『ワインエンスージアスト』97点!鬼才フランケッティの最も標高の高いクリュ「ランパンテ」

2016/08/05

トスカーナの鬼才フランケッティ氏が挑んだシチリアエトナのテロワール

パッソピッシャーロ
アンドレアフランケッティ氏といえば、トスカーナでテヌータ ディ トリノーロを造り出した鬼才と呼ばれる程の栽培から醸造まで細部にわたり完璧を貫く生産者。彼が次に挑んだのが、シチリア北西部に位置する5000年以上のブドウ栽培の歴史を持つエトナの火山性のテロワールを表現したワインパッソピッシャーロです。フランケッティ氏は2012年1月にトスカニーにも来てくださいましたその模様はこちらからどうぞ☆☆☆

 

 

樹齢100年を超える貴重な古木が広がる畑
火山灰と溶岩が風化し粉末化した土壌はミネラルを豊富に含み、しっかりと根ざしたブドウ樹は、地中深くから養分を十分に取り込み、シチリアの豊かな日照とエトナ山頂3000mから吹き下ろす冷たい風により、ブドウの実はゆっくりと成長を遂げます。そこには樹齢80~100年を超えるという、貴重な古木のネレッロマスカレーゼ種が広がっています。

 

ブルゴーニュに負けず劣らず畑の個性を表現出来るクリュエトナ「コントラーダ」
パッソピッシャーロ

日差しは暑いですが、8月でさえ午後は肌寒く感じるほどの特殊な気候を有するこの地で、豊かなアロマとアントシアニン、酸が育まれます。収穫はシチリアとは思えないほど遅い11月でじっくりと時間をかけて育った果実には、エトナのテロワールが凝縮しています。そして2008年には新たに4つのワインが加わることになります。「キアッペマチーネ」「ポルカリア」「シャラヌオーヴァ」「ランパンテ」と、畑の名前(Cru)が入ったコントラーダシリーズです。フランケッティ氏は、「この地はブルゴーニュに負けず劣らずの畑の個性を表現できるエリアである」と確信していたので、標高やテロワールで違う個性を持つ畑を単一畑としてワインに反映させています。

 

フランケッティで最も標高の高いクリュ「ランパンテ」

コントラーダ ランパンテ
 「コントラーダ  ランパンテ 2013 年
標高1000メートルに位置する4つのコントラーダの中で最も標高が高い畑となります。1.7ヘクタールの畑には樹齢100年を超えるネレッロ マスカレーゼが栽培されています。『ワインエンスージアスト』で97点のハイスコアを獲得しています。「輝きを放つ魅力的なワインだ。うっとりさせられる極めて優美な芳香を持っている。絹のように滑らかな口当たり、しなやかなタンニンと輝かしい酸味が完璧なバランスを成している」と絶賛されています。ミネラルに富んだ果実の旨み、しなやかなでエレガンスに満ちたスタイルはブルゴーニュのシャンボールミュジュニーを彷彿させます。

 

 

 

深くリッチなアロマと凝縮感!「コントラーダ シャラヌオヴァ」

コントラーダ シャラヌオヴァ
コントラーダ シャラヌオヴァ 2013 年
「シャラヌオヴァ」はランパンテに比べ、果実の凝縮感と複雑なアロマが感じられる芳醇な口当たりが特徴です。畑は僅か1ヘクタールで標高は850~900メートルに位置し、日中帯、日が沈むまで太陽を最後まで見届ける場所にあり恵まれたブドウが育ちます。『アントニオガッローニ』で94点を獲得し「深くリッチなアロマと凝縮感があり滑らかで精妙な余韻がある」とその高い完成度を絶賛しています!力強さと複雑性があり、コートドボーヌのグランクリュと彷彿させるスケール感と味わいがあります。

 

 

どちらも僅か2000本程しか差生産されない希少キュヴェです!フランケッティ渾身の「コントラーダ」是非お試し下さい!!