三角屋根の家「トゥルッリ」が数多く残る、アルベロベッロの近郊マルティーナ フランカに位置する"テヌーテ ジローラモ"の「ネグロアマーロ モンテ デイ コッチ」です。土着品種で造られる「モンテ デイ コッチ」シリーズのワインでネグロアマ―ロ種を使用。フレンチオークのタンクで発酵して、225Lのバリックで6ヶ月熟成させています。プラムや黒コショウ、シナモンの香り。甘苦さと豊かなタンニンが印象的。エレガントで、温かく包み込むような味わいのネグロ アマーロです！

土着品種で造られる「モンテ デイ コッチ」シリーズ

モンテ デイ コッチの名前は、ワイナリー近くにある、古代ローマ時代のアンフォラやテラコッタといった土器が多数、出土した丘の遺跡の名前から付けられています。国際品種ではなくヴェルデカやネグロ アマーロなど、この土地の土着品種にフォーカスして、赤白7種類がリリースされています。2000年頃、国際品種から土着品種へと植え替えを行った際に、1haあたり12,000本の高密樹を実施。これによって1本の樹からの収量を抑える事が可能となり、凝縮したブドウを得られる様になりました。

オークのタンクで発酵＆225Lのバリックで熟成

畑はイトリア ヴァレーにある標高450mの丘陵地で、赤土混じりの石灰岩土壌。この地域は昼夜の温度差より、エレガントな酸を得る事ができ、涼しげなトーンのワインが出来上がります。ブドウはネグロアマ―ロを使用。ソフトプレスの後、円錐形のフレンチオークのタンクで発酵。楕円型をした225Lのバリックにて6ヶ月熟成。ボトリング後に6ヶ月の瓶熟成を経て出荷しています。

品種個性である甘苦さと豊かなタンニン

ガーネットがかったルビーレッドの色調。プラム、オレンジの皮の砂糖漬け、黒コショウ、シナモンの香り。品種個性である甘苦さと豊かなタンニン。エレガントで温かく包み込むような味わいのネグロ アマーロです。タンニンが豊かなので、肉料理などと良く合います。16-18度ほどでお楽しみ下さい！

テヌーテ ジローラモのあるプーリア州ターラント県マルティーナ フランカは、バロック建築とトゥルッリの共存する街として知られています。その周辺はイトリア渓谷の丘陵が広がっています。テヌーテ ジローラモは2002年に創業した若いカンティーナで、2007年に最新の醸造設備をもつ新たなカンティーナを完成させ、効率的なワイン造りを行える素地が整いました。彼らが目指したのは伝統品種を洗練させ美しいフィニッシュをもったワイン造りです。

標高350-400mの丘陵地帯に広がる彼らの畑は50haを所有、ボーロとこの地で呼ばれるテッラ ロッサ粘土質土壌を中心に一部砂質や砂利、石灰などが混ざったっています。栽培上の特性は近年植えた葡萄はすべて12,000本の高密生で栽培し、1本の樹からの収量を絞り込み、凝縮感のある葡萄を手に入れることに務めています。現在、醸造家は南イタリアでの実績を誇るベネディット ルッソが担当しています。