お届けのワインは商品名に記載のものになります。画像のヴィンテージ・ラベルデザインとは異なる場合がございます。あらかじめご了承ください。
デルトーナ コッリ トルトネージ ティモラッソ 2022 ボルゴーニョ 750ml [白]
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- 英字名
- Derthona Colli Tortonesi Timorasso
- ワイナリー名
- ボルゴーニョ(詳細はこちら)
- 内容量
- 750ml
- 品 種
- ティモラッソ
- 産 地
- イタリア・ピエモンテ
- カテゴリー
- コッリ トルトネージ ティモラッソDOC
- タイプ
- 白
- 味わい
-
● 辛口 中辛 甘口 - ボディ
-
● 軽口 中口 重口 - 輸入元
- 日欧商事株式会社
ボルゴーニョが土着品種ティモラッソで造る白。クリアな濃いイエロー。若いうちは洋梨や桃などフルーツの香りとアカシアの花や西洋サンザシの花などのフローラルノートが香ります。ハチミツの香りも特徴的です。口当たりはドライでありながら、柔らかさも持ち合わせます。アルコールと酸のバランスがよく、余韻が楽しめるミディアムボディです。9月末に収穫。フレッシュさと酸味を保たせるため、低温で発酵、醸造。ステンレスタンクで澱とともに18ヶ月間熟成。
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今注目される絶滅に瀕したピエモンテ希少土着品種白「ティモラッソ」!長期熟成可能な偉大な酸と豊かなミネラルを備えた芳醇な旨み
デルトーナ コッリ トルトネージ ティモラッソ Derthona Colli Tortonesi Timorasso
商品情報
バローロ的な揺るがない品質を持つ白「デルトーナ」
2018年8月、ボルゴーニョ社のオーナー兼醸造家のアンドレアファリネッティ氏にお話しを聞きました。「現在、ピエモンテ東部DOCコッリトルトネージの畑を2010年に購入、土着品種の白「ティモラッソ」の栽培を始めました。白ブドウ造りには最適な場所でリグーリアから吹き込む海風とピエモンテ北西部から吹く山風がぶつかり合う微気候が産まれるエリアです。初リリースとなるDOCデルトーナ2016ヴィンテージが間もなく販売されます。「デルトーナ」は白ワインにおけるバローロ的な揺るがない品質を持つ、ピエモンテの白ワインのエリアですね」と話してくれました。
絶滅の危機に瀕したピエモンテの希少白品種「ティモラッソ」
ヴィニェーティマッサ、フランコ マルティネッティを始め、近年ではバルバレスコの雄「ロアーニャ」も生産を始めたピエモンテの希少白品種「ティモラッソ」。
ロンバルディア、リグーリアの州境にも程近い、ピエモンテ東部アレッサンドリア県に起源をもつと言われている希少古代品種で、1800年代にピエモンテ東部、リグーリアを中心に栽培されていた品種です。単一品種でのワイン醸造が難しく、コルテーゼ(ガヴィ)のブレンド用として使用される事が多い品種でした。1800年代後半のフィロキセラを契機に栽培量は激減、酸化に弱い性質で取り扱いが非常に難しいことから、1980年頃までは忘れ去られたブドウで絶滅の危機に瀕していました。
ピエモンテの土地を表現出来る「偉大な酸」「豊かなミネラルとナッツの香り」
1980年代以降、新しい世代の生産者達がティモラッソ種の持つ非常に高いポテンシャルに着目。ピエモンテの土地を表現出来る「偉大な酸」「豊かなミネラルとナッツの香り」を持つ数少ない白ブドウ品種として、アルネイスやコルテーゼと並び偉大な白ブドウ品種として近年世界中のプロフェッショナルから高く評価されている品種ですが、現在でもティモラッソ100%でワイン造りを行う生産者は数軒程しかありません。
バローロ中央部、西部と非常に非常に似通う気候、土壌性質を持つ「デルトーナ」
1日の寒暖差が大きいデルトーナの畑は粘土に石灰が混じる土壌で、バローロ中央部、西部と非常に似通う気候、土壌性質があります。バローロの名門「ボルゴーニョ」は2010年にモンレアーレの丘に3ヘクタールの南東~南西向きの畑を購入、綿密な栽培計画を経てティモラッソ種100%「デルトーナ2016」を初リリースさせました。
1ヘクタール当たり約5000本の密植度で、収穫は9月末に行われました。ブドウのフレッシュさ、繊細な香りを保持させる為に低温で醗酵、醸造後18カ月間ステンレスタンクで澱と共に熟成されます。
清らかさと深みのある完成度の高い魅惑的なアロマ
クリアーで豊かなイエロー色調。西洋梨や白桃を思わせる洗練された果実香にアカシアの花、西洋サンザシのフローラルさが美しく寄り添います。精緻で清々しいミネラルが印象的ですが、奥底に感じるハニーシロップの甘美なニュアンスが重なります。華美ではありませんが、清らかさと深みのある完成度の高い魅惑的なアロマがあります。
偉大な酸とミネラルに支えられたティモラッソは5~10年の熟成も可能
口当たりは非常にドライですが、果実感は実にしなやか。酸やミネラルも美しい調和を成し、アルコールのブレ、つっかかる要素や無く、非常にスムーズな飲み心地です。中盤からじわりと広がる豊かな風味と蜜のニュアンス、余韻に感じるほんのりとした心地よい苦みがあり、グラスの中で温度を上げるにつれ風味、ボディの厚み、芳醇さも増していきます。偉大な酸とミネラルに支えられたティモラッソは5~10年の熟成も可能。若いうちは柑橘のニュアンスから、熟成するとハチミツやナッツのニュアンスが顕著に感じられる素晴らしい深みがあります。最初は冷やしてから、少しずつ温度を上げていくとティモラッソの素晴らしい味わいが楽しめます。天ぷらやフリット等の油分もすっきりとさせてくれます。魚介料理で白身魚のムニエル、温度が上がればオマール海老やホタテ貝のソテー等にも好相性です。
生産者情報
ボルゴーニョ
Borgogno
1861年イタリア統一記念晩餐会の公式ワインリストにも載っている名門中の名門「ボルゴーニョ」
1761年に創業の、ピエモンテで最も古い由緒あるバローロの造り手。1861年のイタリア統一記念晩餐会の公式ワインリストにも載っているという、名門中の名門。伝統的な低温長時間発酵、マセラシオン(かもし)をおこない、バリック(小樽)を一切使用せずに昔からの造り方でバローロを造り続けています。
「バローロ本来の味わいは大樽を使ってゆっくり熟成させてこそ産まれてくるのです」
250年という歴史があればこそ、自分たちの味わいにゆるぎない自信と誇りを持つ彼らはこう語ります。「ピエモンテにはそもそもバリックなんてものは存在していなかった。それは、ブドウ(ネッビオーロ)そのもののポテンシャルが非常に高く、バリックを頼らなくても高いレベルのワインを造ることができるから。バローロ本来の味わいは大樽を使ってゆっくり熟成させてこそ産まれてくるのです。」
創設時からバローロ村で最良のエリアに位置する、最高の「単一畑」を所有
ボルゴーニョは、その創設時から、バローロ村で最良のエリアに位置する、最高の「単一畑」に自社畑を所有しています。バローロの昔ながらの伝統では、「完璧な」ワインを造るために、各単一畑で収穫されたブドウを全てブレンドをしていました。現在でもボルゴーニョは純粋な伝統を尊重し、「クラシコ」と「リゼルヴァ」には、全ての自社畑のブドウをブレンドしています。しかし、2008年の収穫から、ボルゴーニョは将来を見据えて、所有する3つの単一畑のブドウを別々に醸造し、伝統的なバローロ ボルゴーニョに加えて、それぞれの畑の心臓にあたる、中心部のブドウだけを使った「バローロ カンヌビ」「バローロ リステ」「バローロ フォッサティ」を造ることを決めました。
これら3つのワインが、同じエリアのそれぞれがほんの数百メートルしか離れていない畑のブドウで造られていながら、いかに違ったワインであるかを発見できるのは、素晴らしいことです。これは、土地が持つ「生態系の多様性」の醍醐味であり、その唯一性を具体化したものが、「バローロ カンヌビ」「バローロ リステ」「バローロ フォッサティ」という3つのワインです。
伝統的醸造と有機栽培へ転換しさらなる進化を遂げる名門「ボルゴーニョ」
現オーナーのオスカー ファリネッティ氏は伝統的なイタリア食材の普及活動にも力を入れている人物で、スローフードに賛同。2008年東京にもオープンしたトリノ発祥のEataly(イータリー)の設立者でもあります。オーナー兼醸造家のアンドレア ファリネッティ氏が全量を伝統的セメントタンク醗酵に切り替え、畑での有機栽培へ転換、全て大樽熟成と、かつてボルゴーニョ社が伝統的に行いその揺るぎない地位を築いたクラシックな醸造スタイルに戻しています。偉大な名門「ボルゴーニョ」は更なる進化を遂げています。