名門アンティノリのワイナリーブランド、トルマレスカのDOCカステル デル モンテ「ボッカ ディ ルーポ」です。プーリア内陸の火山性土壌の畑で、オーガニック栽培で育てられたアリアニコ100%を使用。フレンチオークの小樽で15ヶ月熟成後に24ヶ月の瓶内熟成を行っています。濃密な果実のアロマとスパイスなどの複雑な香り。ゆっくりと広がる旨みと果実味が魅力です。リリースまでに3年以上の歳月をかけた「南のバローロ」と謳われる濃厚なスタイルの赤ワインです。この年は『ビベンダ2024』 で最高賞5グラッポリを獲得しています（2019ヴィンテージ）。

石灰石と砂で構成された火山質土壌が特徴

ボッカ ディ ルポの畑は、プーリアの州都バリ近く、ヴルトゥレ休火山に程近い場所にあり、昼夜の寒暖差が激しく、石灰石と砂で構成された火山質土壌が特徴です。130haのブドウ畑ではその温暖な気候を活かし全てオーガニックで栽培。イタリアで最も山岳が少ないというプーリアの平野に広がる、1列が約1kmにも及ぶブドウの畝は圧巻です。

フレンチオークの小樽で15ヶ月熟成+24ヶ月の瓶内熟成

ブドウは火山質の土壌と相性の良いアリアニコ100％使用。熟練したスタッフが手作業で厳格に収穫と選果を行います。25-27度に温度調節されたステンレスタンクで15-18日間かけて発酵。その後フレンチオークの小樽で15ヶ月熟成。ボトリング後に24ヶ月の瓶内熟成を実施。リリースまでに3年以上の歳月を経て出荷しています。

ゆっくりと広がる旨みと果実味が魅力

濃いルビーレッドの色調。濃密な果実のアロマとスパイスなどの複雑な要素が幾層にも重なっています。口中にゆっくりと広がる旨みと果実味が魅力。しっかりとした骨格にまろやかさ、上品さが備わり余韻も長く続きます。ペアリングにはラム肉のソテーなどのお肉料理と相性抜群です。ワイン単体でじっくりと時間をかけてもご堪能頂けます。

名門アンティノリ家がプーリアで造るトップクオリティのワイン

トルマレスカの歴史は、1998年にトスカーナの名門アンティノリ家がワイン造りの可能性に満ちたプーリア州に土地を購入したことから始まります。アンティノリは1385年にトスカーナのフィレンツェでワインビジネスを始めたイタリアを代表する名門中の名門ワイナリーで、現在は26代目現当主、ピエロ アンティノリ侯爵と3人の愛娘によってプーリア州トップクラスの素晴らしいワイン造りがなされています。

スーパートスカン「ティニャネロ」「ソライア」を産みだしたアンティノリ家

アンティノリの名声を築いた彼らのフラッグシップワインとも言えるのが「ティニャネロ」と「ソライア」で、イタリアワインの歴史を変えたスーパータスカンの先駆けとして知られています。

最上級のワインを造りだす可能性に満ちたプーリア州の魅力

ピエロ アンティノリ侯爵はプーリア州の魅力について、「この地の太陽、土壌、大地、気候、恵み、歴史、文化、食事に可能性を感じただけでなく、この地にはたくさんのブドウ品種があり、 その数だけ挑戦できる。そして、プリミティーヴォ、ネグロアマーロ、アリアニコなどそれぞれにおいて最上級のワインを造り出せる可能性がある」と語っています。

トスカーナとウンブリアで培った経験と技術を駆使した魅力的なワイン造り

トルマレスカでは「エレガントでトップクオリティのプーリア産ワインを造り出す」という信念のもと、アンティノリがトスカーナとウンブリアで培った経験と技術を駆使し、土着品種を使った魅力的なワインが生産されています。

テロワールの異なる2つの畑を所有

トルマレスカの大きな特徴は、内陸カステル デル モンテに位置する火山質の土壌のボッカ ディ ルポと、アドリア海沿いに位置する粘土質の土壌のマッセリア マイメという、テロワールの特徴がまったく異なる2つの畑と醸造所を所有していることです。また、２つの畑は栽培方法も異なり、ボッカ ディ ルポは全てオーガニック栽培、マッセリア マイメでは「Alberello（アルベレッロ）」というプーリア伝統の栽培方法が採用されています。異なる2つのテロワールを持つ恵まれたブドウ造りがなされています。