知られざるグレケット ディ トーディのポテンシャルを具現化した「ロッカフィオーレ」が再来日!

2019/06/28
突撃インタビュー
 
2019年6月10日 ロッカフィオーレ社 ルカ バッカレッリ氏

知られざるグレケット ディ トーディのポテンシャルを具現化した「ロッカフィオーレ」が再来日!

ロッカ フィオーレ
ロッカ フィオーレのグレケット ディ トーディはやはり想像以上のポテンシャルでした!
クリーンで透明感に溢れフレッシュ。香りは控えめながら厚みがあり味わい豊かでしなやか。
グラスの中で移り変わる味わいもまた格別です!
この地に根付いていることをしっかりと感じる仕上がりでした!
グレケット ディ トーディ100%のワイン「フィオルフィオーレ」は何と銀座ブルガリのリストランテでも
オンリストされています。
グレケット ディ トーディの知られざるポテンシャルを目の当たりした濃密な時間となりました。

最初は、白ワインのビアンコ フィオダリーゾ2017から

今回は2017年を試飲。前回は2013年でした。
2013年は、心地よい酸と美しいミネラルに支えられた濃密で滑らかなコクを伴う豊かな果実感。そしてしなやかでデリケートな味わいでした。
2017年は、白い花の穏やかさ、グレープフルーツ、青リンゴの清々しさと凛とした美しいミネラルが綺麗に重なる、ピュアでみずみずしいフレッシュな香りは、相変わらず魅力的です!
心地良く流れるような爽やかな果実感と豊かなミネラルが口中に残り、爽快感とドライな旨みが引き立つ雑味のないクリアな味わい。
2017年も本当に美味しいです!

銀座ブルガリのリストランテにもオンリスト!グレケット ディ トーディ100%のフィオルフィオーレの飲み比べ

ロッカフィオーレグレケット ディ トーディ100%で作った辛口白ワイン、フィオルフィオーレ。前回は2013年を試飲しました。今回は生産者のご厚意で、2015年と2016年を試飲させて頂きました。

フィオルフィオーレ2015
2015年は、かなり暑かった年だったそうで、厚みのある果実と余韻で感じるミネラルのバランスが魅力的です。豊かな味わいで、適度に複雑味があり、飲んでいて美味しい! 楽しい! ワインがぐいぐい進んでしまいます。

フィオルフィオーレ2016
2016年は、2015年に比べて涼しかった年だそうです。香り、味わいにそんな大きな差は感じられませんでしたが、一番大きな違いは、酸味の量と質感だと思いました。
腰があり厚みがある酸味が甘さの中に溶け込み、味わいに立体感が感じられました。酸味のバックボーンがしっかりとあるので、中期熟成にも向いてます。暑い年と涼しい年のワインの違いをはっきりと実感出来ました。現時点では、2016年は発売されていません。(2019年6月25日現在)
実はフィオルフィオーレはアンティノリのチェルヴァロ・デラ・サラ(CERVARO DELLA SALA)と一緒に銀座ブルガリのリストランに堂々オンリストされています!ルカ氏が嬉しそうにワインリスト画像を見せてくれました。

ロッカフィオーレ ブルガリワインリスト
 

赤の飲み比べも刺激的でした

次は、ロッソ メログラーノの2016年と2017年です。2016年は、サンジョヴェーゼ80%とモンテプルチアーノ20%のブレンド。適度な果実味と濃厚さ、穏やかな酸味と柔らかいタンニンとのバランスが秀逸。飲んだ瞬間、素直に美味しいワインと感じさせてくれるのも嬉しいです。
2017年は、サンジョヴェーゼ100%です。色が鮮やかで、美しいです。果実に凝縮感がありながら、軽やか。フレッシュな酸味と柔らかいタンニンが美味しく、こちらも素直に美味しいと思える仕上がりです。
フランスの新酒、ボージョレ ヌーボーで使われるマセラシオン カルボニックという醸造方法で造られています。

イル ロッカフィオーレ2016は、圧巻のコスト パフォーマンス!

前回試飲した、イル ロッカフィオーレは2012年。プラムや赤スグリ、チェリーの優美な果実香にタバコや甘草、
上品なスパイスのニュアンスが入り混じります。目の詰まった果実の力強さも魅せながら、決して暴れておらず、酸とタンニンのバランスが秀逸です。リーズナブルな価格でありながら、味わいは見事なレベルでした。
今回は、2016年です。品種は変わらず、サンジョヴェーゼ100%。スロヴェニアンオークの大樽で24ヶ月熟成。2016年も、さすがとしか言いようのないレベルに達しています。まだまだ若さがありますが、深みがあり、現時点で飲んで非常に美味しい。
酸味とタンニンのバランスも良く、骨格がありながら固さを感じさせないのも感動です。
それ以上に信じられないのがお値段。とても、2.400円台とは思えません!これは、本当に素晴らしい。

グレケット ディ トーディ種の美しいミネラルとドライな旨みが楽しめる「フィオルダリーゾ」

ビアンコ フィオルダリーゾ 2017
ビアンコ フィオルダリーゾ 2017


グレケット ディ トーディはこの地にしか根付かなかったグレケットのクローンG5タイプで、トーディ地区の土着品種とも呼ぶことが出来ます。この地は標高350~380メートルあり、粘土質が豊富で一部石灰質と礫質が混ざる土壌で、この地区独自のミネラルを豊富に擁するワインが産まれます。霧の多い土地ですが風通しが非常に良い場所にあるので霧による湿気の被害は少ないです。
試飲コメント:グレケット ディ トーディ85% トレッビアーノ スポレッティーノ15%
グレケット ディ トーディは、グレケットのクローン種です。
フレッシュなで、クリーンな柑橘系フルーツの香り。酸もしっかりとしていて、余韻のほろ苦さもあります。程良い果実味で飲みやすい辛口白ワイン。ステンレスタンクで6ヶ月熟成。

濃密な果実感と豊かなミネラルが交錯するデリケートな味わい!ロッカフィオーレの代表白
フィオルフィオーレ 2015
フィオルフィオーレ 2015


グレケット ディ トーディ100%で造られます。2007年からオーク樽を使っていますが、出来上がる味わいからは木のニュアンスは少なく、円やかで濃密な果実感と心地よい酸と豊かなミネラルが余韻まで確りと続きます。トーディ地区のテロワールを表現したワインです。私たちが目指しているスタイルがここにあります。
試飲コメント:グレケット ディ トーデイ100%。エキゾチックでフレッシュ、そしてフローラルで立体的な風味。ヴォリューム感ある味わいで、飲みごたえ充分な厚みのある辛口白ワイン。スロヴェニアンオークの大樽で12ヶ月熟成。17.000本生産。

濃密な果実感と豊かなミネラルが交錯するデリケートな味わい!ロッカフィオーレの代表白
フィオルフィオーレ 2016
フィオルフィオーレ 2016


グレケット ディ トーディ100%で造られます。2007年からオーク樽を使っていますが、出来上がる味わいからは木のニュアンスは少なく、円やかで濃密な果実感と心地よい酸と豊かなミネラルが余韻まで確りと続きます。トーディ地区のテロワールを表現したワインです。私たちが目指しているスタイルがここにあります。
試飲コメント:グレケット ディ フトーデイ100%。活き活きとした酸味の伸びが素晴らしいです。味わいと香りが見事なまでに一致しています。フレッシュでエレガントな辛口白ワインです。

エレガントでスタイリッシュ!ライトで心地よい飲み口と魅力的な豊かな風味
ロッソ メログラーノ 2016
ロッソ メログラーノ 2016


メログラーノは早くから飲める軽やかなタイプの赤ワインです。私たちの目指すエレガントでスタイリッシュな赤ワインにはサンジョヴェーゼ種とモンテプルチアーノ種を使用しています。マセラシオンも5~6時間と短くして「メログラーノ」の名前の由来となったザクロのようなライトな色調を表現しています。
試飲コメント:サンジョヴェーゼ80%、メルロー20%。
適度に複雑さを持った果実味、酸味、タンニン。ジューシーさもあり、飲みやすいミディアムボディ。日除的に飲む赤ワインとしては、非常に高いコスト パフォーマンス!

エレガントでスタイリッシュ!ライトで心地よい飲み口と魅力的な豊かな風味
ロッソ メログラーノ 2017
ロッソ メログラーノ 2017


メログラーノは早くから飲める軽やかなタイプの赤ワインです。私たちの目指すエレガントでスタイリッシュな赤ワインにはサンジョヴェーゼ種とモンテプルチアーノ種を使用しています。マセラシオンも5~6時間と短くして「メログラーノ」の名前の由来となったザクロのようなライトな色調を表現しています。
試飲コメント:2017年は、非常に暑い夏でした。酸味がやや穏やかで、葡萄の甘さを感じる果実味が印象的なミディアムボディ。タイトさもなく、口当たりも柔らかい仕上がり!

ウンブリアでクラシックなスタイルのサンジョヴェーゼを造りたいと思いイルフィオーレをリリースしました。トスカーナのブルネッロのように大樽で長期熟成をさせています。非常に滑らかでエレガントなスタイルが魅力です。
イル ロッカフィオーレ 2016
イル ロッカフィオーレ 2016


ウンブリアでクラシックなスタイルのサンジョヴェーゼを造りたいと思いイルフィオーレをリリースしました。トスカーナのブルネッロのように大樽で長期熟成をさせています。非常に滑らかでエレガントなスタイルが魅力です。
試飲コメント:サンジョヴェーゼ100%。スロヴェニアンオークの大樽で24ヶ月熟成、その後6ヶ月間瓶熟成しました。まだ若々しさを感じます。味わいのバランスレベルは非常に高く、赤い果実の風味、飲んだ時の凝縮感、タンニンと酸味の骨格もあり、価格を考えると驚くべきコスト パフォーマンス!生産本数は、10.000本と少量です。暑い時は、少し冷やして飲まれることをお勧め!グリルした赤身の肉に寄りそいます。
インタビューを終えて
グレケット ディ トーディのポテンシャルはまだまだ知られていません。
一般的にはグレケットはギリシャ起源の白ブドウ品種で柑橘系の果実味、フレッシュな酸、ミネラル豊かな引き締まったワインとして認識されていると思います。
しかしロッカ フィオーレのグレケットは全くの別物です!
しっかりとトーディ地区に根付き唯一無比の個性を持っています。
赤ワインの高いコスト パフォーマンスにもきっと驚かれるでしょう!
赤も白もこれだけ高いレベルに達しているワイナリーは、本当に貴重だと思います。伝統と革新、自然と人を調和させ、高い技術力があればこそ成せること。
当主ルカ バッカレリ氏の想いがストレートに伝わってくるワインをぜひ一度体験して下さい!
当主ルカ バッカレリ氏の想いとウンブリアの空気感がストレートに伝わってくるワインをぜひ一度体験して下さい!
ロッカフィオーレ
ロッカフィオーレのワインはこちら⇒
突撃インタビューバックナンバーはこちら⇒