Q&A よくある質問と回答

ワインに関する良くある質問をご紹介します。

ワインの保存方法を教えて下さい

ワインの保存に最適な環境は温度が14℃前後で湿度が70%以上です。ご家庭にワインセラーがない場合は、 温度変化や振動の少ない冷暗所で保管してください。臭いが発生するような場所からも遠ざけるようにして下さい。また、コルクの乾燥を防ぐため、横に寝かせて保存して下さい。 ワインは温度変化を嫌います。夏場は外気温が30℃を超える日が多いため、配送にはクール便の利用を強くお勧めします。

クール便で届いたワインを箱から出す時の注意事項

外気温が30℃以上となる夏場はワインにとって苛酷な時期です。宅配会社の車の中では40~50℃程の高温となるため、この時期のワインの配送には必ずクール便をお使い下さい。ワインは冷えた状態でお手元に届きますので、室温との温度差により結露が生じる場合があります。まずボトルの水滴をふきとり、ワインセラーや冷蔵庫の野菜室等の冷暗所にお入れください。また、ボトルによっては若干の液漏れが発生する場合もございますが、ワインの品質には問題ありません。

  • 結露によって生じたラベルのずれや、液漏れなどによる返品・交換はお受けできませんのであらかじめご了承ください。
コルクから液漏れしていますが品質に問題はありませんか

ワインは高温になると液体が膨張し、コルクの隙間から液が漏れたり、コルクが盛り上がったりする場合があります。急な温度変化にさらされると特にこのような現象が起こりやすくなります。季節を問わず、クール便で受け取った後のワインの取り扱いにはくれぐれもご注意ください。2~10℃のクール便から20℃以上の室内に持ち込まれたワインをそのままにしていると、ワインがふいていたり、コルクが浮き上がったりすることもあります。

特に、液面の高いワインは液漏れが発生する頻度が高くなります。このような状態のワインは飲めないわけではありませんが、避けるためにもお受け取りになったら速やかにワインを冷暗所に保存してください。

ワインはどんな場合に劣化しますか

ワインは酸素と触れると劣化しやすい性質を持っています。栓となるコルクが乾燥して収縮すると隙間からボトル内に空気が入り込んで劣化します。適切な湿度のある場所でコルクを寝かせて保存するのはコルクの乾燥を防ぐためです。

また、コルクそのものの品質が悪いために起こる劣化を「ブショネ」と呼びます。様々な要因が考えられますが、ブショネのワインはカビっぽい臭いや雑巾などの臭いがします。(詳しくは「ブショネとはなんですか」をご覧ください)

ブショネとはなんですか

ブショネは、コルクに存在していた細菌類がボトル内で化学変化してワインの香りや味わいを劣化させることです。ワインを開けたらまず、液体と接していたほうの側のコルクの臭いをチェックします。コルクが臭かったり、カビや雑巾のような不快なにおいがあればブショネです。

ブショネにも程度があるので、飲んで初めてわかる場合もありますし、慣れていない方にはブショネだと全く気がつかない場合もあります。なお、ブショネのワインを飲んでも体に悪いわけではありません。

お届けしたワインの品質に問題があると思われた場合は、中身を捨てずにコルクで栓をして、 3日以内に当店までご連絡下さい。返品いただいたワインの状態を確認した上で対応させて頂きます。ワインの状態に問題がないと判断した場合は商品の交換はお断りさせていただきますのであらかじめご了承ください。

尚、現物がない場合やお飲みいただいてから相当の日数が経過している場合は、交換等の対応ができかねます。ご了承のほどよろしくお願いいたします。

ワインは寝かせたほうが美味しくなりますか

バローロやブルネッロ ディ モンタルチーノなど、長期熟成に向くワインは別として、ほとんどのワインは今お飲みいただいて美味しく楽しめる状態と考えて問題ありません。収穫した年の翌年に出荷するワインは、出荷後2~3年以内に飲むことを前提に造られています。大部分の白やロゼワイン、一部の赤ワインがこれに当たります。ワインによっては当てはまらないものもありますのであくまでも目安としてお考えください。

コルクに砂糖のような付着物が付いていますが、これは何ですか

これは「酒石」と呼ばれるもので、ブドウ、すなわちワインの中に存在する酒石酸とカリウムが結合して出来たものです。コルクに付着していたり、ボトルの底に溜まっていたりします。無味無臭で、飲んでいただいても全く害はございません。

酒石はカリウム、すなわちミネラル分豊富なワインによく見られます。酒石を取り除いてからボトル詰めする生産者もいますが、その場合はいったんワインの温度を下げてわざと酒石を析出させて除去するという工程をとることになります。このような手を加えることを嫌う生産者のワインには酒石が生成されるとお考えください。

同じワインが以前飲んだ時と味が違うように思うのですが、なぜですか

ワインは農産物ですので、収穫する年の気候の影響を受けます。そのため、同じワインでも味が異なります。 また、同じヴィンテージであっても、異なるタンクで貯蔵されていたため、若干の味わいの違いが出ることもあります(ロットの違い)。

また、ボトリングされたワインはその後も熟成を続けるため、時間の経過とともに色、香り、味わいが変化します。例えば、同じ年に収穫したワインを翌年の5月に飲むのと12月に飲むのとでは 後者の方が味わいは落ち着き、バランスが取れた印象になる傾向があります。

ヴィンテージの切り替わりはいつですか

ワインのヴィンテージの切り替わり時期はワインによって異なり、また、輸入時期によっても異なるため、変更時期についてはケースバイケースです。ヴィンテージの管理を行っておりますが、輸入元の諸事情により商品ページで表示しているヴィンテージが切り替わることがございます。あらかじめご了承ください。

コルクが開かない場合はどうしたらいいですか

T字オープナーをお使いではないですか?ソムリエナイフに代表されるてこ式オープナーを正しく使用すればまず開きます。 また、回すだけで簡単にコルクが抜けるオープナーもあります。

ソムリエナイフの正しい使い方

  1. フォイルキャップをナイフ部分で切り込みを入れてはずします。ボトルの首には若干段が付いていますので、そこにナイフを当ててくるりと1周させて切り込みを入れます。その後、その切り込みからボトルの先端に向かって縦に切り込みを入れます。縦の切り込みにナイフの先端を入れ、首の周囲についた切り込みに沿ってくるりと外します。
  2. スクリューの先端をコルクの中心にまっすぐ入れます。このとき、中心からずれないようにまっすぐ差し込むことが重要です。
  3. スクリューがまっすぐになっていることを意識しながら時計回りにソムリエナイフを回していきます。
  4. スクリュー部分が7~8割程度コルクに入り込んだら回すのをやめ、手前のフックをボトルの首にひっかけててこの要領でレバーを上に上げます。ある程度コルクが上がってきたら次に奥のフックをボトルの首にひっかけ、同じ要領でレバーを上に上げます。最後はゆっくりと、音をたてないようにしてコルクを抜き取ります。
フォイルキャップをはがすとコルクの頭にカビが生えているようですが、大丈夫ですか

ワインを保管する場所は湿度を高く保つ必要があり、その結果コルクの上の面がカビ等で白や黒くなっている場合があります。これは適切な湿度で保管されている現れです。ワインに悪い影響を及ぼすことはありません。きれいに拭いてから抜栓して下さい。

微発泡ワインの保存について教えて下さい

スティルワインと同様、通常タイプのコルクを使用している微発泡ワインは、温度変化によってボトル内の気圧が上がりコルクが飛び出すことがあります。暖房の効いた場所や温度変化の大きい環境での保管はお避け下さい。

ワインを飲む適温は何度ですか

赤、白、スパークリング、甘口ワインのそれぞれの目安は下記を参考にして下さい。

  • 赤ワイン:14℃~18℃(軽口タイプはやや低め、重厚なタイプはやや高め)
  • 白ワイン:8℃~12℃(フレッシュで若いタイプは低め、熟成させたものやコクのあるタイプはやや高め)
  • スパークリングワイン:6℃~8℃
  • 甘口ワイン:2℃~6℃

また、赤ワインについては「常温で」とよく言われますが、これは日本よりも気温の低いヨーロッパでの話で、日本の場合は室温よりも低めの温度が適温になります。また、夏季は他の時期よりも低い温度で飲む方が美味しく感じます。セラーで保管していない場合は30分から1時間ほど冷蔵庫で冷やすとちょうどよい温度になります。

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