2013年5月22日 ソッティマーノ社 エレナ ソッティマーノさん
ソッティマーノ社 エレナ ソッティマーノさん来社 |
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「ソッティマーノのバルバレスコは神の域だ」と世界的ワイン評価誌に絶賛されたソッティマーノ。4つのクリュバルバレスコは常に高い評価を受けていて今やバルバレスコを代表する造り手として知られています。ワインのイメージから勝手に厳しい雰囲気の造り手さんなのかと想像していたら、優しそうなエレナさんがニコニコしてやってこられました。 | ||||||||||
両親と子供2人の家族4人で仕事の全てを行う家族経営ワイナリー |
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ソッティマーノは私と兄のアンドレア、そして両親の4人で経営しています。1975年に父のリーノソッティマーノによって設立、今は兄のアンドレアもエノロゴとして父と一緒にワイン造りをしています。
ワイナリーがあるのはネイヴェのコッタです。畑は全部で16haありますが、ネイヴェとトレイゾに点在しています。畑には化学薬品は一切使いませんし、酵母も野生酵母だけを使い、ろ過も清澄もやりません。 |
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一流ドメーヌに樽を納入する樽職人フランソワ フレールの樽を使い始めたのが転換期 |
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バローロボーイズによってもたらされたバリックとテロワールの概念はソッティマーノにも大きな影響を与えます。設立してしばらくしてバリックを使い始めましたがなかなか思うようなものができませんでした。そのうちに兄のアンドレアがフランス修行中に知り合った生産者からフランソワフレールを紹介されます。フランソワフレールは、DRCを始めイタリアではガヤ、サッシカイア、オルネッライアなど超一流生産者に樽を納入する樽職人。
彼はとにかく私たちのワインのことをよくわかってくれています。とても小さな樽メーカーなので顧客を選んでいるようですが、私たちは彼の樽を使うことができて本当にラッキーでした。10年ぐらい経ちますが、それまでに色々な樽を試して、フランソワフレールの樽がベストです。 試飲をしながらさらに詳しい話を聞いていきました。 |
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■インタビューを終えて | ||||||||||
クリュへのこだわりが樽へのこだわりにつながっていることがお話しを聞いてわかりました。実際に飲むとワインの中にバリックのニュアンスはほとんど感じないのですが、ソッティマーノの追求する「バランスの良いエレガントなワイン」のスタイルが伝わってきます。 テロワールの違いが造る香りと味わいの個性の違いの面白さ。これこそがソッティマーノのバルバレスコを楽しむ醍醐味だと感じました。 | ||||||||||
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2013年5月22日 ソッティマーノ社 エレナ ソッティマーノさん来社
2013/05/22