シチリアの協同組合セッテソリが造る「マンドラロッサ カベルネソーヴィニヨン」。アロマ豊かで複雑味もあり、カベルネらしさを楽しめるコストパフォーマンスに優れた1本です。

シチリア州メンフィにある畑は、森や地中海に囲まれ、日差しが強く乾燥しているため、ブドウの栽培に最適な場所です。土着品種だけでなくカベルネフラン、シラー、メルロー等の国際品種も栽培されています。

ステンレスタンクで約10日間発酵した後、8カ月ステンレスタンクで熟成させます。ステンレスタンクの利用によって、紫がかった深いルビー色、赤い果実を思わせる、アロマ豊かな赤ワインに仕上がります。ローズマリー、ユーカリのハーブの香りやミネラル感豊かな柔らかいタンニン、なめらかで程よいコクが楽しめます。

シチリアのアグリジェント県メンフィの丘陵地に位置するセッテソリ協同組合は、1965年の設立。セッテソリ社の造るワインは力強くかつ繊細な香りとフレッシュで調和の取れた味わいが特徴で、地中海産ワインの中でも独特の特徴を持つものとして知られています。これらのワインはシチリアの照りつける太陽の下で自然に成熟したブドウを厳選して造られます。収穫されたブドウはワイナリーに搬入され、セッテソリ社が誇る最新の技術にも精通する熟練のワインマスター達が醸造を全工程にわたって管理します。新しい方法も積極的に取り入れられているが、ワインへの愛情と情熱を忘れることはありません。

トレーサビリティの仕組み-生産者の顔が見えるワイン-

2100軒もの栽培農家の、6100ヘクタールにもわたる農地の全ては、独自に開発したソフトウェアによって完璧に制御されています。畑のひとつひとつが、生産者、土壌、日照、葡萄品種など細かく分類され、取り入れの最適時期はいつになるかという見込みまで立てることが可能です。収穫時期になると、当日の納入予定を割り当てられた農家の車で、ワイナリーは一杯になります。敷地に入るとすぐに、品質がチェックされ、以後は完璧なシステムの管理下でワインとなります。

品質管理には妥協がないワイン醸造所

協同組合という、大量生産タイプのワイン醸造所でありながら、品質管理には妥協がありません。ボトルのルーツを辿れば、その原料葡萄が何処の畑で作られたものかすぐに判明します。まさに、生産者の顔が見えるワイン。

国際規格に認定された品質管理システム

この生産ライン追跡システムの認証取得は、セッテソリ社が1998年からスタートした卓越したワイン醸造技術の完成を目標とした計画の一歩にすぎません。同年セッテソリ社が誇る包括的な品質管理システムは、認証機関「Certiquality」により品質管理の国際規格UNI EN ISO 9001:96 の規定を満たすものとして認定されました。