高い山と海が近くにある、非常に珍しいテロワールの「ヴァッレデルモーロ」。山の影響による白い花のニュアンスと、海の影響によるトロピカルフルーツのアロマが共存
ヴァッレデルモーロは、アブルッツォの中でも特殊なテロワール。畑の近くには高い山があり、そして海にも近い。スキーをしながら海が見えるような場所です。標高が高く冷涼な山の影響を受け、ワインには白い花の香りが感じられると同時に、海にも近いためにトロピカルフルーツのアロマも加わります。一般的に、この2つの特徴が共存することはないため、ヴァッレデルモーロで造るワインは非常に特殊なものになります。
海に近い畑の「モッレチーネ」
アブルッツォの伝統的な仕立て法であるテンドーネのブドウ樹が育っていた場所ですが、12年前に新しいコルドーネ スペルナートという仕立てで植えかえています。この方法はより品質の良いものができると言われています。海風の影響を受け、ワインにはミネラルを感じます。樹齢が若く、まだ成長途中という場所です。
山のふもとにあり、高い樹齢のブドウが育つ「ジュリアーノ テラティーネ」
山からの風がよく通る、最高の条件の畑。樹齢が高いのが特徴。健全なブドウが育つので、11月ぐらいまで収穫をしないこともあります。コッレフリージオにとって最も重要な畑で、フラッグシップの「コッレフリージオ ディ コッレフリージオ」はここで栽培されたモンテプルチアーノから造られます。 |