ボアッソ ガブッティ

セッラルンガ　ダルバ村の歴史的クリュ（ソットゾーナ：サブゾーン）「ガブッティ」に畑を所有するボアッソ家は、現オーナーのフランコ氏の祖父の代からブドウ栽培を行ってきましたが、1970年に自らの名前でワイン造りを始めました。ワイナリーの名前は所有するクリュ「ガブッティ」から名付けました。バローロの中でも特に厳格で男性的な力強さのあるワインが特徴のセッラルンガ　ダルバ村で2つのクリュバローロ「ガブッティ」「マルゲリア」と、「セッラルンガバローロ」の3つのバローロを造っています。

「偉大なワインは最高品質のブドウから生まれる」という信念から、ガブッティは畑仕事を最も大切にしています。醸造はバローロの伝統的な方法、すなわち使用する樽は25～30hlの大樽。かつてマルク　デ　グラツィアと一緒に仕事をしていたときにバリックの使用を勧められても断り続け、今もバリックは使っていません。ガブッティのワインはスローフードが発行するワインガイド『スローワイン』を始め、『ドゥエミラヴィーニ』『ヴェロネッリ』などで高い評価を受けていて、特にそのコストパフォーマンスの良さにイタリアソムリエ協会は「ガブッティのワインはひと昔前の価格だ」とコメントをしています。