐことが出来るので、事前にボトルを立てておく必要がありません。

ワインストッパー
ワインを1本飲み切れなかったとき、翌日以降に残しておくためのおすすめのアイテムがあります。「ワインストッパー」と呼ばれており、密閉してワインを酸化から守るキャップです。シンプルに被せるタイプ、真空状態に近づけるポンプタイプなどいくつか種類があります。もちろんコルクを差し戻しておいても構いませんが、密閉度ではワインストッパーには敵いません。コルクを差し戻すことが難しいスパークリングワインは、炭酸ガスを逃さないためにも専用のストッパーがあると便利です。

番外編

乾杯

気持ちの良い日は、外でワインを楽しんでみませんか?おすすめアイテムは、ワインホルダー付きのおりたたみテーブルです。アクシデントは付き物の外飲みですが、せっかくのワインが倒れてしまった。グラスが割れてしまった。風が強くグラスを置くことが出来ないなどなどの悩みを解決してくれます。

便利なワイングッズは、まだまだ沢山ありますが、今回は使用頻度の高いアイテムを中心にご紹介させていただきました。お気に入りのアイテムを揃えて、ワイン生活をより快適に楽しんでみて下さい。