モンテプルチャーノ村の郊外でフォルソーニ姉妹によって営まれるトスカーナの自然派"サングイネート"の「ロザート」です。ワイナリーでは2016年から造られているワイン。ロッソ ディ モンテプルチャーノ増産用に新しくブドウを植えた区画の、若い樹齢のサンジョヴェーゼ(プルニョーロジェンティーレ)で造られています。フレッシュでバランスが取れており、タンニンは非常に穏やかなトスカーナ ロザート。2022年は、インポーターさんが“過去最高”の出来栄えと大絶賛しています！

土着酵母を使って30日間ほどのアルコール発酵を実施

畑はモンテプルチアーノ、サンギネート地区の一日中日当たりの良いエリアにあります。サンジョヴェーゼ(プルニョーロジェンティーレ)の栽培は除草剤や一切の化学肥料を使わない有機農法を実践。9月最終週-10月第1週に手作業で収穫。ブドウは小ぶりの箱に入れワイナリーまで潰れることなく運ばれます。除梗後圧搾したモストのみを使用。土着酵母を使って30日間ほどのアルコール発酵を実施。発酵と熟成にはガラスコーティングされたセメントかステンレスタンクを使用。少量の二酸化硫黄を添加して瓶詰めされています。

美味しさにビックリ！“過去最高”の出来栄え

美味しさに本当にビックリしたのがロザート2022（＆ビアンコ）！“美しい”は優劣ではなく、唯一無二性を指す言葉だと標榜しているだけに、比較するという行為が美しくないと思っているわけですが、この2ワインに関しては“過去最高”と言わざるを得ない気がしています。香り味わい共に濃密ではあるのですが、素晴らしい飲み心地がっ！（その時は）まだボトリングをする前のタンクから取ってきたものだったのですが、すでに恐ろしい完成度で…(比較的早い段階からまとまるというのも、2022年ヴィンテージにある特徴な気がしています)。ハム、サラミ類やレバーペーストなどと飲むのもステキかと!（インポーターのヴィナイオータ社コメントより）

フォルソーニ姉妹が営むヴィーノノービレの自然派ワイナリーです。現在敷地は50ヘクタールでそのうちの6ヘクタールが標高300mほどのブドウ畑で土着品種を栽培、大地と自然、天候との絆を最優先に考え除草剤や一切の化学肥料を使用せず有機農法を実践。ワイナリーでは一族の伝統とモンテプルチャーノでこれまで栽培されてきたブドウに敬意を払い、温度管理せずに野生酵母による醗酵を行い、大樽で時間をかけた熟成の後、清澄作業せずに少量の二酸化硫黄を添加し無濾過で瓶詰めされています。

サングイネートというワイナリー名は、古代ローマとエトルリアの歴史的戦いの中でこの土地が血で赤く染まったことからSanguineto(Sangueサングエは「血」の意)と呼ばれていたことに因んでいます。モンテプルチャーノ狩猟協会の副会長を務めたこともあるドーラは、家の窓から100kgオーバーのイノシシを仕留めたり、飲みっぷりもかなり豪快だったり、とワイルドな人物です。