トスカーナ州ヴィーノ ノービレ地区内に誕生した若手自然派「イ カンジャンティ」が入荷です！20代前半、いわゆるZ世代のマッテオとルカのストッピーニ兄弟が古き良き自然なワインを現代に蘇らせたいと熱い思いで立ち上げたワイナリー。自由な発想のもと、天然酵母による自然発酵、無濾過、無清澄、醸造中も瓶詰め時もSO2は基本的には無添加（状況に応じて必要最少限のみ添加）でワインを造っています。

トレッビアーノとマルヴァジアで造るオレンジワイン

「スキッゾ ビアンコ」は、トレッビアーノ90％、マルヴァジア10％で造るフリッツァンテ。手摘みで収穫した異なる品種のブドウを除梗して一緒に醸造します。果皮とともに野生酵母のみで自然発酵。マセラシオンの期間は6日から7日。SO2やその他の醸造添加物は一切加えずに醸造します。バスケットプレスによる手動での圧搾後、ステンレスタンクで自発的なマロラクティック発酵と熟成を行います。果汁の一部は、瓶内二次発酵を行う際のリキュール ド ティラージュとして使用するためにすぐに冷却して保存します。ボトリングの際に、この保存していた果汁を添加して瓶内二次発酵を行います。

ブドウ果汁以外の糖分や酵母、SO2の添加は一切なく、濾過も清澄もデゴルジュマンも行いません。このため、澱に由来する濁りがあり、残糖もほどんどない、ナチュラルなアプローチで造られたフリッツァンテが出来上がります。

やや濁りのあるオレンジ～褐色。桃、アプリコット、カリンなどのニュアンス。ジューシーな旨みが口の中に広がる、優しい味わいです。デゴルジュマンしていないので、澱が非常にあり、にごっています。抜栓後、2日目から豆感が出てくるので、抜栓した日に飲み切ることをお勧めします。

イ カンジャンティは、ウンブリアとトスカーナの境界に誕生したユニークなワイナリーです。ワイナリーを運営するマッテオとルカのストッピーニ兄弟はまだ23歳と21歳。学校でブドウ栽培やワインについて学んだことはなく、別の分野の勉強をしていました。しかし学業を修めた後、オフィスで働くよりも自然の中で自然と触れ合って働きたいと思い、家族と共に2019年にワイナリー設立し、全くゼロからスタートしました。二人は、イタリアで数多く行われるワインのイベントに参加してワインを味わってみたものの、気分が悪くなることが多く、それで、誰もが味わえるナチュラルワイン造ろうと思い立ちます。二人は、祖父母が造っていた古き良き自然なワインを現代に蘇らせたいと思い、祖父母から受け継いだ伝統と教えを現代にアジャストさせてナチュラルワイン造りを始めました。