『ワインスペクテーター2019年 世界TOP100』で第10位獲得！

バロン フィリップ ド ロスチャイルド社とコンチャ イ トロ社の提携によって生まれた「アルマヴィーヴァ」です。チリのテロワールと、フランスのワイン造りの伝統技術が見事に融合したプレミアムワイン。カベルネ ソーヴィニョン、カルメネール他を使用。なめらかで洗練された瑞々しいタンニンがあり、熟れた果実の味わいが口中を満たす、非常にエレガントで複雑なワイン。その中で2016年のアルマヴィーヴァは複雑で贅沢ながら、驚くほど優美でシルキーなワインに仕上がっています。この年は『ワインスペクテーター2019年 世界TOP100』で第10位＆95点、『ワインアドヴォケイト』で95+点、『ジェームズサックリング』で94点を獲得しています（2016ヴィンテージ）。

マイポ バレーの最上部に位置する"プエンテ アルト"

畑はチリの中央地帯、マイポ バレーの最上部に位置する"プエンテ アルト"にあります。20年以上前にカベルネ ソーヴィニヨンなど、ブドウの栽培に理想的な条件を備えていると認識されていました。 ここにアルマヴィーヴァ専用60ヘクタールの畑が確保されています。岩が多く、土壌が痩せていることで、50cmまではローム質粘土、それ以下は砂質ローム、砂利、岩で構成。これらの沖積土壌は、適切な排水を可能にし、ミネラルと低いpHレベルをもたらし、並外れた品質、バランス、エレガンスをもたらします。

病害が発生しない理想的な生育条件

プエンテ アルトの気候は、半乾燥地中海性気候。年間平均降雨量は300mmで、雨は主に冬季に集中するため、生育期に菌類による病害が発生せず、ブドウの発育に理想的な生育条件となっています。これはマイポ ヴァレーの中でも最も寒冷な地帯のひとつに相当し、ヴァレーの高地に位置します。

フレンチオークの新樽で16ヶ月熟成

2016年はカベルネ ソーヴィニョン66％、カルメネール24％、カベルネ フラン8％、プチ ヴェルド2％のセパージュ。収獲したブドウは、100-150hlのステンレスタンクにてマセラシオンとアルコール発酵を実施。マストは冷却され、果汁は豊かな色とアロマを引き出すために果皮と接触したまま放置します。続いてマロラクティック発酵を行っています。その後フレンチオークの新樽で16ヶ月熟成しています。

複雑で贅沢ながら、驚くほど優美でシルキーなワイン

深く、力強く、輝きのあるルビーレッドの色調。ラズベリーやブラックベリーなどの赤い果実やベリー類のデリケートなアロマ。トフィーやコーヒーのニュアンスと調和し、洗練された際立ったノーズです。ワインのエレガンスは、まろやかでフレッシュな口当たりによって強調されます。繊細ですが存在感のあるタンニンがワインを縁取り、バニラとコショウのような後味へと続いていきます。2016年のアルマヴィーヴァは複雑で贅沢ながら、驚くほど優美でシルキーなワインに仕上がっています。

ヴィンテージ情報

非常に有望で、エレガントで、親しみやすいワインが出来た2016年

2016年は、2015年5月から9月までの降雨量が非常に乾燥した冬でした。翌年の春は例年より寒く、雨の多い状況で、特に9月中旬から11月中旬にかけては、房が少なくなり、カベルネ ソーヴィニヨンとカルメネールの樹に若干の花振るいが発生。夏は特に12月と2月が暑く乾燥。気温は3月に急激に低下し、4月は中旬に異例の大雨に見舞われました。収獲はメルローからゆっくりと始まり、最終的には通常より2週間早い5月6日に終わりました。雨の後、健全なカベルネとカルメネールを収穫するための収穫チームのスピードと正確さ、そしてワイナリーでの光学的な選別と厳しく慎重な醸造の監視により、この地の偉大なテロワールに沿った、果実味、フレッシュさ、個性に富んだ、非常に有望で、エレガントで、親しみやすいワインを造ることができました。

ワインガイド評価

『ワインアドヴォケイト』95+点（2016ヴィンテージ）

2016年のアルマヴィーヴァは、2017年や2018年のヴィンテージよりも派手さがなく、非常に繊細で渋みがあり、実によく現れている。次の2つのヴィンテージのいずれよりもアルコール度数が低く、おそらくアルマヴィーヴァのヴィンテージとは少し異なり、少し軽く、よりエレガントで繊細な輪郭を持つ。このヴィンテージはよりフィネスがあり、古典的なボルドーに近く、ドライで渋みのあるフィニッシュを持つ。思っていたより少し良い。飲み頃2020-2030年（2020年9月）」

1997年フィリピーヌ ド ロートシルト男爵夫人とコンチャ イ トロ会長のドン アルフォンソ ララインは、「アルマヴィーヴァ」という名の上質なフランコ チリワインを造るため、パートナーシップ契約を結びました。アルマヴィーヴァは、フランスのシャトー コンセプト（ボルドーのワイン生産者の創造的な熟練を称える方法）に基づいて造られた初のチリワインであり、卓越したテロワール、1つのユニークなエステート、1つの技術チーム、この3っが連動して、比類ない品質と卓越性を持つワイン造りを行っています。

「アルマヴィーヴァ」という名前は、古典フランス文学に由来します。アルマヴィーヴァ伯爵は、天才モーツァルトによってオペラ化された、ボーマルシェ（1732-1799）の有名な戯曲『フィガロの結婚』の中心人物です。ラベルにはボーマルシェ自身の手による "アルマヴィーヴァ "の名が記され、チリの祖先の歴史に敬意を表し、マプチェ文明の象徴的な絵（地球と宇宙に対する彼らのビジョンを象徴したデザイン）が3つ描かれています。

アルマヴィーヴァのエステートには、邸宅とワイナリーのほか、50ヘクタール（124エーカー）のブドウ畑があり、ボルドーの代表的な3品種（カベルネ ソーヴィニヨン、カベルネ フラン、カルメネール）が植えられています。チリの土壌、気候、ブドウ畑と、フランスのワイン造りの伝統と専門知識という2つの文化が見事に融合し、両パートナーの共同技術監督の下で生産されたファースト ヴィンテージは、1998年の発売と同時に国際的な成功を収めました。