カンパーニャの人気ワイナリー「ラ グアルディエンセ」がファランギーナで造るスプマンテ。ファランギーナ独特の華やかなアロマ、心地よい果実味の中に繊細な泡がとけこみ、飲み心地の良いやわらかな味わい。しっかりとした骨格があるので味わいに輪郭がありますが、強すぎず、料理を引き立てるタイプです。ボトルもおしゃれでテーブルに映え、お手頃価格ながらリッチな雰囲気が楽します。

カンパーニャ州内陸部ベネヴェントに構える「ラ グアルディエンセ」

ラ グアルディエンセは、ナポリから北東50kmに位置するベネヴェント県Guardia Sanframondi (グアルディア サンフラモンディ）という魔女伝説が伝えられる場所にある生産者協同組合です。この辺りは古来からエジプトの月の神イシス（豊穣・愛・魔術を司る女神）信仰があり、その後ローマ帝国の領土となり、7世紀頃にはゲルマン系ロンゴバルド族の領土となりキリスト教への改宗が行われました。しかし元々の信仰を捨てずに隠れて集まり儀式を行っていた人たちがいたことから魔女伝説が始まったとされていて、後世の作家や芸術家、音楽家にも影響を与えた地です。

1000名規模を誇るイタリア最大級の農業組合

「ラ グアルディエンセ」のワイナリー名もこの地「グアルディア」から付けられています。スタートは1960年に33名のメンバーからスタートした農業組合です。現在では1000名規模の組合となり、年産約24万ヘクトリットル、総畑面積2000ヘクタールというベネヴェントでもっとも大規模なワイナリーとして知られています。 標高約350メートルの、条件のよい位置に畑が広がり、品質の高いブドウではいコストパフォーマンスのワインを造りだしています。

2006年リカルド コタレッラ氏をエノロゴに迎える

2006年秋に、名醸造家として知られるリカルド コタレッラ氏をエノロゴに迎え、目覚ましいほどの品質向上を実現した注目のワイナリーです。「良いワインは常に良いブドウからのみ」の結果というだけではなく、情熱や知識、伝統がその土台を造っています。グアルディエンセに属する畑は全て日当たりの良い小高い丘の斜面にあり、泥と石灰岩土壌のブドウ栽培に理想的な環境です。そして、歴史と信頼のおける人々の手によって素晴らしいワインが産まれるのです。

ロンドン五輪でイタリア人選手公式スパークリングに選ばれる

2012年に開催されたロンドンオリンピックではイタリア人選手公式スパークリングワインにラ グアルディエンセの「クイド」が選ばれました。名実ともに近年益々その品質と認知度を上げている生産者です。