イタリアで最も入手困難なカルトワインとして名高い「ミアーニ」が手掛けるクロアット

常識を遥かに凌駕した畑仕事から造られる、イタリアで最も入手困難なカルトワインとして名高い「ミアーニ」の当主エンツォ ポントーニが植樹、栽培を手がけた新しいプロジェクト「クロアット」。本家ミアーニ同様、生産量も日本への入荷量も少ないうえに、ミアーニより数段お求めやすい価格で楽しめるとあって、非常に人気の高いワインです。

メルロー クラは本家ミアーニに匹敵する1ヘクタールあたり25ヘクトリットルの低収量！2015年は18ヶ月間バリック熟成。凝縮感があり滑らかなタンニンと魅力的な果実味が詰まった仕上がりに。熟成のポテンシャルも秘めています！

2015年は非常にいいヴィンテージで、砂利質の土壌が特徴的な「クラ」の区画のメルローだけを使用

マール土壌であるミアーニに対して、クロアットの土壌はラベルに記された「Clas（＝石）」の文字が示す通り小石に覆われた砂利質で、地中30cmは粘土質、より深い場所は小石、粘土、石灰の混合土壌という、ボルドーに似た性質を持っています。ミアーニのワインは濃厚なパワフルさが魅力であるのに対し、クロアットのワインは酸とミネラルが美しく、複雑さとエレガントさを併せ持った味わい。植樹は2001年、接ぎ木は行わず自根で植えられており、年を経て樹齢が高まるごとに品質も向上しています。

ヴィンテージによって使用するブドウの区画が変わります。2015年は非常にいいヴィンテージで、砂利質の土壌が特徴的な「クラ」の区画のメルローだけを使用。凝縮したエッセンスを感じますが、決して重苦しくなく、ピンと緊張感のある酸と豊富なミネラル分がもたらす軽やかさと複雑さの調和が秀逸です。2015ヴィンテージについてワイナリーでは「以前のヴィンテージ(2014年)とはまるで正反対で、凝縮感があり滑らかなタンニンと魅力的な果実味が詰まっている。熟成のポテンシャルも秘めている。」とコメントしています。

2011ヴィンテージより醸造を手掛けるのは、偉大な造り手として名高いロンコ・デル・ニェミツ。ミアーニの施設が手狭になってきたため、カンティーナを借りて一緒に醸造を行っています。熟した黒色の果実のフレッシュで豊満な香りと、凝縮感がありながらも緊張感のある酸とミネラルのおかげで不思議なほどに軽やかさを感じる味わい。それでいて複雑味あふれる奥深さも。フリウリ屈指の造り手2人のコラボレーションによって生み出されるイタリアワイン愛好家にとっては見逃せない1本。限定入荷のこの機会をお見逃しなく！

カルトワイン「ミアーニ」の新たなプロジェクトワイン「クロアット」

クロアットは、イタリア最強のカルトワインとして名高いミアーニの当主エンツォ ポントーニが植樹、栽培、醸造すべてを自らの手で行なう新プロジェクトです。

全てのプロセスでミアーニと同様の深い愛情と情熱をもって造られる

全てのプロセスにおいて、考え方や方向性は全く変わらず、ミアーニに対してと同様の深い愛情と情熱が注がれています。『グランクリュ』ともいえるフリウリ最良の産地、ブットリオにある僅か3.8ヘクタールの畑「ソット ダ モン」を所有するクロアット家の名前がそのままワイナリー名になっています。誰よりも長い時間を畑で過ごすことで有名なポントーニが、長年の研究結果からその畑の類まれなるポテンシャルに確信を持ったことで、このプロジェクトは生まれました。

並外れた凝縮感を備えつつも、酸とミネラルが美しい複雑さとエレガンスを併せ持った味わい

2001年、ポントーニは斜面上部にソーヴィニョン、下部にメルロを植樹。ラベルに記された『Clas（＝石）』の文字が示す通り、表面は小石に覆われた砂利質で、地中30cmは粘土質、より深い場所は小石、粘土、石灰の混合土壌となっていて、マール土壌であるミアーニ本人の畑との相違点がここにあります。ミアーニのワインは濃厚なパワフルさが魅力であるのに対し、クロアットのワインは自根で育つ低収量のブドウが生む並外れた凝縮感を備えつつも、酸とミネラルが美しく、複雑さとエレガンスを併せ持った味わいとなっています。

今後、ミアーニ以上に入手困難になるかもしれない逸品

醸造、熟成、出荷まですべてミアーニと同じ施設で行なわれていましたが、2011年より、フリウリの実力派として知られるロンコ デル ニェミツが醸造施設を提供するようになりました。それでもミアーニのエンツォは、「中途半端な仕事をするわけにはいかない」と、引き続き栽培及び醸造に関して全面的に携わっています。イタリア国内でさえも、まして日本に入ってくることは奇跡ともいえる本数しか造っていません。今後、ミアーニ以上に入手困難になるかもしれない逸品です。