古くから続く自分たちの暮らしに根差したワインを通して、トスカーナ キャンティの情景を私たちに伝えてくれる造り手ジョコリの「キャンティ ディアミネ フィアスコ」です。樹齢43年のサンジョヴェーゼをメインに7種類のブドウ品種が使われています。セメントタンクで混醸と熟成を実施。一部古樽でも熟成しています。酸と果実のバランスがとても良い、毎日飲みたくなる味わい。藁苞のフィアスコボトルに入れられた、古き良き時代の面影を感じるキャンティです。

サンジョヴェーゼをメインに7種類のブドウ品種を混醸

ブドウは樹齢43年のサンジョヴェーゼが80％、その他コロリーノ デル ヴァルダルノ、チリエジョーロ、カナイオーロ、マルヴァジア ネラ、樹齢45年のトレビアーノ、樹齢45年のマルヴァジア ルンガの7種類の品種（一部混植）を使用。収獲したブドウを一部アッサンブラージュして、15日マセラシオンを実施。セメントタンクで混醸と熟成を実施。一部古樽でも熟成を行っています。醸造時はSO2無添加で野性酵母を使用しています。

古き良き時代の面影を感じるキャンティ

サクランボの様なかわいらしい香りが華やかに香ります。柔らかくてなめらかな飲み口。酸と果実味がとても良いバランスです。飲みやすくてフレンドリーな赤ワイン。藁苞のフィアスコボトルに入れられた毎日飲みたくなる、古き良き時代の面影を感じるキャンティです。

何とも言えない懐かしい味わいが楽しめます

「昔ながらの白ブドウと黒ブドウを一緒に植えた畑から生まれるジョコリのキャンティ。白ブドウと黒ブドウを一緒に収穫して一緒に発酵させているので何とも言えない懐かしい味わいが楽しめます。梅のような爽やかな酸味が暑い夏の疲れた体に染み入ります。やっぱりキャンティはグリルした赤身肉を噛み締めたいですね！（インポーターのテラヴェール社コメントより）」

ジョコリはキャンティ クラシコから東へ30km、典型的イタリアの田舎村であるテッラヌォーヴォ ブラッチョリーニに位置しています。当主は"マルコ カンノーリ"。村から山道を登ったジャガイモ畑に囲まれた家のガレージが醸造所です。5世代に渡り1度も農薬が使われた事がありません。更にどの畑も森に接しているので生物多様性が確保されていてブドウの樹は自然の一部になっています。醸造は非常にシンプル。手作業での除梗、野性酵母での発酵。醸造時の亜硫酸無添加。温度管理なしで発酵しています。

ジョコリのキャンティは赤系果実に酸味、スパイス、少しのタンニンがフレッシュさ、立体感を感じさせる絶妙のバランス感が昔のキャンティみたいで懐かしい気持ちにさせてくれます。そして、全く格好つけていません。凝縮感や骨格、ワインとしての大きさとは無関係で、世界市場を意識したキャンティ クラシコの今の流れとは反対に向かってます。凝縮したワインを造るつもりはないので収量を過度に抑えることはしていません。（畑のブドウを）鳥や猪が食べて自然と減る程度が丁度良い。全ては自然にという考えです。

畑は3ヵ所に別れます。3方向を森に囲まれた猪の餌場のような畑(収量制限してないのに超低収量)。川に近い砂地の畑のブドウは柔らかさがあります。サンジョヴェーゼに白ブドウが混植された畑は樹齢80年。クラシコでは世界的味わいに合わせる為に伝統的に行われてきた、6%までの白ブドウアッサンブラージュが禁止。ジョコリでは今だに10%程度の白ブドウを混植しています。