トスカニーイタリアワイン専門店 / ネッビオーロ

商品一覧　全て
|
有名銘柄
|
ネッビオーロ

バローロ、バルバレスコの名手たちが造る
ランゲネッビオーロ飲み比べ
4本セット＆5本セット

イタリアの偉大な黒ブドウ「ネッビオーロ」飲み比べ！プリンチピアーノ、モッカガッタ、パルッソ、アルベルトバラリン！バローロ、バルバレスコの名生産者によるランゲネッビオーロ4本セット

【送料無料】15,840円

イタリアの偉大な黒ブドウ「ネッビオーロ」の入門編にピッタリ！人気バローロ、バルバレスコの造り手が手掛けるランゲネッビオーロ5本セット

【送料無料】14,388円

イタリアを代表する高貴な品種ネッビオーロの魅力を堪能！バローロ、バルバレスコの偉大な生産者によるランゲネッビオーロ3本セット

【送料無料】16,445円

ピエモンテの北と南のネッビオーロを飲み比べ！バローロ、ロエロ、ゲンメ、カレーマ！テロワールの違いを楽しむネッビオーロ飲み比べ4本セット

【送料無料】16,038円

バローロ、バルバレスコだけじゃない！ネッビオーロの凄さを味わえる「ネッビオーロ」飲み比べ3本セット

【送料無料】12,947円

■ネッビオーロとは

「ネッビオーロ」は、イタリアで最も重要な黒ブドウ品種の一つ。世界に誇る高級銘柄バローロやバルバレスコを生むピエモンテ州の土着品種です。収穫時期になると畑に霧（Nebbia）が発生することが名前の由来。テロワール（地質、気候など土地固有の特徴）を表現できる数少ない高貴品種としても知られています。

■特徴

ネッビオーロの多くは淡いガーネット色で、主に赤系果実や（ドライフラワーを含む）フローラル感が漂う奥深い香り。優れた骨格、豊富な酸とタンニンがありながらエレガンス溢れる味わいです。長期熟成能力も最大の特徴の一つ。熟成が進むとトリュフやなめし革など複雑な香りが現れ、タンニンも滑らかになり洗練された味わいに進化を遂げます。

■栽培エリア

主な産地はピエモンテ州ランゲ地方ですが、ピエモンテ州北部や隣接するロンバルディア州とヴァッレダオスタ州でも栽培されています。その限られた産地の中で複数のシノニム（別名）が存在します。ピエモンテ州北部では「スパンナ」、ロンバルディア州北部では「キアヴェンナスカ」、ヴァッレダオスタ州では「ピコテンドロ」と呼ばれています。

■ネッビオーロで造る代表的ワイン

・バローロ
ワインの王様と称されるイタリア最高峰赤ワイン。力強く豊富な酸とタンニンが特徴で、長期熟成のポテンシャルを秘めた逸品です。

・バルバレスコ
ワインの女王と称されるイタリア最高峰赤ワイン。力強さとなめらかさを備えた美しい味わいです。

・ランゲネッビオーロ
ランゲ地方全体で造られるDOC。力強さと気品を備えながらも若くして楽しめるワインです。

・ネッビオーロダルバ
タナロ川の両岸（大部分のバローロ、バルバレスコ地区以外）で造られるワイン。ランゲネッビオーロ同様、高品質ネッビオーロを気軽に楽しめます。

・ロエロ
バローロ、バルバレスコからタナロ川を挟んだ北部に位置するロエロ。芳香に優れた繊細で華やかなワインが生まれます。

・ガッティナーラ
アルプスに由来する火山岩主体の土壌を持つピエモンテ州北部のエリア。繊細で硬質、ミネラルに富んだ厳格なワインが生まれます。

・ゲンメ
ガッティナーラのすぐ東に位置。ガッティナーラより標高が低く粘土堆積土壌のため、柔らかくどっしりとしたワインが生まれます。

・カレーマ
ヴァッレダオスタとの州境に位置する非常に冷涼な産地。他の地域で造られたどのネッビオーロとも異なる繊細で透明感のある味わいです。

・スフルサートディヴァルテッリーナ
ロンバルディア州北部、スイス国境沿いの渓谷ヴァルテッリーナの伝統製法である陰干しブドウで造るワイン。透明感、複雑味、骨格すべてを併せ持ったワインです。

・ヴァッレダオスタ
冷涼なアルプスの麓に位置するヴァッレダオスタ州のネッビオーロ。赤系果実や高標高由来のエレガントでフィネスを感じる味わいです。

ピエモンテ州南部のネッビオーロ

　バローロ
バローロのあるランゲ地区は黄土が中心の粘土質の重たい土壌で、タンニン、酸ともに強固で骨格のしっかりとしたワインが生まれます。極めて長期熟成向きのイタリアが世界に誇る「ワインの王」です。ブルゴーニュの"クリュ"の概念をイタリアでいち早く持ち込んだ地域でもあり、テロワールが反映された単一畑で造られるワイン（クリュ・バローロ）は世界中の愛好家垂涎の的。西側のラモッラ村やバローロ村などは砂質比率が高く、比較的温暖なため優しく女性的、東側のセッラルンガダルバ村などは冷涼なため骨太で厳格なワインを生むといわれています。
バローロ特集ページはこちら＞＞

　バルバレスコ
バルバレスコもバローロと同じランゲ地区にありますが、標高が低いため柔和で女性的。「女王」と称される所以です。平地部分には畑がなく、クリュの制定をバローロより先に行うなど生産者の意識が高く、平均的レベルが高いといわれています。
バルバレスコ特集ページはこちら＞＞

　ロエロ
ランゲ地区からターナロ川を挟んだ北部に位置するロエロは、かつて海の底だった場所。砂質比率が非常に高いことで知られ、芳香に優れた繊細で華やかなワインが生まれます。硬さを感じさせず、若い内から開いてくれる優しい味わいが特徴。

近年めきめきと品質をあげ、2005年DOCGに昇格しました。辛口白「ロエロアルネイス」でも有名です。

　ネッビオーロダルバ、ランゲネッビオーロ
バローロやバルバレスコと同じ畑で造られたブドウのうち、樹齢の低いもので造る「ヤングバローロ」・「ヤングバルバレスコ」や、DOCGエリア外のためバローロ等を名乗れないが品質の高いもの等、お値打ちなものが多いネッビオーロダルバやランゲネッビオーロ。ロエロ地区にある急斜面の丘陵地「ヴァルマッジョーレ」は銘醸として名高く、エレガントで長期熟成にも向く特別な地区として知られています。

ピエモンテ州北部のネッビオーロ

　ガッディナーラ
1900年代前半までは、バローロよりもワイン造りが盛んだったガッティネーラ。1970～80年代にかけて低迷していた時期がありましたが、トラヴァリーニやアントニオロなどガッティナーラの復活を目指した生産者の尽力で名声を取り戻しました。

アルプスに由来する火山岩主体の世界的にも珍しい土壌で、粘土質のランゲとは全く違う味わい。繊細で硬質、ミネラルに富んだ厳格な味わい。バローロとはまた違ったタイプの威厳あるワインが造られています。

　ゲンメ
ガッティナーラとセージア川を挟んで東側に位置するゲンメ。ガッティナーラより標高が低く、かつて海底だったことに由来する粘土・堆積土壌のため、厳しさは無く柔らかくどっしりとした酒質で、食事と非常に合わせやすいワイン。果実のニュアンスが強く出ることも特徴です。

ゴルゴンゾーラチーズの産地として特に有名で、ゲンメとゴルゴンゾーラは抜群の相性を誇ります。

　北限のネッビオーロカレーマ、ボーカ
ネッビオーロが栽培できる北限といわれるカレーマとボーカ。
ヴァッレダオスタとの州境に位置するカレーマは非常に冷涼な地域。ここでの葡萄栽培を可能にしているのが、"トゥピン"と呼ばれる石垣で組まれた段々畑です。日中に太陽によって温められた石垣と石柱が、夜間に熱を放射することでブドウが死滅せずにすみます。非常に過酷な条件ですが、この地ならではの透明感のある滋味深い味わいのワインが生まれます。

ガッティナーラの北部に位置するボーカは標高500m、緯度もカレーマより高いですが、南風の影響と盆地状に切りだされた特殊な地形により、オリーブも育つ温暖な気候。昼夜の温度差が際立って激しく、これがワインに深みと複雑さを与えます。雹害の影響などで一時消失の危機に陥りましたが、レピアーネによって復活しました。ガッティナーラと同じ火山岩土壌ですが、ボナルダなどの品種がブレンドされるため、その個性はボーカのみでしか味わうことができません。

ロンバルディア州のネッビオーロ「キアヴェンナスカ」

　ヴァルテッリーナ
ロンバルディア州の北端、スイス国境沿いの渓谷「ヴァルテッリーナ」。標高差も315～900mと非常に幅があり、傾斜は45度を超える場所もあるほとんど崖といっていいほどの急斜面。北に連なるアルプス山脈を背に段々畑を構えることにより朝から夕方まで常に陽が当たり、他の地域にはない独自のエレガンスに富んだワインが生まれます。

この地では「キアヴェンナスカ」という名前で呼ばれるネッビオーロ。バローロと比べると力強さこそ劣るものの、芳醇な香りとミネラルに富んだ透明感ある味わいが素晴らしく、より親しみやすいワインです。

そして、古来から続くこの地域特有の製法・陰干しブドウで造る「スフォルツァート(スフルサート)」は、まさに"ネッビオーロのアマローネ"と呼ぶにふさわしい透明感、複雑味、骨格すべてを併せ持った偉大なワイン。バローロやアマローネと比べると知名度こそ高くありませんが、是非多くの方に味わっていただきたいワインです。