ランゲ丘陵のネイヴェ村にて1968年よりワイン生産を行っている"エリオ フィリッピーノ"の「ランゲ ネッビオーロ」です。バルバレスコ、ネイヴェ村の優良な二つのクリュで育てられた、比較的若い樹のブドウを使用。2021ヴィンテージは果実感と酸味の調和のとれた良質年です。フランボワーズやダークチェリーの香り。豊かな果実味としっかりとしたまろやかな酸味。きめ細かいタンニン分を備えて、均整がとれています。静謐なネッビオーロの魅力を秘めた豊かな味わいのランゲ ネッビオーロをお楽しみ下さい！

やや小ぶりなスラヴォニア産大樽で12ヶ月熟成

バルバレスコの優良なクリュとして知られるサン クリストフォロとセッラ カペッリの平均樹齢25年の比較的若い樹のブドウを使用。エリオ フィリッピーノでは栽培にはボルドー液を除き、農薬や除草剤等は使用していません。10月中旬に手摘みでブドウを収穫。ステンレスタンクにて天然酵母で発酵しています。20-30hlのやや小ぶりなスラヴォニア産大樽で12ヶ月熟成。ボトリング後に6ヶ月の瓶熟成を経て出荷しています。

静謐なネッビオーロの魅力を秘めた豊かな味わい

深みのあるガーネットの色調で、粘性はやや強め。フランボワーズやダークチェリーの果実香が主体で、スミレの花の香りも。豊かな果実味としっかりとしたまろやかな酸味を備えています。きめ細かいタンニン分を持ち、均整がとれています。余韻の長さはやや長め。静謐なネッビオーロの魅力を秘めた豊かな味わいです。抜栓後はデキャンタージュして、ゆったりとした大き目のグラス（ブルゴーニュグラスなど）で是非お楽しみ下さい。温度は18度ほどがお勧めです。

世界遺産の地ランゲ丘陵のタナロ川右岸のネイヴェ村セッラ･カペッリに位置します。1900年代初頭に祖父のエヴァリストが葡萄園を購入し葡萄栽培を始めました。1968年に父ドメニコが自らのワインの生産を開始し、伝統的な手法を尊重した造りを行ってきました。若くして後を継いだ現当主のエリオはその意思と手法を踏襲しながら、これからも継続可能な農法への回帰を図っています。

バルバレスコの優良なクリュとして知られるセッラ･カペッリとサン･クリストフォロに葡萄畑を所有。この地は海洋隆起によってできた泥灰土で石灰質粘土質土壌に一部砂質の素養も加わっています。整枝方法はグィーヨで、栽培にはボルドー液を除き、農薬や除草剤等は使用しません。施肥に関しては一年おきに天然由来のものを使用するなど畑との共生を考え葡萄栽培を行っています。

伝統的な醸造を重視するフィリッピーノでは酵母は天然酵母を使用。大樽を中心とした熟成を行っています。特筆すべきは、同社ではこの地とネッビオーロの真の深さと自分たちのワイン造りの証明としてバルバレスコのリゼルヴァに関して10年、15年とセラーで熟成させたワインもリリースしています。