ブドウ栽培農家4代目の6人兄弟が2015年に自社ボトリングを始めたプーリアの新星オーガニックワイナリー「カイアッファ」。ビオロジコがワイナリーの原点でありベースであるという徹底したポリシーのもと、プーリア北部ならではの品種ネーロディトロイアとフィアーノミヌトロなどの土着品種から、他のプーリアにはないエレガントな味わいのワインで注目を集め、さらなる発展へと勢いのあるワイナリーです。

このセットでは、カイアッファのシンボルでもある“虫との共存共生”が表現されたラベルデザインの上級キュヴェの赤、白、ロゼ、泡の4本をお楽しみ頂けます。

まずはプーリア北部の土着品種ネーロディトロイアで造る赤「ヴィブランス」。ワイン名のヴィブランスは“トンボ”の意味で、バランスを重要視するカイアッファのシンボルと呼べるワインで、力強さと柔らかさを併せ持ちます。

ネグロアマーロで造るロゼワインの「アケータ」。“コオロギ”を意味する名前が付いたロザートで、バラやイチゴのアロマがあるミネラル感のある味わいです。

白ワインの「カラブス」はギリシャ語で「甲虫」の意味でラベルにはクワガタが描かれています。ギリシャ由来のモスカートの仲間「フィアーノ ミヌトロ」と「シャルドネ」をブレンドした、華やかな香りが特徴のアロマティックな白。

そしてフィアーノミヌトロで造る泡「ミリア」。ギリシャ語でムカデを意味する名前は、畑にとって最もいい肥料となるムカデに対する敬意から付けられました。熟成期間の長いシャルマ ルンゴで醸造されて、きめの細かい泡で味わいに厚みがあり、ミネラリーなアフターが特徴です。

「自分たちの口に入れて安全なものであること」「周辺の環境に配慮すること」をモットーとしたプーリアのカイアッファが造る、エレガントなオーガニックワインの4本セットを是非お楽しみください。

オススメPOINT

●昆虫との共生を表現したオリジナリティあふれるラベルに包まれるカイアッファの上級キュヴェの4本

●プーリア北部の土着品種ネーロディトロイアで造る力強さと柔らかさを併せ赤「ヴィブランス」、ネグロアマーロで造るバラのアロマとミネラル感あふれるロザート「アケータ」

●プーリア北部の土着品種「フィアーノミヌトロ」で造るクリーミーな泡「ミリア」、フィアーノミヌトロとシャルドネブレンドのアロマティックな白「カラブス」

セット内容

ヴィブランス ネーロディトロイア

ギリシャ由来の土着品種ネーロ ディ トロイア！力強くも柔らかなバランスのとれた赤。ブルーベリーのような果実、ドライローズ、ミント、タイム、ローズマリーのようなハーブの香りが印象的です。

品種：ネーロ ディ トロイア

産地：プーリア

タイプ：赤

アケータ ロザート

アケータはコオロギの事です。ブドウを収穫する時期になると鳴くコオロギへのオマージュです。バラなどの花、イチゴのような甘い果実味の香りがします。適度な酸とミネラルがあり、丸みのある味わいです。前菜や焼いた魚料理と相性のいいワインです。

品種：ネグロ アマーロ

産地：プーリア

タイプ：ロゼ

カラブス

プーリア独自のモスカート系土着品種フィアーノ ミヌトロとシャルドネのジューシーな果実味を楽しめる白ワイン。パイナップル、マンゴーのようなトロピカルフルーツ、柑橘系果実、ハーブの香りがあります。フレッシュで塩味を感じられ、まろやかでしっかりとしたボディがあります。

品種：フィアーノ、トラミネール アロマティコ、トレッビアーノ

産地：プーリア

タイプ：白

スプマンテ ブリュット ミリア

色は黄金色が強いです。フレッシュな蜜を含んだりんごのアロマ。時間が経つと酵母やモカのような香りが出てきます。果実味の厚みがあり、ミネラリーなアフターテイストがワイン全体を引き締めます。飲み疲れしない、次のグラスが欲しくなるワインです。

品種：フィアーノミヌトロ、シャルドネ

産地：プーリア

タイプ：発泡・白

ブドウ栽培農家4代目の6人兄弟が2015年に自社ボトリングを始めたプーリアの新星オーガニックワイナリー「カイアッファ」。ビオロジコがワイナリーの原点でありベースであるという徹底したポリシーで、全てのワインを造っています。プーリア北部ならではの品種ネーロディトロイアとフィアーノミヌトロなど、プーリアの土着品種から他にはないエレガントな味わいのワインで注目を集め、さらなる発展へと勢いのある若いワイナリーです。

プーリアはイタリア半島のかかとと言われるように、半分、海に突き出しているような形をした州です。

プーリアは、温暖で雨が少なく、ブドウ栽培に向いている土地なので、昔から農薬を多く使用しなくても、ブドウが病気になりにくいという利点がありました。曾祖父の時代から無農薬でブドウを栽培していて、私たちはそれを引き継ぎました。2003年からビオロジコとしての栽培を始め、ワイナリーをスタートさせた時点ですでに認証を取っています。

なぜ、ビオロジコにこだわるかと言うと、カイアッファのワインの最初の消費者は自分達だからです。毎日飲むワインなので、農薬や殺虫剤を、微量でも残したくありませんでした。

私の妻が妊娠した時、産婦人科の先生からは、「アルコールとして唯一飲んでいいのは、カイアッファのワインだけ」言われました。

自分達の健康もそうですが、環境への配慮も怠ると、結局自分達にそのツケが戻ってきます。

量よりも質を優先し、「自分たちの口に入れて安全なものであること」「周辺の環境に配慮すること」をモットーにワインを造っています。

ビオロジコの精神が表現されたラベルに描かれた昆虫たち。昆虫との共生があってこそ安全なブドウができる

私たちは畑にいる虫を大切にしています。虫と共生できる環境をめざし、殺虫剤は使用しません。虫は体の大きさからして、ブドウ畑に大きな影響は無さそうですが、実はとても大きな影響があります。

ワインが元々造られたのは虫が大きく関わっていると言われています。

その昔、ブドウをつぶしたモストに、酵母が付いた虫が入り、発酵が始まってワインになったという話もあります。ワインと虫は大きな結びつきがあります。

昆虫との共生があってこそ安全なブドウが出来ます。

その大切にしている虫へのオマージュとして、虫を上級ワインのラベルにしました。