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2019年11月21日 3代目当主ジョルジョ ペリッセロ氏
1960年バルバレスコでヴァノトゥを自社瓶詰開始。わずか5ヘクタールの畑のワイナリーを継いで、約20年で42ヘクタールにまで規模を拡大。モダンなワインでランゲのテロワールを表現することに情熱を注ぐ3代目当主ジョルジョ ペリッセロ氏突撃インタビュー
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1960年に現当主ジョルジョ氏の父がバルバレスコのトレイゾで自社詰めを開始して創業したペリッセロ。当初5ヘクタールだった畑から42ヘクタールまで規模を拡大して発展させたのが3代目ジョルジョ氏です。バルバレスコでもっとも標高の高い丘に点在して畑を所有、それらをブレンドして造るバルバレスコヌビオラと、大樽熟成によるトゥリン、ワイナリー設立当初から造る単一畑ヴァノトゥの3つのバルバレスコでバルバレスコのテロワールを表現しています。3つのバルバレスコの特徴、そしてバルベーラで造るピアーニ、ネッビオーロとバルベーラのブレンドで造るロングナウについてお話を聞きました。 |
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1960年にバルバレスコ「ヴァノトゥ」で初めて自社瓶詰を開始。来年60周年を迎えるペロッセロ
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祖父の時代は典型的なピエモンテの農家で、畑ではとうもろこしや麦を主に栽培していました。それ以外には、さくらんぼなどの果樹も植わっていました。ブドウの栽培は一部でした。その時代からワインを造っていましたが、当時の出来上がったワインはバルク売りしていました。
私の父が1959年バルバレスコに「ヴァノトゥ」の畑を買って、1960年に少しずつ自社瓶詰めを開始しました。それでもまだ一部のワインは「ダミジャーノ」と呼ばれる大きなフラスコ型の容器に入れて売っていました。
私はアルバで6年間醸造の学校で学び、20歳からペリッセロで働き出しました。1994年に最初の収穫をしました。私がワイナリーを継いだときに所有していた畑は、約5ヘクタールでしたが、現在ペリッセロは、ランゲに42ヘクタールの畑を所有するまで成長して、ランゲの中では中堅の大きさになりました。
バルバレスコの生産者の約80%は30ヘクタール以下の小規模生産者です。 約15%が30-45ヘクタールの中規模生産者。残りの約5%は50ヘクタール以上所有する大手企業です。私たちは小さすぎず、大き過ぎない丁度いい大きさのワイナリーです。
所有する42ヘクタールの中で、15ヘクタールではバルバレスコ用のネッビオーロを栽培しています。15ヘクタールはバルバレスコ全体の3%の面積になります。その3%を生産することに、私たちは自負があります。
「自社畑で自社瓶詰めする」「全ての仕事は自社で行う」それが私たちの哲学です。
来年2020年はペリッセロの設立60周年を迎えます。2010年度産のバルバレスコ ヴァノトゥ リゼルヴァを記念ボトルとして発売する予定です。
設立50周年の時も記念に箱入りのワインを発売しました。箱の外観はヴァノトゥの畑の契約書がデザインされています。その時と同じような企画になりそうです。楽しみにしていてください。 |
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ペリッセロが造る三つのバルバレスコ「ヌビオラ」「トゥリン」「ヴァノトゥ」
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ペリッセロのでは三つのまったく違うアプローチのバルバレスコを生産しています。
【ペリッセロを代表する伝統的 バルバレスコ ヌビオラ】
6つの区画のブレンドで出来ているバルバレスコ。バルバレスコの大地を表現できるワインです。
いつも自分たちのワインを紹介する時は、このバルバレスコ ヌビオラを名刺代わりに紹介します。一昔前、バルバルレスコもバローロも基本的に複数区画のブレンドから造られていました。ブレンドすることで、バルバレスコらしさ、ランゲらしさが表現されます。「ヌビオラ」とは、ネッビオーロの古い呼び方です。このワインは、伝統的なブレンドのスタイルなので、昔のネッビオーロの呼び方をこのワインの名前にしました。ヌビオラはバルバレスコの大地を表現できるワインです。
「バローロは王様、バルバレスコは女王」と良くたとえられていますが、このワインはエレガンスと丸みがあって飲みやすく、女王と言われるバルバレスコの特徴がよく感じられるワインに仕上がっています。
【男性的な力強さ バルバレスコ トゥリン】
このワインは1994から作り始めました。標高250-400メートルの岩が多い畑で、畑仕事は大変ですが、ミネラル豊かなワインが生まれます。バルバレスコのクリュ サンストゥネットの中にこのトゥリンがあります。畑にある多くの岩が、口の中が乾くような強いタンニンを生み出します。この特徴を生かすために、トゥリンは大樽で熟成させます。ペリッセロの中では一番新しいバルバレスコで、この畑を取得するのにかなり苦労しました。男性的な威厳のあるバルバレスコです。
【「香りのバルバレスコ」バルバレスコ ヴァノトゥ】
私たちの一番大事なワインです。畑名の「ヴァノトゥ」は祖父、ジョヴァンニのニックネームです。私たちの歴史的に一番古い畑です。4ヘクタールの畑で、標高は300~350メートルです。石灰質土壌の畑からは、アロマティックでエレガントなワインが生まれます。1960年がファーストヴィンテージで、ペリッセロの全てはここから始まりました。エレガンスを表現したいので、バリックのみで熟成させました。
サルビア、セージ、ミントはランガの香りです。華やかなアロマを持つ「香りのバルバレスコ」です。
【2014年のバルバレスコのヴィンテージについて】
2014年は、イタリアではもう完売しているヴィンテージです。2014年は独特なヴィンテージです。
ランゲの平均年間降雨量は600ミリです。イタリアの2014年は雨が多い年として認識されており、30㎞程しか離れていないバローロでは1400ミリもの降雨がありましたが、バルバレスコの年間降雨量は700ミリでした。例年はバローロとバルバレスコのヴィンテージの差があまり出ませんが、2014年についていえば、バルバレスコとバローロの状況はとても異なっていて珍しい年となりました。個人的には味わいのバランスも良くとても気に入っているヴィンテージです。 |
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圧巻のコストパフォーマンスで高い評価を受けるバルベーラ ダルバ ピアーニとランゲ ネッビオーロ
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【ワインスペクテイター高得点。圧巻のコストパフォーマンス!バルベーラ ダルバ ピアーニ】
このワインが造られる畑は、トレイゾのピアーニという標高250-350メートルの丘にあり、粘土質土壌です。古くから質の良いバルベーラが出来る事が知られていた丘です。粘土質土壌は、理想的なバルベーラの味わいに必要不可欠な、良質の酸を与えます。
私たちのこのバルベーラ ダルバ ピアーニの2009年産はワインスペクテイターで93点を獲得しました。同じ93点だった他のワイナリーのバルベーラは、我々のバルベーラの3倍の価格でした。高いコストパフォーマンスをジャーナリストから評価されています。
70%は5000リットルの大樽、一部はバリックで熟成させます。
【バルバレスコクラスのブドウを使用のランゲ ネッビオーロ】
私たちは、このワインを「ベイビーバルバレスコ」(イタリア語でピッコロバルバレス)と呼んでいます。このランゲ ネッビオーロは、全てバルバレスコを生産出来るエリアの若木のブドウから造られます。畑を買い増したり、植え替えたりするので、樹齢の若い木のネッビオーロは、このランゲロッソに使います。
若木のブドウですが普通だったら、バルバレスコに入れてしまう品質のブドウです。しかし、私たちは私たちの基準でブドウを厳選し、ランゲ ロッソにしてリリースしていますので、お買い得な「ベイビーバルバレスコ」になります。基本的に4−15年の樹齢の木から出来たブドウはこのランゲ ネッビオーロへ、12−60年の樹齢のブドウはバルバレスコへ使います。 |
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ネッビオーロとバルベーラの伝統ブレンドで造る時間をテーマにしたワイン「ロングナウ」
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このワインには、バルバレスコを生産できるエリアで栽培された、ネッビオーロとバルベーラが50%ずつ入っています。ネッビーロとバルベーラのブレンドは、古くから行われていて、ピエモンテでは伝統があります。ネッビオーロがタンニンと香りを、バルベーラが酸と色を与えます。
エチケットに描かれた時計は、ロンドンの科学博物館に置かれている万年時計のロングナウ時計がモチーフになっています。ロングナウ時計は一年で一回転します。1995年に作製されて一世紀に一度「ゴーン」と音が鳴り、カッコウが千年に一回現われます。2000年に初めて音が鳴り、カッコウが見えました。次にこの音とカッコウを見られるのは、約千年後です。
この時計はロングナウ財団が今日の”より早く、より安く”という考え方とは対照的要素である”よりゆっくり、よりよく”を推進し造りました。100年から1000年の単位で歴史や未来を捉える思考ではなく、農耕文明からの1万年、そして新たな1万年に向けて考えよう、と呼びかけました。
このワインのヴィンテージの表記は「02015」となっています。これは、1万年を考えての事です。ペリッセロはロングナウ時計の考え方に共感し「時間」をテーマにしたワインを造りました。
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バルバレスコの実力派ペリッセロが造るハイコストパフォーマンス バルベーラ!華やかで力強くモダンな味わい |
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バルベーラ ダルバ ピアーニ 2014 |
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このワインが造られる畑は、トレイゾのピアーニという標高250-350メートルの丘にあり、粘土質土壌です。古くから質の良いバルベーラが出来る事が知られていた丘です。粘土質土壌は、理想的なバルベーラの味わいに必要不可欠な良質の酸を与えます。
私たちのこのバルベーラ ダルバ ピアーニの2009年産はワインスペクテイターで93点を獲得しました。同じ93点だった他のバルベーラは、我々のバルベーラの3倍の価格でした。価格の割にはクオリティーが高いとジャーナリストから評価されています。私たちもこのワインは、非常にコストパフォーマンスが良いワインだと自負しています。
70%は5000リットルの大樽、一部はバリックで熟成させます。 |
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試飲コメント:ブラックチェリーやプラムの熟した黒系フルーツの香りが上品に沸き立ちます。滑らかな気品のあるアタック。 タンニンは少なめで丸みのある酸が程よく心地いいフィニッシュへ向かいます。 |
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ベイビーバルバレスコ!格上の味わいのお買い得なランゲ ネッビオーロ |
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ランゲ ネッビオーロ 2016 |
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私たちは、このワインを「ベイビーバルバレスコ」(イタリア語でピッコロバルバレス)と呼んでいます。このランゲ ネッビオーロは、全てバルバレスコを生産出来るエリアの若木のブドウから造られます。畑を買い増したり、植え替えたりするので、樹齢の若い木のネッビオーロは、このランゲロッソに使います。
若木のブドウですが普通だったら、バルバレスコに入れてしまう品質のブドウです。しかし、私たちは私たちの基準でブドウを厳選し、ランゲ ロッソにしてリリースしていますので、お買い得な「ベイビーバルバレスコ」になります。基本的に4−15年の樹齢の木から出来たブドウはこのランゲ ネッビオーロへ、12−60年の樹齢のブドウはバルバレスコへ使います。 |
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試飲コメント:明らかに格上の力強さがあるランゲ ネッビオーロ。赤いバラとオリエンタルスパイスの洗練されたアロマ。熟成させられるポテンシャルも兼ね備えたロッソは緻密なタンニンで余韻が非常に長いです。 |
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バルバレスコの大地を表現した6つの区画のブレンドした、名刺代わりのエレガントなヌビオラ |
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バルバレスコ ヌビオラ 2014 |
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6つの区画のブレンドで出来ているバルバレスコ。バルバレスコの大地を表現できるワインです。
いつも自分たちのワインを紹介する時は、このバルバレスコ ヌビオラを名刺がわりに紹介します。一昔前、バルバルレスコもバローロも基本的に複数区画のブレンドから造られていました。ブレンドすることで、バルバレスコらしさ、ランゲらしさが表現されます。「ヌビオラ」とは、ネッビオーロの古い呼び方です。このワインは、昔のブレンドのスタイルなので、昔のネッビオーロの呼び方をこのワインの名前にしました。ヌビオラはバルバレスコの大地を表現できるワインです。 |
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試飲コメント:バローロは王様、バルバレスコは女王と呼ばれています。このワインはエレガンスと丸みがあって飲みやすく、女王らしい印象です。
2014年はクラシックな年なのでタンニンがあって、やや閉じこもっています。アロマには昔のバルバレスコのように、シガーやリコリスがあります。 |
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岩の多い畑から生まれるミネラル感と力強いタンニン |
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バルバレスコ トゥリン 2015 |
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このワインは1994から作り始めました。標高25-400メートル岩が多い畑で、畑仕事は大変ですが、ミネラル豊かなワインが生まれます。バルバレスコのクリュ サンストゥネットの中にこのトゥリンがあります。畑にある多くの岩が、口の中が乾くような強いタンニンを生み出します。カンティーナの近くにありバルベーラも植わっています。2015は暑い年で丸みがあるワインになりました。大樽で熟成させます。 |
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試飲コメント:なめし皮やリコリスのクラシカルなバルバレスコのアロマ。煮詰めたカシスの果実味と男性的な力強いタンニン調和しながら口の中に広がります。 |
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ペリッセロの全てが始まった畑「ヴァノトゥ」石灰質土壌由来の華やかなアロマのバルバレスコ |
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バルバレスコ ヴァノトゥ 2013 |
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私たちの一番大事なワインです。畑名の「ヴァノトゥ」はジョヴァンニおじいちゃんのニックネームです。私たちの歴史的に一番古い畑です。4ヘクタールの畑で、標高は300−350メートルです。石灰質土壌の畑からは、アロマティックでエレガントなワインが生まれます。1960年がファーストヴィンテージで、ペリッセロの全てはここから始まりました。
エレガンスを表現したいので、バリックのみで熟成させました。 |
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試飲コメント:サルビア、セージ、ミントはランガの香りです。力強いアロマを持つ香りのバルバレスコです。 |
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凝縮感のあるモダンなランゲロッソ!時間をテーマにした、ネッビオーロとバルベーラの伝統的なブレンド
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ロングナウ ランゲ ロッソ 2015 |
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このワインには、バルバレスコを生産できるエリアで栽培された、ネッビオーロとバルベーラが50%ずつ入っています。ネッビーロとバルベーラのブレンドは、古くから行われていて、ピエモンテでは伝統があります。ネッビオーロがタンニンと香りを、バルベーラが酸と色を与えます。
エチケットに描かれた時計は、ロンドンの科学博物館に置かれている万年時計のロングナウ時計がモチーフになっています。ロングナウ時計は一年で一回転します。1995年に作製されて一世紀に一度「ゴーン」と音が鳴り、カッコウが千年に一回現われます。2000年に初めて音が鳴り、カッコウが見えました。次にこの音とカッコウを見られるのは、約千年後です。
この時計はロングナウ財団が今日の”より早く、より安く”という考え方とは対照的要素である”よりゆっくり、よりよく”を推進し造りました。100年から1000年の単位で歴史や未来を捉える思考ではなく、農耕文明からの1万年、そして新たな1万年に向けて考えよう、と呼びかけました。
このワインのヴィンテージの表記は「02015」となっています。これは、1万年を考えての事です。ペリッセロはロングナウ時計の考え方に共感し「時間」をテーマにしたワインを造りました。 |
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試飲コメント:プラム、カシス、ブルーベリー、コーヒー、チョコレートやヴァニラの洗練されたアロマ。ヴァニラの甘いフレイバーと滑らかで熟したタンニンが心地よく口の中に広がり、程よいバルベーラの酸がバランスを整える。凝縮感がありモダンなランゲ ロッソです。 |
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■インタビューを終えて |
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気さくでフレンドリーなジョルジョ氏はインタビューの間も終始にこやかに説明をして下さいました。おおらかな方ですが、ワインはとても洗練されて計算されているという印象です。
先代から受け継いだ5ヘクタールの畑を42ヘクタールにまで拡大させた手腕もさることながら、畑を購入してから、植樹し、ブドウを育て、収穫し、ワインにして販売するまで、一貫して自分たちだけで管理していることに強い自負があることもわかりました。
ワインは伝統をうまく取り入れた、モダンなスタイルです。中でも樽の使い方が非常に上手く、凝縮したカシスなど果実味とヴァニラやナッツの樽のニュアンスがバランスよく融合し、洗練された独特のモダンスタイルを造り出しています。バルバレスコには品格があり、エントリーレンジのワインは非常にコストパフォーマンスが良いです。後から聞いた話ではジョルジョ氏のずば抜けたテイスティング能力は有名だそう。そんなジョルジョ氏の能力と、恵まれたランゲの大地から産まれたワインをぜひお楽しみください! |
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