ブルネッロ協会の創設に大きく寄与した歴史的生産者カナリッキオ ディ ソープラが36ヶ月熟成で造るブルネッロ ディ モンタルチーノ。毎年高い評価を受けるスタンダードブルネッロで2017年は『ルカ ガルディーニ』95点、『ワインエンスージアスト』95点、『ワインアドヴォケイト』94点、『ジェームズサックリング』94点を獲得しています！

2つのクリュをブレンド、テロワールを表現

このブルネッロはカナリッキオとモントソーリという2つのクリュのサンジョヴェーゼをブレンドしています。カナリッキオはマグネシウム、鉄、マンガンなどを豊富に含む粘土質土壌。そしてモントソーリはミネラル豊富で泥を含む粘土質土壌。この2つの土壌のブドウをブレンドすることでエレガントで力強いミネラルと酸味、純度を高いレベルで調和した古典的エレガンスとモダンな美しさが溶け合うブルネッロが生まれます。

ブドウを収穫後、ステンレスタンクで発酵。25日間マセラシオンを行います。その後、スラヴォニア産オーク樽（25HLと50HL）で36ヶ月間熟成させます。美しく輝くガーネットがかった濃いルビー色を持ち、ブラックチェリーやプルーンを想わせるアロマに引き込まれそうです！ルバーブやリコリスのスパイシーな香りや森の地面、バルサミックな香りもほのかに香り、エレガントで調和が取れ、余韻が非常に長いブルネッロです。

『ワイン王国』2023年ヒット予測「Next Breake Italian wine 2023」選出！

『ワイン王国』132号（2022年12月発売）の2023年ヒット予測“Next Breake Italian wine 2023”でカナリッキオ ディ ソープラのブルネッロ ディ モンタルチーノ（2016ヴィンテージ）が選出されました！

「このワインは滑らかで充実した飲み心地で、染み入るような深い味わいです。タンニンもしっかりしていながら上品なので、鴨のローストのバルサミコソースや牛フィレ肉のソテーのポルチーニソースなど、しっかりとかみ締めるようなお肉料理と合わせてみたいです。16年ヴィンテージなので、時間の変化によって生まれた旨味の重層性が感じられ、大人の雰囲気が漂う味わいになっています。」とコメントされています。

ワインガイド評価

『ルカ ガルディーニ』95点（2017ヴィンテージ）

最高の品質を追求するリパッチョーリファミリーの道に、また新たな成功がもたらされた。ザクロの香りに、フレッシュなタイムとカーネーションのニュアンス。口当たりは張りがあり、素晴らしい密度と塩味のあるタンニンと素晴らしい持続性を備えている。

『ワインエンスージアスト』95点（2017ヴィンテージ）

下草、青い花、熟した黒皮の果実のアロマが新しい革と混ざり合っている。このワインは、灼熱のヴィンテージにふさわしい素晴らしいパフォーマンスで、楽しむのにそれほど時間はかからないが、何年も美味しく飲むことができるだろう。飲み頃：2023-2029年

ブルネッロ ディ モンタルチーノ協会創設に大きく寄与した造り手

カナリッキオ ソープラは1962年、トスカーナ州モンタルチーノの北部、ヴァル・ドルチャ（オルチャ渓谷）の中央に、この土地を愛するプリーモ・パチェンティにより設立されました。最初のボトリングは1966年でブルネッロ ディ モンタルチーノ協会創設に大きく寄与した造り手であり、ただ一社、当時のエチケットを使うことを許された稀有な存在です。

ビオンディ サンティも手掛けるパオロ・ヴァガッジーニ氏が参画

1990年代に入ると息子ピエル ルイージ リパッチョリが父の志を受け継ぎ、品質を目覚ましく向上させ、2001年からは第三世代シモネッタ、マルコ、フランチェスコ リパッチョリも加わり、ワイナリーは現在も進化を遂げています。また、コンサルタントとしてビオンディ サンティも手掛ける、サンジョヴェーゼのエキスパート、パオロ・ヴァガッジーニ氏が参加しています。

畑はカナリッキオに13ヘクタールとモントソーリに6ヘクタール所有しています。カナリッキオは標高300メートルの畑で粘土質を多く含み、モントソーリは石が多く混ざるガレストロ土壌でテロワールが異なります。造るワインは100％自社畑のブドウを使用。個性の違う2つの畑がブレンドされ、ワインとなります。ステンレスタンクで醸造し、伝統的大樽で3年間熟成といたってクラシカルな造りです。古くからの習慣に敬意を払いつつも、常に新しいアイデアと技術を取り入れ、長きに渡るモンタルチーノの歴史の中でも、最も由緒があり、古くからのワイン愛好家に人気がある最も重要な生産者のひとつとして注目されています。その実力は、『ガンベロロッソ』をはじめ、『ワインスペクテーター』、『ワインエンスージアスト』、『ワインアドヴォケイト』など世界中から賞賛されています。