驚異的なコストパフォーマンスと絶大な人気を誇るフリウリの造り手「ディ レナルド」突撃インタビュー

2024/12/26

2024/12/03

マッシモ ディ レナルド氏 Mr. Massimo Di Lenardo、ヴィットーリオ ディ レナルド氏 Mr. Vittorio di Lenardo

驚異的なコストパフォーマンスと絶大な人気を誇るフリウリの造り手!飲み手に寄り添う独自の哲学と味わいで世界中で愛される「ディ レナルド」突撃インタビュー

1878年創業、イタリア屈指の白ワイン産地フリウリ グラーヴェに拠点を置く家族経営ワイナリー「ディ レナルド」。彼らが造るワインは国内外で最高評価を得る極上のフリウリワイン。と同時に、驚くほどのお値打ち価格で、バリック熟成のシャルドネ「ファーザーズ アイズ」を中心に絶大な人気を誇っています。ワイナリーを率いる4代目当主マッシモ・ディ・レナルド氏は、経験ゼロから始めてワイナリーをここまで成長させた第一人者。独自の哲学と品質の高さで飲み手を惹きつけるワインを生み続けています。今回は、その4代目マッシモ氏と5代目ヴィットーリオ氏、川頭義之氏をお迎えしてお話を聞きました。

経験ゼロから500倍の生産量までに成長させた当主マッシモ氏
抜群のコストパフォーマンスで世界中で愛されるワインを生産

1878年、イタリア屈指の白ワイン産地フリウリ グラーヴェで創業
マッシモ 私たちディ レナルドは、1878年から続く家族経営ワイナリーです。私マッシモが4代目、息子のヴィットーリオが5代目にあたります。拠点を置くのはイタリア北東部フリウリ ヴェネツィア ジュリア州、スロヴェニアとオーストリアの国境沿い。アルト アディジェ州と並び、イタリアを代表する白ワイン産地です。

所有畑はすべてグラーヴェDOCにあります。北はアルプスの大陸性気候、南はアドリア海の海洋性気候に挟まれています。夏も冬も極端な気温になることなく、安定した気候で白ブドウ栽培に適した場所です。地中1mには氷河期の地層があり、深く根を張る高樹齢のブドウを栽培していることもあり、ミネラリーなワインが生まれます。また、60haすべての畑で有機栽培かつヴィーガン農法を実践しており、認証は取得していませんが動物性や化学物質は一切使用していません。

ゼロからワイン造りを始め、50万本まで生産量を拡大
——ディ レナルド家は代々ワインを生産していたのですか? マッシモさんご自身についても教えてください。

マッシモ もともとはトウモロコシや小麦の農家で、ごく一部でブドウを栽培していました。私がワイナリーに参画した80年代から徐々に拡大させて、現在は99%がブドウ畑になりました。私は22歳までバレーボールをしており、ワイナリーで働き始めたのはそのあとです。経済学を専攻していたので、ビジネスの視点は持っていたと思いますが、畑仕事やワイン造りは一切経験がありませんでした。

この40年間で経験を積み、約15年前からはすべて自分でワインを造るようになりました。当初の生産量は1000本程度でしたが、現在は50~60万本を生産するまでになりました。90年代にイタリアワイン市場が成長した幸運にも恵まれたと思っています。外部のコンサルタントはいますが、基本的にすべて私が造っています。

川頭 マッシモは、たたき上げでここまで来た、ある種の天才系だと思います。ヴェロネッリのガイド本にも「エノロゴのマッシモ・ディ レナルド」と記載されています。

抜群のコストパフォーマンスを可能にするワイン造り
——ディ レナルドと言えば、何と言っても抜群のコストパフォーマンスです。それは一体どのように実現されているのでしょうか?

私たちは「高品質なワイン」と「お客様が手に取りやすい価格」の両立を常に心がけています。ワイン造りの視点で言えば、機械の導入があります。畑は平地であるため、機械を導入できない丘陵地のワイナリーよりも人件費を抑えることができます。また、畑が60haと広いため、密植度を調整するなど柔軟な管理が可能であるという背景があります。

一方で収穫は主に手作業で行っています。コロナ以降は季節労働者が来れなくなったため、一部で機械で収穫している場所もあります。しかし、収穫前に10人のチームで房の選別をし、傷んだ部分を取り除く徹底した品質管理を行っています。

川頭 1999年にイタリアの通貨がリラからユーロに移行した時、多くの生産者が値上げをする中、彼らはほとんど価格を上げなかったんです。現在でもほとんどのワインが2000円台、3000円台を維持しています。

世界25カ国に輸出され、高級ワインと並び国内外で高い評価を得る
高級なイタリアワインが多くの評価誌で高得点を獲得する中、ディ レナルドはしっかりと高い評価を得ています。「シャルドネ モノヴィティーニョ」は『ガンベロロッソ』最高賞トレビッキエリ、「サンクス」は『ルカマローニ』最高評価の99点、いくつものワインが『ジェームズサックリング』で90点台を獲得しています。このように、高品質とお手頃な価格を両立できると自負しています。現在、25カ国に輸出しており、生産量の30%がイタリア、70%が海外です。主な輸出先は、オランダ、アメリカ、日本、ロシア、ブラジルです。

飲み手を惹きつけるディ レナルド独自のワイン哲学

国内外で絶大な人気を誇るバリック熟成シャルドネ「ファーザーズアイズ」
——トスカニーでもディ レナルドのワインは大人気です。特にファーザーズ アイズはものすごいです。

マッシモ ありがとうございます。ファーザーズ アイズはディ レナルドを代表する、世界的に知られるシャルドネです。フリウリで有名な品種ピノグリージョをはじめとした白ワインを中心に造っていますが、私たちは特にシャルドネの生産者として評価されています。バリック熟成のファーザーズ アイズとステンレス熟成のモノヴィティーニョが2大看板シャルドネですね。

ファーザーズ アイズはアメリカのシャルドネをイメージして、主に新樽バリックで醸造しています。そのためトーストやバニラの香りが感じられるかもしれません。しかし、熟成期間を短くしているので、イタリアらしいフレッシュさも感じていただけると思います。イタリアとアメリカの特徴が調和した独自のスタイルですね。

ファーザーズ アイズという名前の由来は2つあります。1つは、文字通り「父の目」という意味です。このワインを初めて造った時に、私が造ったワインの中で一番マイルドで丸い味わいだったことから、父親が子どもを見る優しい目を連想して名付けました。もう1つは、私が愛するエリック・クラプトンの楽曲『My Father’s Eyes』から来ています(笑)。

1990年代から導入
飲み手を惹きつける他にはないユニークなワイン名

——ワインはもちろん、ワイン名にも非常に個性がありますよね。マーケティングの視点が素晴らしいと感じました。

マッシモ ブランディングやマーケティングは、すべて私がゼロから始めました。次は息子の番ですけどね(笑)。冒頭でもお伝えした通り、私がワイン造りを始めた時は、全く知識がなく、何もわかっていませんでした。フリウリでは伝統を重んじる人が多く、その価値は大切にされています。しかし、私は自分の道を歩みたかったので、90年代からクリエイティブなワイン名をつけ始めました。その結果、他のワイナリーと差別化でき、認識していただけるようになりました。

・トォー!
ディ レナルド独自の造語。もともとフリウラーノがトカイ・フリウラーノという品種名だった名残を表現。
・ファーザーズ アイズ
父が子を見る優しい眼差しのようなマイルドな味わい。エリック・クラプトンの楽曲『My Father’s Eyes』から。
・サンクス
自分たちに素晴らしい会社を残してくれた、先代への感謝の想い。
・ゴシップ
噂(ゴシップ)を呼ぶピノグリージョのクオリティとポテンシャルを表現。
・ロンコ ノーレ
フリウリの方言で「丘がない」の意味。平野で造る自身のワインが、丘陵地産のワインに匹敵する品質の高さを主張。
・ジャスト ミー
ジャストメルロー、メルロー100%の意味。

「お客様にディ レナルドを知っていただき、ワインを飲んでもらいたい」
裏ラベルにも隠されたひと工夫

マッシモ 例えば、ジャスト ミーを「ジャスト メルロー」としてしまうと、お客様からの反応が単に「メルローのワインなんだ」で終わってしまいます。そこをミー(Me)とすることで「このミーは誰のこと?」と考えてもらえたり、エチケットを幼少期の私の写真にすることで「この人が造っているのかな」と想像していただけると思うんです。こうしてお客様にディ レナルドを知っていただき、ワインを飲んでもらいたい。そんなアイディアを考えるのが好きなんです。

川頭 ワインの裏ラベルに注目してみてください。実は、樽熟成をしているワインには「樽のマーク」がついてるんです。

——これは気づかなかったです。お客様のことを第一に考えてらっしゃいますね。非常にわかりやすいです。

川頭 彼らは本当に顧客ファーストなんです。

エレガンスと豊かな味わいが引き出されたリボッラジャッラのメトドクラシコ

リボッラ ジャッラ ブリュット メトド クラッシコ 2022

リボッラ ジャッラ ブリュット メトド クラッシコ 2022

ヴィットーリオ:
「フリウリを代表する品種リボッラジャッラで造るメトドクラシコです。5年前から造り始めました。リボッラジャッラは近年では最も注目される品種の一つで、その特徴は繊細さにあります。香りや果実味が前面に出る品種ではありませんが、瓶内二次発酵で造ることでエレガンスと豊かな味わいが実現します。熟成期間は1年のみで長期間熟成はさせず、フレッシュさを最大限に出しています。パン生地やトーストのニュアンスがあり、余韻にはキャンディのような風味が感じられます。アペリティフとして最適でありながら、ボディがしっかりしているため、魚料理にもよく合います。リボッラジャッラが初めて注目されたのは、グラヴネルなどで注目を浴びたオレンジワインです。その後、通常の白ワインを造る生産者が増え、さらに現在ではスプマンテにするのが主流となりつつあります。リボッラジャッラは、まさに3つ目の時代を迎えているのです」
試飲コメント:黄金色がかった麦わら色。甘いキャンディや黄色い果実、ハチミツ、ジャスミンを思わせるエレガントな香り。フレッシュで黄色い果実や白い花が広がり、やや甘やかでふくよかな味わいです。料理と合わせやすい印象です。

アドリア海近くのテロワールを表現したフリウリの象徴フリウラーノ

トォー! 2023

トォー! 2023

ヴィットーリオ:
「トォーという名前は、私たちが考案した造語です。フリウリ地方を象徴する品種フリウラーノは、もともとトカイ・フリウラーノと呼ばれており、その名残として名付けました。このワインは、私たちの代表的な白ワインの一つで、アドリア海に近い畑から生まれる太陽を感じさせる味わいと、海由来のミネラルや塩味が特徴です。フリウラーノは、フリウリ地方で造られる白ワインの中でも特に食事に合わせやすい品種です。フリウリの地理的多様性から、海沿いの料理から山岳地帯の料理まで幅広いペアリングが可能です。実はフリウラーノの起源は、オーストリア=ハンガリー帝国時代に、この地域に贈られたソーヴィニヨンが変異してフリウラーノになったと言われています。そのため、ソーヴィニョンの特徴をわずかに感じることができますが、香りは控えめで、味わいもバランスの取れた味わいです」
試飲コメント:黄金色。黄色い果実やジャスミン、ミネラル、海の香り。ミネラルが味の中心を支え、その上に果実のニュアンスが続きます。余韻には花のニュアンスがあり、バランスに優れた味わいが持続します。

香り高さ、塩味、ミネラル!
品種とテロワールをそのまま表現したステンレス熟成シャルドネ

シャルドネ モノヴィティーニョ 2023

シャルドネ モノヴィティーニョ 2023

ヴィットーリオ:
「モノヴィティーニョは、ステンレスで醸造したシャルドネです。私たちのシャルドネ本来の香りや味わいがそのまま表現されています。ムスケと呼ばれる特に香りが強いシャルドネ亜種を使用しています。さらに、塩味やミネラルといった要素がワインにしっかりと表れており、テロワールの個性を十分に反映しています。温暖化対策として、8月頃から熟度を見て収穫をしています。また、畑の広さから熟成にばらつきが出るため、早い畑と遅い畑で収穫したブドウをブレンドして、味わいを調整しています」
試飲コメント:輝く麦わら色。バナナなどの南国果実や白い花がエレガントに広がる香り。香り同様の味わいに塩味が加わり、柑橘果実のニュアンスが長く持続します。

フレッシュさとクリーミーな味わいが調和!
ディ レナルドが世界に誇るバリック熟成シャルドネ

ファーザーズ アイズ 2023

ファーザーズ アイズ 2023

ヴィットーリオ:
「ファーザーズ アイズはディ レナルドで最も注目を集めるワインです。使用するシャルドネはモノヴィティーニョと同じ畑のものです。異なるのは醸造で、バリックで熟成させています。味のイメージはアメリカのシャルドネを参考にしており、新樽90%程度のアメリカンオークを使用しています。しかし、樽熟成の期間は果実味を損なわないように4ヶ月と短めです。その結果、トースト香やバニラのニュアンスがありながらも、イタリア特有のフレッシュさを併せ持つ、イタリアとアメリカの融合を感じられるスタイルに仕上げています。クリーミーな味わいと樽熟成のシャルドネらしいリッチな特徴が楽しめます」
試飲コメント:黄金色。バナナなどの南国果実やバターのニュアンスが広がるエレガントな香り。フレッシュな黄色い果実感も感じます。香り同様の味わいがふくよかに広がりつつ、繊細な余韻が長く持続します。

5つの白ブドウ品種で造り上げる
ワイナリーの歴史と思いが詰まった最上級白ワイン

サンクス ビアンコ 2023

サンクス ビアンコ 2023

ヴィットーリオ:
「サンクスは、5種類のブドウをブレンドして造るトップキュヴェです。品種構成はファーザーズ アイズのシャルドネが50%、フリウラーノ、マルヴァジア、ソーヴィニョン、ヴェルドゥッツォ。シャルドネ以外は全てステンレスタンクで仕上げています。甘口用のヴェルドゥッツォを数%加えて、意図的に柔らかい甘みを感じられるようにしています。樽のニュアンスはシャルドネ由来です。エチケットには、1950年に撮影された私の父と叔父、叔母の写真が使っています。ワイン名の通り、彼らに対して、素晴らしい会社を残してくれたことへの感謝を込めています。サンクスを造り始めたのは2007年頃。単一品種ワインの味わいが収穫年によって大きく変わることを考慮し、ブレンドを通じてより安定したクオリティを目指しました」
試飲コメント:輝きと深みのある黄金色。熟したリンゴや黄色い果実の凝縮感ある香り。柔らかい口当たりで繊細かつエレガントな味わいです。ジューシーな柑橘果実や熟した果実の余韻が持続します。(試飲は2023ヴィンテージ)

フリウリの伝統製法ラマートのピノグリージョ
フレッシュ果実と深みのある味わいに満たされる心地よい余韻

ゴシップ 2023

ゴシップ 2023

ヴィットーリオ:
「ピノグリージョで造るラマート、銅色をした白ワインです。果皮とともにスキンコンタクトして造られるラマートは、オレンジワインと混合されますが根本的に異なります。このワインは低温で6時間程度のマセラシオンのみで酸化を防いでおり、フレッシュな香りを保ちながら、伝統的な銅色のスタイルを追求したものです。このワインは桃やアプリコットを連想させる香りとともに、種も一緒にマセラシオンすることで、微かにタンニンのニュアンスがあります。そのため、魚料理だけでなく、肉料理にも合わせやすい幅広い食事に適した白ワインです」
試飲コメント:淡い銅色。赤い果実やドライフルーツの明るい香りに、スパイスやハーブのニュアンスを感じます。フレッシュな柑橘系果実と奥行きのある果実味が同時に広がり、心地よく長い余韻に満たされます。

軽やかでバランスに優れた飲み飽きしないブレンド赤ワイン

ロンコ ノーレ NV

ロンコ ノーレ NV

ヴィットーリオ:
「ロンコノーレは、メルロー、カベルネ ソーヴィニヨン、カベルネ フランに土着品種レフォスコをブレンドしたワインです。それぞれの品種が独自の役割を果たしています。メルローは果実味をもたらし、カベルネ ソーヴィニヨンとカベルネ フランはスパイシーさやピーマン香を与え、レフォスコは酸度とタンニンの調整役を担っています。特にレフォスコはタンニンが多いのが特徴です。ファーザーズ アイズで使用した1回落ちのバリックで12ヶ月熟成させています。名前の由来はフリウリの方言で、丘がないという意味の「Senza Colline」から来ており、平地で造ったこのワインが丘の畑のものに負けない美味しさであることを示しています。フレッシュな酸味と手頃な価格を兼ね備え、飲み飽きしない仕上がりです。また、料理に合わせやすい軽やかさを重視しており、トマトベースの料理やパスタ、肉料理との相性が抜群です」
試飲コメント:やや深みのあるルビー色。熟した果実やフレッシュ果実の心地よい香り。柔らかい口当たりで、フルーツ感やシナモンのようなスパイス、奥行きの味わいが調和しています。軽やかでバランス良く、後から樽のニュアンスがわずかに現れます。

濃密かつフレッシュな味わい!
半分陰干しして造られるメルロー100%の最上級赤ワイン

ジャスト ミー 2020

ジャスト ミー 2020

ヴィットーリオ:
「ジャスト ミーは、メルロー100%で造られる赤ワインのフラッグシップです。約1ヶ月半陰干ししたブドウを50%使用しています。私たちはアマローネが大好きで、トップキュヴェに求める凝縮度を高めるために陰干しを行っています。熟成にはアメリカンオーク樽を使用し、新樽と1回使用した樽を50%ずつ組み合わせています。アメリカンオーク特有の強い焼き加減から、コーヒーやリコリスのようなニュアンスが生まれるのが特徴です。このワインは、私たちが唯一熟成を加味して仕上げたワインで、先日2004年のヴィンテージを試飲した際、ポテンシャルの高さに驚いたくらいです。ラベルには、今から約55年前、5歳頃の4代目のマッシモ(現当主/ヴィットーリオ氏の父)の写真が使われています」
試飲コメント:ルビー色に近いガーネット色。熟した果実やスパイスの香り。フレッシュで濃密な果実味とスパイスが調和し、甘やかさとフレッシュさが絶妙に溶け合った味わいです。徐々に黒胡椒のニュアンスが広がります。

インタビューを終えて

ディ レナルドの4代目マッシモ氏と5代目ヴィットーリオ氏をお迎えし、ワインを試飲しながらお話を伺ったことで、ディ レナルドが多くの方から愛されている理由を改めて実感しました。まず、凄まじいコストパフォーマンスです。ほとんどのワインが2000円台から3000円台でありながら、各品種の個性とテロワールをしっかりと表現し、バランス良く仕上げられていて、とても美味しかったです。

そして、マッシモ氏のワインや飲み手に対する深い想いが印象的でした。ゼロからワイナリーをここまで拡大させて、「どうやったら飲んでもらえるか」「どうやったらワインに興味を持ってもらえるか」といったマーケティング的な取り組みが興味深かったです。裏ラベルの樽マークもびっくりで、飲み手を大切にする優しさが表れており、価格だけでない飲み手ファーストの姿勢が感じられました。さらに、インタビュー中の誠実な対応も非常に印象的で、私たちの質問に丁寧に答えてくださり、ワインへの理解が一層深まる貴重な時間となりました。