サンロレンツォ イゾンティーノの地で1970年創業した自然派ワイナリー"ピエールパオロ ペコラーリ"赤のトップキュベ「タオ」です。有機農法で育てた樹齢30年のレフォスコ（レフォスコ ダル ペドゥンコロ ロッソ）を使用。24日間のマセレーション、古樽バリックにて12ヶ月発酵と熟成、36ヶ月瓶内熟成を実施。赤い果実の香りや樽を思わせる強い香り。しっかりと熟成されキメの細かくなったタンニン。凝縮した豊かなレフォスコ種の味わいがありながらもペコラーリらしい滑らかな味わい。2016年は均整の取れたヴィンテージも相まって非常に穏やかな味わいに仕上がっています。この年は『ルカマローニ』で96点を獲得しています（2016ヴィンテージ）。

生態バランスを崩さぬように有機農法を実践するピエールパオロ ペコラーリ

現在ワイナリーの敷地は50ヘクタールでそのうちの6ヘクタールが標高300mほどのブドウ畑で土着品種を栽培。大地と自然、天候との絆を最優先に考え除草剤や一切の化学肥料を使用せず有機農法を実践｡高植樹密度の砂利質の畑､厳しく収量制限したブドウから高品質のワインを造ります｡SO2もごくわずかしか使わず、ノーマルクラスのワインはビン詰め直前まで澱引きをしません｡

老子の思想の一つである"タオ"に影響を受けたことから命名

ワイン名の"タオ(Tao)"は「中国哲学の道」を意味し、ラベルにもタオイズムを象徴する太極図が描かれています。アレッサンドロがアジアの文化に深く関心があり、老子の思想の一つであるタオに影響を受けたことから命名されました。

爽やかな酸味を持ち、独特の土っぽさを感じさせる個性的なブドウ品種

イタリアに残る600年前の文献にその名前が登場する品種レフォスコは、レフォスコ ダル ペドゥンコロ ロッソという長い正式名称を持っています。野イチゴのような艶めかしい香りと爽やかな酸味を持ち、独特の土っぽさを感じさせる個性的なブドウ品種です。

使い古したフランス産の樫のバリックにて12ヶ月発酵の続きと熟成を実施

サンロレンツォ イゾンティーノの隣村モラーロの標高60mの畑に植えられた樹齢30年のレフォスコを収穫、発酵温度が上がりすぎないように注意しながら、ステンレスタンクにて24日間のマセレーションとアルコール発酵を実施。使い古したフランス産の樫のバリックにて12ヶ月発酵の続きと熟成を行った後ボトリングされ、36ヶ月瓶内で落ち着かせてから出荷しています。赤い果実の香りや樽を思わせる強い香り。しっかりと熟成されキメの細かくなったタンニンは繊細で綺麗に口の中に残ります。凝縮した豊かなレフォスコ種の味わいがありながらもペコラーリらしい滑らかな味わい。リブロース、ヒレ、ラムなどの赤身肉のお料理と良く合います。

2016という均整の取れたヴィンテージも相まって、非常に穏やかな味わい

「レフォスコで造る赤のトップキュベ、タオ2016をリリースします。2016という均整の取れたヴィンテージも相まってか、レフォスコという鋭い酸に特徴のある品種のワインであることを考えると、非常に穏やかな味わいと言えるかと（インポーターのヴィナイオータ社コメントより）」

ワインガイド評価

『ルカ マローニ』96点（2016ヴィンテージ）

「素晴らしい甘さと力強さ、素晴らしいボリュームがその説得力を示す。鼻に抜けるカシスと非常に甘い統合されたスパイスの愛撫される凸凹したふくよかなノート。その香りはビロードのようで、その味わいはさらに柔らかい。香ばしいチェリーの風味。荘厳なアルコールは溢れることなく、そのエッセンスが果汁と香水の丸い塊の中にある。香ばしく、デリケートでステインな香りを支えるのは、高潔なワイン醸造学とブドウ栽培。まろやかな濃厚さ、素晴らしい果実の熟度、実に滑らかでバランスの取れた、完璧な味わいの説得力を持つワイン（2019年7月）」

ゴリツィア東部のサンロレンツォ イソンティーノにある年間生産量10万本の、親子3人によって営まれているワイナリー。

生態バランスを崩さぬようにと、有機農法を実践。高植樹密度の砂利質の畑、厳しく収量制限したブドウから高品質のワインを造る。使用する二酸化硫黄もごくわずか。ノーマルクラスのワインはビン詰め直前まで澱引きをしない。畑名の入ったリゼルヴァクラスのワインは、アルコール醗酵の段階から500リットルの樽に入れられ11ヶ月間を過ごし、続く7ヶ月のビン内熟成の後に出荷される。ロザルバは、レフォスコが果肉まで赤いブドウ品種であることを利用して、一般的なロゼワインに用いられる、ブドウの皮を果汁に浸す作業をせずに造られています。