|
|
|
|
|
|
|
2018年4月2日 モンテ デル フラ社 シルヴィア ボノモさん
『ガンベロロッソ』8年連続最高賞&世界的評論家達も舌を巻く驚きのコスパ!クストーザ最大の造り手「モンテデルフラ」
|
|
|
|
モンテデルフラ社はヴェネト州クストーザ地区に1958年創業の家族経営のワイナリーです。僅か1ヘクタール程の小さな農園からスタートし、ビジネスセンスに長けた祖父エリージョと醸造担当の父クラウディオのコンビで瞬く間にエリア最大の造り手に。トップキュヴェ白「カデルマーグロ」は『ガンベロロッソ』8年連続最高賞を獲得し、クストーザ地区のみならずイタリア全土を代表する白ワインとして世界中で賞賛されています。
エリアを代表する「バルドリーノ赤」、「バルドリーノ キアレット(ロゼ)」は1300円台の価格ながら『アントニオガッローニ』、『ワインエンスージアスト』で90点以上を叩き出す「驚きのコストパフォーマンス」があり世界的評論家たちも舌を巻く高評価を得ています。輸出マネージャーのシルヴィア ボノモさんにお話を聞きました。 |
|
1958年、1ヘクタールの畑からワイナリーを創業
|
|
1958年、1ヘクタールの畑からワイナリーを創業
まずワイナリーについてお話させていただきます。私達のワイナリーは家族経営です。創業は1958年、祖父エリージョと父クラウディオがクストーザ地区ソンマカンパーニャでワイナリーを立ち上げました。
当時は1ヘクタール程の小さな畑から始め、桃やアプリコットの果樹も栽培していました。父は最初からワイン造りをメインに考えていました。父は醸造家としてカンティーナ内を担当し、祖父は栽培とセールスを担当していました。写真の左下が父クラウディオ、その上が母、右下は祖父エリージョ、その上が祖母になります。
ビジネスセンスに長けた祖父と父で少しずつ畑を購入していく
祖父のエリージョはビジネスセンスに長けていて、まず桃の販売で成功を収めました。そのおかげで、ブドウ畑を新たに購入することが出来ました。ワインですが、当初は地元のレストランの為にワインを造り販売していました。ワイン造りを始めた当時はお金もなかったので、瓶にかかるコストを抑える為にレストランに卸したワインが空いたら、同じボトル新たにワインを詰めて販売する量り売り方式を採っていました。そうして少しずつ新たに畑を購入していきました。 |
|
|
|
自然を尊重したサステナブル農法を採用
|
|
現在はクストーザとヴァルポリチェッラエリアに計200ヘクタールの畑を所有
現在はワインのみを生産していて、所有する畑は現在200ヘクタールにまでなりました。クストーザとヴァルポリチェッラのエリアだけでも約100万本(総生産180万本を生産しています。ヴァルポリチェッラはクラシコ地区に畑を所有しています。
カンティーナはヴェローナから15キロほど進んだガルダ湖近隣のクストーザ地区、ソンマカンパーニャにあります。急な丘では無く比較的緩やかなエリアです。この地図ではクストーザ地区とソンマカンパーニャと地区は離れているように見えますが、たった2キロ程しか離れていません。白は4品種をブレンドするクストーザ、赤はバルドリーノ、ロゼはバルドリーノ キアレットを造っています。
自然を尊重したサステナブル農法を採用
栽培はサステナブル農法を採用し、自然を尊重した栽培を行っています。クストーザエリアではグイヨ仕立ての栽培で80%が機械摘み、20%が手摘みです。カデル マーグロは必ず手摘みで行われます。ベーシックラインは機械摘みですが、ブドウを傷つけないように収穫出来る機械を採用しています。
クストーザ以外ではヴァルポリチェッラクラシコ、ソアーヴェにも畑を所有しています。規定により醗酵が終わるまでは収穫された同じエリア内で行わなければならない為、ヴァルポリチェッラには醸造所を造りました。昨年畑を50ヘクタール買い足し、同エリアのネグラーレ地区にアパッシメントだけを行う場所を造りました。
ソアーヴェは委託醸造でワインを造っています。私達は畑での仕事が何よりも重要であると考えています。異なるエリアの畑で良い品質のブドウ栽培が出来るように努めています。 |
|
|
|
地元、ヨーロッパ各国で愛されるモンテデルフラのワイン
|
|
厳しい温度管理で香ばしいアロマ、エレガントな味わいのワインを産み出す
醸造担当の父が常に気をかけている事は「温度管理」です。収穫時は涼しい時間帯の朝早くから収穫を行います。収穫されたブドウは圧搾され4度に保たれます。この温度を保つ事で菌の繁殖を防ぐ事と、亜硫酸塩の添加を通常の1/2程度に抑える事が出来ます。醗酵は10度で行われます。一連の作業により出来上がるワインに香ばしいアロマ、エレガントな味わいが産まれます。
地元、ヨーロッパ各国から買い求めに来る大人気のワインショップ
カンティーナにはワインショップが併設されていて、そこでの販売が非常に大きいです。地元の方や観光ツアーの方などが毎日たくさん訪ねてきます。
現在49ヶ国にワインを輸出していますが、一番大きな販売金額をもたらすのはこのワインショップなんですよ。(凄いですね!)ボトルだけでなくタンクからの販売もしていますよ。ボトル販売のワインは一番搾りの果汁を使ったもので、タンク販売のワインはその後に絞ったものです。タンク販売では細かな濾過は行いません。
54リットルワインを買い求めに来る方も
ショップの一日の販売金額が平均5000ユーロとなっています。北イタリアは勿論、フランス等近隣の国から来て車にたくさんワインを積んで帰る方も多いです。中には54リットルの大型ダミジャーナ(ガラス瓶)のワイン買って帰る方もいます。一か月後に空になった54リットルのダミジャーナをまた持ってきてワインを購入されます。週末はとても忙しいですよ! |
|
『ガンベロロッソ』8年連続最高賞白!「カデルマーグロ」
|
|
『ガンベロロッソ』8年連続最高賞白!「カデルマーグロ」
カデルマーグロはクストーザの丘にある日当たりの良い斜面に広がる7ヘクタール程の小さな畑の名前です。直訳すると「痩せた人の家」という意味なんですが、記録が無いので詳しくは解っていません。1980年代は他の名前でリリースしていました。品質は今とは違うワインでした。年々品質が上がってきて、カデルマーグロとしては1998か1999ヴィンテージ頃からリリースしています。
カデルマーグロと他のワインが異なる点はまず、ブドウの樹齢です。平均40~50年のブドウから造られています。クストーザをの名乗るにはガルガーネガ、インクローチョ マンツォーニ、トレッビアーノトスカーノ、コルテーゼの4品種のブレンドが不可欠になります。
カデルマーグロは8年連続で『ガンベロロッソ』最高賞トレビッキエリ(2008~2015)を獲得しています。国際的なワイン専門誌『ワインスペクテーター』、『ジェームズサックリング』でも高い評価を得ました。カデルマーグロの良さはワインの質の高さにもありますが、料理とのアッビナメントを楽しむワインでもあります。49ヶ国で販売していますが、それぞれの国々の異なる料理と合わせる事が出来る、幅の広さがあります。白身肉、お魚料理は勿論、生姜に似た香りのニュアンスも取れるので、和食にも合わせやすいと思います。
長期熟成にも耐える「カデルマーグロ」
最近カデルマーグロの2000ヴィンテージから垂直試飲を行いましたが、どれも素晴らしいワインでした。リリースから7年位は若々しくフルーティーな印象が続きます。その後2年程変化の時期を経て、それ以降は爆発的な香りへと変化していきます。ペトロールのニュアンスや、ミネラルの香りが顕著になります。 |
|
1000円台前半の価格帯ながら評論家も舌を巻く高評価!
|
|
Q.バルドリーノエリアでの中でロゼと赤の生産量の割合は?
バルドリーノとバルドリーノロゼの比率はほぼ半々ずつくらいでしょうか。近年国際的にロゼの需要が増えていますが、地元では伝統的に赤ワインが圧倒的に多いです。コストパフォーマンスの良いロゼはジョーカーと言うか、すぐに楽しめて幅広く料理と合わせる事が出来る、いわゆる「万能なワイン」と言えますね。バルドリーノキアレットがフランスでの消費が増えている事も、フランスのロゼにはないコストパフォーマンスがある事が言えると思います。お寿司、和食にも合います。
1000円台前半の価格帯ながら評論家も舌を巻く高評価!
バルドリーノ キアレット2016年が『アントニオガッローニ』で90点を獲得。「非常にフローラルなアロマで長い余韻とフレッシュな味わいがある」と絶賛されています。一方、バルドリーノ赤2016年は『ワインエンスージアスト』92点。「黒コショウとベリーのアロマがあり、非常にバランスの取れた味わい」と1000円台前半の価格帯ながら評論家も舌を巻く素晴らしい評価を得ています。
その他モンテデルフラのヴァルポリチェッラ クラシコ2016年が『ワインエンスージアスト』90点、ヴァルポリチェッラ クラシコ スーペリオーレ リパッソ 2015年が『ジェームズサックリング』92点、アマローネ2012年が『ワインエンスージアスト』93点を獲得する等、全てにおいて価格帯を超えた素晴らしい品質で世界中から高い評価を得ている事が解ります。
4つの品種を使う白「クストーザ」のブレンド比率に規定はありますか?
ガルガーネガは40~60%の範囲、コルテーゼは最大20%まで、インクローチョ マンゾーニは最大30%まで、トレッビアーノトスカーノは最大20%までと細かく決められています。年によって変わりますが、私達のブレンドはガルガーネガ50%、インクローチョ マンゾーニは10%、その他の品種でアジャストします。良いシェフが素材を厳選するように、良いブドウを厳選してこそ、良いワインが産まれます。地元クストーザでは特に夏の定番として飲まれていますね。地元のレストランでも多く使用されている地元で愛されているワインです。
それでは試飲をしながらワインについてお話ししましょう |
|
|
|
『アントニオガッローニ』絶賛のロゼ!抜群の完成度と幅広く料理と楽しめる辛口ロゼ |
|
|
バルドリーノ キアレット 2016 |
|
|
ガルダ湖の東部エリアから造られるロゼ(キアレット)です。年間15万本造っています。1週間前、200社集めた「アンテプリマ バルドリーノ キアレット」コンクールで300銘柄中6位になりました。近年は色の濃いロゼではなく、淡い色調のデリケートな味わいのロゼが人気があります。バルドリーノ産のロゼがイタリア全体で好まれている理由としてフルーティーさがあって爽やかな味わいがある事です。そして料理とのアッビナメント(相性)も良い事が言えます。コストパフォーマンスの良いロゼはジョーカーと言うか、すぐに楽しめて幅広く料理と合わせる事が出来る、いわゆる「万能なワイン」と言えますね。バルドリーノキアレットがフランスでの消費が増えている事も、フランスのロゼにはないコストパフォーマンスがある事が言えると思います。お寿司、和食にも合います。 |
|
|
試飲コメント:桃の花を思わせる上品なピンク色。キイチゴやフサスグリ等、森の小さな赤いフルーツや花畑の香りに酸味の強いリンゴに似たフレッシュで軽やかなタッチの香りが綺麗に寄り添っています。奥底にはシナモンやチョウジ、ヴァニラといったスパイシーさが潜んでいて単調にならず心地よいアクセントを感じる飲み心地の良さがあります。中盤から小さな赤い果実が口いっぱいに広がりジューシーな美味しさ。この価格帯では抜群の完成度と間口の広さを誇る辛口ロゼ。ピッツァ、生ハム、サラミ、赤酢を使った寿司、漬けマグロ、サーモングリル、ハムカツ、焼き鳥、イチゴのフルーツグラタンとジャンルを問わず幅広く料理と楽しめます。冷蔵庫に常備しておきたい万能ロゼ。 |
|
目の詰まった豊かな果実感と心地よい酸味!モンテデルフラ社が手掛けるお買い得「ソアーヴェ」 |
|
|
ソアーヴェ クラシコ 2016 |
|
|
火山性土壌のガルガーネガ100%のワインです。果実味、ミネラル感、ストラクチャーがあるワインです。私が一番好きなアッビナメントはお魚料理です。シンプル、若しくは複雑な味わいのお魚料理にも合います。2008年からソアーヴェを造っています。海外ではヴェネトの白となると必ずと言って良い程「ソアーヴェ」のリクエストがありますね。逆に私達の地元のクストーザ地区ではソアーヴェは殆ど販売されていません。ですので、必ず品質の高いソアーヴェを造りたいと思っていました。私達のソアーヴェが熟成するとハチミツやグリーンティー(日本茶)のニュアンスが感じられます。 |
|
|
試飲コメント:麦わら色を帯びた輝く淡い黄色。ブドウの花やサクランボ、ニワトコ等のフレッシュでデリケートな香り。目の詰まった豊かな果実感と心地よい酸味とミネラルのバランスが秀逸です。中盤から広がるアロマティックさと心地よい余韻が魅力的な辛口白ワイン。魚介のリゾットや魚料理、白身のお肉、フレッシュチーズや、やや熟成したチーズ、ケークサレ、野菜のスープや卵料理に。 |
|
キレがあり奥深く豊かな味わい!素晴らしい完成度を誇るリーズナブル白「クストーザ」 |
|
|
クストーザ 2016 |
|
|
私達の看板ワインになります。規定で定められた4品種から最大8品種までのブレンドが認められています。ガルガーネガ、トレッビアーノトスカーノ、コルテーゼ、インクローチョマンゾーニを使用しています。収穫時期は涼しい早朝に行います。醗酵は品種事に別々に行います。ガルガーネガは40~60%の範囲、コルテーゼは最大20%まで、インクローチョ マンゾーニは最大30%まで、トレッビアーノトスカーノは最大20%までと細かく決められています。年によって変わりますが、私達のブレンドはガルガーネガ50%、インクローチョ マンゾーニは10%、その他の品種でアジャストします。良いシェフが素材を厳選するように、良いブドウを厳選してこそ、良いワインが産まれます。地元では特に夏の定番として飲まれていますね。地元のレストランでも多く使用されている地元で愛されているワインです。 |
|
|
試飲コメント:グレープフルーツや白い花に、石灰、ミネラル、レモンやリンゴのニュアンスが綺麗に重なる、清々しく伸びやかな香りの印象です。充実したミネラルと軽快でフレッシュな果実味に綺麗な酸味とほろ苦くドライな余韻が心地良く感じられます。ブドウの巧みなブレンドによる味わいは、キレがあり、すっきりとしていながらも奥深いもので余韻も豊か。非常に完成度の高いリーズナブルワインです。7種のブドウのブレンドによる味わいの深さと風味の良さはこの価格帯のワインでは飛びぬけた素晴らしいパフォーマンスがあります。単体で飲んでも十分楽しめますが、幅広く料理との合わせやすいワインです。特にサラダや甲殻類を使った前菜との相性はすこぶる抜群です。またミネラル感とフレッシュさに合わせて川魚の塩焼き等とも楽しめるワインです。是非一度お試しください。 |
|
伸びやかな酸とミネラルに溶け合う深い果実感!旨味あふれる最高峰クストーザ |
|
|
クストーザ スーペリオーレ カ デル マーグロ 2015 |
|
|
カデルマーグロと他のワインが異なる点はまず、ブドウの樹齢です。平均40~50年のブドウから造られています。使用するブドウの約30%がインクローチョ マンゾーニ種です。このブドウはワインに骨格と長期熟成に耐える特徴があります。数年前、生産者協同組合が放棄したブドウ畑を購入しました。その畑の古いブドウを調査したら、インクローチョ マンゾーニが植えられている事が解ったのです。4年前からインクローチョ マンゾーニをカデルマーグロに使用しています。私達の働きかけで、規定でクストーザにインクローチョマンゾーニを使用することも認められました。以前は樽を使っていましたが、現在は使っていません。シュール リーで翌年の5月末までステンレスタンク内で寝かせます。ろ過作業後、約6ヶ月間の瓶内熟成を経てリリースされます。 |
|
|
試飲コメント:白い花やゴールデンデリシャス、カリン、桃、レモンや西洋梨のフルーツの豊かな香りに圧倒されます。凛としたクールなミネラル、石灰、ジンジャーブレッドに香ばしいアーモンドや奥底に秘めたハニーシロップのニュアンスの複雑な要素が美しく重なり、奥深く印象的な豊かさがあります。伸びやかな酸味と溢れんばかりのミネラルの旨みが口中に清々しく広がります。表情が豊かで、温度が上がるとより強い果実味が感じられ、酸とミネラルに隠れていた古木由来の深い果実感が顔を出してきます。甲殻類だと、手長エビをハーブをまぶしてグリルしたものや、お肉料理だと白身肉で鶏肉のオーブン焼きや北京ダック、岩牡蠣や寿司等も相性が良く、合わせる料理の幅の多い、実に懐の深いワインです。 |
|
みずみずしく調和のとれた超コスパ赤「バルドリーノ」冷やしても楽しめる心地よい飲み口 |
|
|
バルドリーノ 2016 |
|
|
コルヴィーナはボディを与え、ロンディネッラはワインに香りを与えてくれます。モリナーラはバランスを取ります。バルドリーノと言えば、私達の地元では「夏のワイン」として人気があります。あっさりとした夏の料理と相性が良いですね。個人的にはバルドリーノを冷やして飲むのが好きですね。ヴァルポリチェッラエリアの赤ワインと違い、冷やしても苦味が立ちにくい特徴があります。私達はでバルドリーノをアイスクーラーの中で冷やして野外バーベキュー等で楽しみますよ。亜硫酸の比率は低く抑えています。フレッシュでフルーティーな味わいで飲み心地が良いと思います。 |
|
|
試飲コメント:輝くルビーレッドの色調。上品な果実味とサクランボ、レッドチェリー、イチゴ、キイチゴを思わせる溌剌としたチャーミングな果実香にほんのりとしたシナモンやチョウジ、黒コショウといったスパイスを伴う芳しさが感じられます。飲むとジューシーな果実感と酸とミネラルが支える軽やかなボディ。中盤から風味が広がり、飲み飽きの来ない美味しさが感じられます。軽く冷やしても心地よい飲み口が楽しめます。フレッシュで飲みやすい調和の取れた辛口赤ワイン。鶏肉のグリル、酢豚、トマトソースのパスタ、ソーセージ、エビチリ等、幅広く料理と楽しめる万能選手。 |
|
1500円台で素晴らしい風味としなやかなタンニンで高評価!エレガントヴァルポリチェッラ |
|
|
ヴァルポリチェッラ クラシコ 2016 |
|
|
先ほど試飲したバルドリーノに比べると骨格も確りとしています。畑の標高の高さの違いがあります。ヴァルポリチェッラは250~300メートルの高さにあります。畑の周りは森に囲まれたオーガニックに相応しい場所にあります。ラグーのパスタやお肉料理と楽しみたいワインです。バルドリーノとヴァルポリチェッラに使うブドウはコルヴィーナとロンディネッラ主体で非常に似通っていますが、テロワールが違うだけでこれほど味わいに違いが出てきます。 |
|
|
試飲コメント:輝くルビーレッド色。マラスカチェリーやサクランボ、ブラックチェリーにフローラルさとスパイシーさが重なる香り。飲むと豊かな果実感と滑らかさがあり調和のとれたスムーズな飲み心地。価格帯を超えるエレガンスがありブドウの質の高さを感じさせる。鴨肉等脂肪分の少ない赤身肉料理やラグーソースのパスタ、熟成したチーズと共に。 |
|
アロマティックな要素とパワーが上品に溶け合う食事と楽しみたい完成度の高いエレガントなリパッソ |
|
|
ヴァルポリチェッラ クラシコ スーペリオーレ リパッソ 2015 |
|
|
このワインとアマローネはヴァルテッリーナで活躍する醸造家、クラウディオ イントロイーニ氏とコラボレーションして造っています。イントロイーニ氏はアパッシメントに関するプロフェッショナルでもあります。バランスの良い液体を造る為にリモンタージュは頻繁に行います。アマローネに使っていた樽で熟成させることでワインに深みを与えます。香り、味わいのバランスが良く取れたワインです。果実味の濃さ、アルコール感が強すぎない味わいで料理と楽しんで欲しいリパッソです。父はリパッソワインについて「アマローネのボディでヴァルポリチェッラのフレッシュ感が無ければならない」と言います。 |
|
|
試飲コメント:濃いルビーレッドの色調。スピリッツに漬けたチェリーや、プルーン、甘草等にコショウやシナモン様のスパイスを伴う香り。力強さと複雑味のある辛口赤ワイン。リパッソ由来のコクや深みがありながら、もたついた重さは感じさせない美しいボディと質感を備えています、滑らかな舌触りの中にアロマティックな要素とパワーが上品に溶け合う食事と楽しみたい完成度の高い風味豊かなエレガントなリパッソ。ローストした赤身肉、煮込み料理、熟成したハードチーズと楽しみたいワイン。 |
|
しっかりした骨格と果実とコク、調和のとれたボディが魅力的なエレガントスタイルのアマローネ |
|
|
アマローネ デッラ ヴァルポリチェッラ クラッシコ 2012 |
|
|
私達のアマローネの畑は全てクラシコエリアにあります。クラシコエリア外のアマローネは濃く、アルコール度数も上がりがちなアグレッシブなワインが多くみられますが、クラシコエリアのアマローネはエレガントなスタイルのワインが多いです。ラベルに入る「レナ ディ メッツォ」は元々付けられていたこの畑の名前です。レナはこの地フマーネ村を流れる川の名前です。アッレグリーニやレ サレッテ等の生産者も近くにいます。モダンなスタイルのアマローネです。アルコール15.5%とは感じない程の滑らかさとエレガンスがあります。お肉料理は勿論、マグロなどの赤身にも合わせる事が出来ます。 |
|
|
試飲コメント:ザクロの様なルビーレッドの色調。スピリッツに漬け込んだチェリーやプルーン、甘草等にコショウやシナモンといったスパイスを伴う力強い香り。飲むと果実の力強さと複雑味がある一方、非常に滑らかな舌触りとアロマティックな風味が一体となった上質な味わい。しっかりした骨格と果実とコク、調和のとれたボディが魅力的なエレガントスタイルのアマローネです。ジビエ料理や牛の煮込み、長期熟成のチーズと試してみたいワインです。 |
|
|
|
■インタビューを終えて |
|
クストーザエリア最大の造り手で『ガンベロロッソ』8年連続トレビッキエリ獲得する名門でありながら、ワイナリー直売でタンク売りもする等、地元に根差した家族経営のポリシーを貫くモンテデルフラ社。1000円代前半の価格ながら、国際的ワイン専門誌で90点以上叩き出すバルドリーノ赤、バルドリーノキアレット(ロゼ)の驚きのコストパフォーマンスも見逃せません。特にバルドリーノ キアレットはリーズナブルな価格と品質の高いロゼという事で、現在フランスで大変な人気を博しているそうです。
価格面だけでなく、ブドウを徹底的にリサーチして自然を尊重したサステナブル農法を採用した事で、従来にも増してブドウ本来のイキイキとしたアロマが宿る見事なワインを造りあげています。特に「カデルマーグロ」はグラスの中で徐々に温度が上がると、香りに蜜っぽさが交じる芳醇さとキレのあるドライな旨みが交錯する素晴らしい口当たりが感じられました。
そして、どのワインも幅広く料理と楽しめる懐の深さ。シルヴィアさんも「世界49カ国で販売していますが、それぞれの国々のプロフェッショナルの方から料理と合わせやすいと評判を頂いています」、とモンテデルフラ社のワインは世界中のプロフェッショナルからも支持を得ています。
ヴェネト州と言えば、ヴァルポリチェッラやソアーヴェばかりが注目されがちですが、イタリア国内で不動の人気を誇るモンテデルフラ社の「バルドリーノ」、「バルドリーノキアレット」は品質が高くデイリーユースに重宝するとっても使い勝手の良いワインだと思います。是非お試し下さい! |
|
|
|
モンテ デル フラのワインはこちら⇒ |
突撃インタビューバックナンバーはこちら⇒ |
|