カンパーニャ州タウラージのカリスマ的存在サルヴァトーレ モレッティエーリの「アピアヌム」です。アピアヌム畑で育てられた土着の白ブドウ品種、フィアーノ ディ アヴェッリーノ種を100％使用。ステンレスタンクで発酵と熟成を行っています。アロマティックで青リンゴやアーモンドの香り。ミネラルと酸味がきれいなバランスを保った、ふくよかな味わいの辛口白ワインです！『ジェームズサックリング』で93点を獲得しています！（2019Vintage）

アピアヌム畑で育てられたフィアーノを使用

アピアヌム畑で育てられた樹齢8-12年のフィアーノ ディ アヴェッリーノ種を100％使用しています。この畑は標高500-550mにある、南東向きの粘土石灰質の土壌です。栽植密度はヘクタールあたり2,500本。10月の中旬に少量ずつ手摘みで収穫。ブドウはマセレーションなしで、温度管理が可能なステンレスタンクで発酵を実施。ステンレスタンクで12ヶ月熟成しています。ボトリング後に最低2ヶ月の瓶熟成を経て出荷しています。

ふくよかな味わいへと美しく変化

光沢のあるイエローの色調。アロマティックで青リンゴやアーモンドが香ります。抜栓直後は新鮮な果実味で、酸は高くレモンのようなシャープなテイストです。次第にミネラルと酸味がきれいなバランスを保ち、ふくよかな味わいへと美しく変化（調和）していきます。

4世代にわたりブドウ栽培農家を続けるモレッティエーリ家。1983年にワイナリーを創業するまではブドウは別のワイナリーに売っていましたが、サルヴァトーレは自身の名前でワインを造ることを決意。量り売りから始め、地元モンテマラーノのイベントで1985、1986、1987、1988年のワインが高く評価されたことでボトリングを開始。1988年のタウラージリゼルヴァがリリースされることになります。

畑は当初2ヘクタールだけでしたが、少しずつ買い足していき、現在は７ヘクタールを所有しています。モレッティエーリが所有するモンテマラーノの畑は標高550ｍの高地にあり、タウラージの中でも最高とされるクリュの一つです。ここでブドウが完熟するのは11月の第一週で、このためワインに、力強い威厳と濃密で深い味わいが形成されます。初ボトリングされた1988年物の利益は全て創生途上にあったブドウの植え替えを行い、以降のヴィンテージの為に樽を購入する為、1989-1991年まで全量のブドウを売却してしまうほど、品質に対しての並々ならぬ拘りをもって造られるモレッティエーリのタウラージはまさに古典的アリアニコの偉大な特性を見事に表現しています。「チンクエ クエルチェ」のブドウ畑は、2012年にDOCGの収穫年数20年に達します。ブドウ栽培は、除草剤や殺虫剤などは一切使わず、オーガニック農法を採用。2012年ヴィンテージから“オーガニックワイン”とエチケットに記載できるようになっています。