ジャン ピエール ムエックス社が所有するポムロール トップクラス「シャトー ラ フルール ペトリュス」。まさしく名前のように「花(ラ フルール)」を連想させるような華やかな香りがあり、驚くほど洗練していて複雑さのあるボルドーワインです。

メルロー、カベルネ フラン、プティ ヴェルドによるブレンド

畑はポムロールにある、鉄分が豊富な下層土上の砂利と深い粘土の土壌。メルロが主体で、ワインに絹のような滑らかさと寛大さを与えています。砂利と細かい粘土質に植えられたカベルネ フランは、厳格さと複雑さをもたらし、細かい砂利質に植えられたプティ ヴェルドは、フィニッシュにほのかなスパイスを与えています。

驚くほど洗練していて複雑

シャトー ラ フルール ペトリュスは道を挟んでシャトー ペトリュスと向かい合っている位置にあります。土壌は異なり、こちらは大きな砂利の多い土壌となっています。まさしく名前のように「花（ラ フルール）」を連想させるような華やかな香り。独特のエレガンスと、ポムロールの偉大な畑に典型的な寛容さと骨格を兼ね備えています。注意深くテイスティングすると、驚くほど洗練していて複雑。スミレのタッチも感じられます。ムエックスグループの代表ワインのひとつラ フルール ペトリュス年を是非お楽しみ下さい！

ワインガイド評価

『ジェームズサックリング』97点（2021ヴィンテージ）

ワラビ、紫の花、緑のタバコの葉に続き、木の皮、砕いた岩、ダークチョコレート、ローストしたコーヒー豆。フルボディーで見事なタンニンがあり、ジューシーでジューシー、鮮やかな酸味がある。生き生きとしてエネルギッシュでありながら調和がとれており、上品な深みとフィネスがある。素晴らしい2021年。2030年以降もお試しあれ。(2024年1月)

シャトー ラ フルール ペトリュスは、ポムロールで最も有名なブドウ畑のひとつ。この歴史的なドメーヌは、台地上に位置し、18世紀に "ペトリュス "と "ラ・フルール "という地名にちなんで命名されました。1937年にリブルヌに設立されたジャン＝ピエール ムエックスは、ポムロールというアペラシオンの優れた品質を早くから見抜いていました。シャトー ラ フルール ペトリュスは、1950年に彼が最初に購入したシャトーで、その後すぐの1953年にシャトー トロタノワを購入しています。

シャトー ラ フルール ペトリュスの個性は、ポムロールの台地の有名な砂利と粘土のテロワールを注意深く結びつけることにあります。海抜33-38メートルに位置する畑は、区画ごとの土壌と標高のニュアンスからその個性を引き出しています。砂利が多い区画からはエレガントなワインが生まれ、粘土が多い区画からはヴェルヴェットのような、濃密で骨格のあるワインが生まれます。