北イタリアヴェネト州で高品質なアマローネを造る「ヴィッラ アンナベルタ」を満喫するコストパフォーマンスの高い6本セットです！

イタリア高級赤ワインの代名詞「アマローネ」は、収穫後3～4ヶ月間陰干しし、水分を失わせて凝縮した乾燥ブドウから造るワイン。一般のワインよりも時間も手間もかかるのでどうしても価格が高くなります。一方、カナヤは、ヴァルポリチェッラ区域外の畑のブドウから、アマローネと同様のプロセスで造られています。アパッシメントの期間は短いのですが、アマローネよりも2～4週間遅い10月末頃に収穫しています。アマローネとは名乗れませんが、アマローネのようなリッチな風味をお値打ち価格で味わうことができます。

アマローネ並みの手間暇をかけた工程ながら、エリア外の為アマローネを名乗れない大人気の裏アマローネ「カナヤ」、良年のみボトリングされる最上級「カナヤゴールド」、アマローネの搾りかすで造られる「ヴァルポリチェッラ」。カナヤの弟分「ジャイロ」と「コメ」が入った充実のセット。「悪い商品を造る位ならワインは造らない」という当主ディエゴのこだわりの味わいがどのワインからも感じられ、素晴らしいコスパと飲み心地の良さ、豊かな風味が楽しめます！

もれなく持ち運びやアウトドアに便利なワイン専用ボトルクーラーも付いています！ぜひこの機会にヴィッラ アンナベルタのワインをお楽しみ下さい。

オススメPOINT

●“裏アマローネ”で大人気「カナヤ」のヴィッラアンナベルタ赤白6本セット

●上級キュヴェ「カナヤ ゴールド」、アマローネの搾りかすから造られる「ヴァルポリチェッラ」、超コスパワイン「ジャイロ」、「コメ」

●もれなくアウトドアでワインを冷やすのにも便利なボトルクーラー付き！

セット内容

カナヤ ロッソ ゴールド

樹齢の古いブドウから造られるカナヤの上級キュヴェ。アマローネ同様、100％陰干しブドウで造られます。バリックで24ヶ月熟成。甘く濃密な完熟果実の香り、ジャム、ドライフラワーに甘いスパイス、タバコなどのニュアンス。非常に濃厚な印象ながら、上品な甘みと熟成感、そして心地よい酸のバランスのおかげでとてもなめらかな味わいです。カナヤよりもより複雑味が感じられます。

品種：コルヴィーナ、ロンディネッラ、モリナーラ

産地：ヴェネト

タイプ：赤

カナヤ ロッソ ヴェロネーゼ

「CANAJA（カナヤ）」とは、ヴェネトの方言で『きつねのようにずるがしこいさま』を意味します。「IGPであるにも関わらず、リッチな風味とボリュームがあって、まるでアマローネみたいなワインだ！」ということから名付けられました。アマローネと同じように、箱に入れて葡萄を乾燥させ、12月末から1月にプレスします。（この段階で30％～40％もの水分が失われています）熟成はオーク樽（1、2、3年樽各1/3ずつ）で18ヶ月間。こうしてアマローネとほぼ同じ工程で造ったワインを85%、リパッソしたワインを15%ブレンドして造られます。アマローネよりかなりお値打ち価格ながら、味わいはまさにアマローネそのもの。まさにワイン通をあざむくキツネのようなワインです。

品種：コルヴィーナ、ロンディネッラ、モリナーラ

産地：ヴェネト

タイプ：赤

ヴァルポリチェッラ スペリオーレ リパッソ

基礎とも言うべき、葡萄の選別。優れた最良のヴァルポリチェッラを造る為にはこの過程が重要です。彼らは偉大なヴァルポリチェッラを造る為に9月に最良の品質の葡萄を選びます。オーナーでもあり畑の責任者でもあるディエゴが選び抜いた葡萄は次に醸造責任者のミケーレへ託されます。アマローネの果皮に保存していたヴァルポリチェッラを加え、約20日間再度発酵をさせます。ミケーレは注意深く、ワインにドライフルーツや熟したフルーツ、ジャムなどの特徴的な芳香を得るのを見極めます。その後フランス産のオークで18ヶ月熟成させます。黒いフルーツがたくさん感じられる魅惑的な香り、アタックにそのフルーツの甘味が感じられます。舌の上でしばらくするとチョコやカカオとビターなニュアンスが姿を現し、アフターにはブラックペッパーのような心地の良いスパイスがあります。これだけヴァルポリチェッラの個性が発揮できているのはさすがの名手と言えるだけの味わいです。

品種：コルヴィーナ、コルヴィノーネ、ロンディネッラ

産地：ヴェネト

タイプ：赤

ジャイロ ロッソ

大人気裏アマローネ「カナヤ」の果皮から造られるリパッソ。9月末から10月上旬に収穫。プレスして温度管理のもと10日間発酵させたのち、カナヤの発酵が終わるまで保存します。カナヤの発酵した後の果皮や種子に、先に保存しておいたジャイロを合わせて、再度発酵させます。さらに、10～15％カナヤをブレンドします。少しポートの風味、シロップ、チョコレート、オレンジ、バナナ、紅茶のニュアンス。きれいなタンニンがあり、バランスがよく、アフターにブラックシュガーがあります。※「ジャイロ」は、ローマ時代にワインを保存する入れ物を、ヴェネト地方で「ジャイラ」といったことにちなんでいます。

品種：コルヴィーナ、ロンディネッラ、モリナーラ

産地：ヴェネト

タイプ：赤

ジャイロ ビアンコ

使用するガルガーネガの90％について、実の付いた枝を幹から切ってしまい（翌年のための枝だけ残す）、そのままワイヤーにぶら下げて1ヶ月乾燥させます。その過程で、完熟度も酸の量も変わらずに、ブドウから15～20％の水分が失われます。そして、全てのエキス、アロマが集約され、残糖が６～７ｇありながらアルコール度を13.5％までにすることができるのです。あざやかな黄金色。なめらかでやわらかいアタック。低めの酸。レモンやライム、程よい苦みと爽やかな余韻があり、タンニンも感じます。

品種：ガルガーネガ、ピノ グリージョ、ソーヴィニョン

産地：ヴェネト

タイプ：白

コメ

9月末に収穫を行ない、除梗、破砕し、それぞれの品種はまとめて発酵槽に入れ、22～25℃にコントロールしながら発酵させます。発酵期間は7～12日。発酵終了後、プレスします。毎月、タンクを移しながら澱引きします。フィルターをかけてからボトリングします。“Com’e”とは「こんなもんでしょ（たいしたことないよ！）」といった意味合いですが、あえてこういったネーミングをするところが、造り手のディエゴの自信の表れといえるでしょう。ジャイロ ロッソのベースとなるワイン。コメをカナヤの果皮でリパッソしたものがジャイロとなります。

品種：コルヴィーナ、コルヴィノーネ、ロンディネッラ、クロアティーナ

産地：ヴェネト

タイプ：赤

ヴィッラ アンナベルタ ワイン専用ボトルクーラー

ヴィッラ アンナベルタのロゴ入りボトルクーラーです。テーブルに置いてもしっかり温度をキープする、便利なアイスクーラー。カバーには保冷剤が入っているため、あらかじめ冷凍庫で冷やしておけば、ボトルに被せるだけで温度をキープすることが出来ます。バケツ型のワインクーラーや、氷や水を準備する必要がありませんので、お気軽にご使用いただけます。ワインクーラーのように結露でテーブルを濡らすこともありません。持ち運びにも便利なので、アウトドアでワインを冷やすのにもピッタリです。サイドは伸縮性のゴム製のため、様々なボトルに幅広く対応します。

品種：

産地：

タイプ：

2005年にヴィッラ アンナベルタの名前でワインを出荷

ヴェローナのコッティーニ家が所有したカンティーナは、従来はバルクでの販売しかしていませんでしたが、2000年にアグロノモでもある、ディエゴ コッティーニが10ヘクタールを相続して会社を設立し、2005年にヴィッラ アンナベルタの名前でワインを出荷し始めたことに始まります。

エノロゴは4年前に醸造学校を卒業した息子のミケーレ コッティーニが醸造を担当しています。現在100ヘクタールをガルダ湖の周辺に所有し、コルヴィーナ、ロンディネッラ、カベルネ ソーヴィニヨン、クロアティーナを栽培しています。

コッティーニ家はワイナリー運営においてそれぞれの役割をきっちりこなす円満な家族で、醸造やセラーのスペースと自宅のスペースが、うまくつながっており、規模は家としてはかなり大きいのに、醸造セラーにいても自宅の一部にいるようなそんなカンティーナです。また、カンティーナはモダンな設計ながら、木を多く使用し、全体に暖かい雰囲気のある建物です。とても機能的で、無駄がなく、どの部分にも芸術的なニュアンスさえ漂うカンティーナはなんと奥さんのアンナベルタが全て設計、デザインしたものだとのことです。

ハイレベルなアマローネなどを造る家族経営の生産者

ヴィッラ アンナベルタは、ハイレベルなアマローネなどを造る家族経営の生産者です。アンナベルタは夫人の名前で、ヴィッラ アンナベルタは「アンナベルタの家」という意味です。セラーの設計も全て夫人の手によるものです。10ヘクタールから始めたワイン造りは現在100ヘクタールを所有するまでになりました。海抜は全て300メートル以上あり、東西に伸びた通りに面しています。収穫時には、10～12名のスタッフがいて、一部は醸造を担当します。美しく素晴らしいワイナリーで、倉庫と瓶詰めラインを増設中です。

コンピュータ管理で理想的なアパッシメントを行う

海抜500メートルのところにアパッシメント（陰干し）用の倉庫があります。陰干しはなるべく自然に乾燥するのが理想なため、中の湿度が高くなると窓が開き、外の湿度が高くなると窓が閉まるといった、空気の入れ替えをコンピューター管理で自動コントロールしています。理想的な湿度は60～70％です。10、11月は限りなく0度に近づきます。

良い斜面の畑のブドウでアマローネやカナヤを醸造

アマローネやカナヤにする葡萄は区画で決めています。良いヴァルポリチェッラは、斜面の畑にしか生りません。平地は、白品種に向いています。畑仕事は、「仕事でなく楽しみ。良いワインが出来ることに喜びを感じる」と語ります。ディエゴのワイン造りの哲学は、「悪い商品を造る位なら、ワインは造らない」ということです。現在、イタリアの経済状況が悪いなか、灌漑用設備や虫除けの網掛けなど、畑への投資を行っています。