プロセッコの名手が造る伝統的製法の残糖分ゼロフリッツァンテ

プロセッコの名手「アダミ」がトレヴィーゾ地域の伝統的製法で造り上げた、年に一回限定で造り上げる、こだわりのフリッツァンテです。ステンレスタンク発酵後ノンフィルターで瓶詰め。そのままセラーで保管し、瓶内で二次発酵させます。澱と共に熟成させているので、味わいに複雑性と旨みが加わります。また1リットル当たりの残糖分は0グラムで、ブドウ本来の自然な風味が活きたイキイキとした辛口フリッツァンテです。

ノンフィルターで瓶詰、澱と共に瓶内二次醗酵

畑はヴァルドッビアーデネ ベヴァン ファッラ ディ ソリーゴ地区の標高180～300メートルの小高い丘の上にあります。粘土に石灰質が混じる土壌で1ヘクタール当たり2500～3500本の高密植栽培でブドウの凝縮度を高めています。収穫は例年9月下旬から10月上旬に行われます。収穫されたブドウは空気圧でソフトプレス後、温度管理されたステンレスタンクで醗酵後、ノンフィルターで瓶詰後、澱と共に瓶内二次醗酵を行いリリースさせます。

ブドウ本来のドライな味わいと複雑性と旨みに満ちたスタイル

2017年5月に試飲しました。無濾過によるほんのりと濁りのある淡い色調が綺麗です。清々しい柑橘の香りにパンの皮を思わせる特徴的な酵母の香りがあります。飲むと、ノンフィルターの旨みと酵母の旨みが確りと感じられる複雑性を備えています。残糖分ゼロのブドウ本来のドライな味わいと心地よいビターの余韻があり、幅広く食事と楽しめます。生ハムや前菜、魚料理、キノコや野菜を使ったリゾット等と相性が良いです。複雑な味わいがある為、白ワイングラスで味わいの深さを楽しむのも一興です。

1920年に設立された3代続くプロセッコのリーダー的存在

アダミは1920年に設立された3代続くプロセッコの生産者です。オーナーでもありエノロゴでもある長兄フランコは以前プロセッコ協会の会長も務めるなど地元でも一目置かれるリーダー的存在です。

何時でもフレッシュな状態の香りが楽しめるよう少量ずつ瓶詰を行う

アダミのプロセッコはグレラ種の特徴ともいえる『リンゴ、洋梨、ヘーゼルナッツ』のニュアンスが見事に表現されており、泡のキメ細やかさが特徴です。1920年創業で円形競技型、南向きの大変恵まれた畑を持ち、高品質へのこだわりから、プレスの圧力も通常は１気圧以下で搾る事が多い中、「ボディが強くなり長命になる。これ以上強くすると雑味が出てくるギリギリの気圧」である1.6～1.7気圧まで上げます。

またアダミの品質を支えるもう一つの要素が、大手は2次発酵が終ったら 全て瓶詰めを行ってしまう事が多いのに対して、アダミでは収穫された畑毎にタンクを別けて発酵を行いフランコがその都度ブレンドを決めながら少しづつ瓶詰めを行う事により何時でもフレッシュな状態の香りが楽しめる事です。

『ガンベロ ロッソ』が認めた高品質プロセッコ

『ガンベロロッソ』2014ではアダミのプロセッコについて、「近年プロセッコの世界では大きな変化があり、原産地呼称の範囲が広くなったため、古くからの伝統に適していないクオリティのプロセッコも大量に出回っています。そんな中アダミは相変わらずクオリティが高く、品種の特徴であるエレガンスや品格をワイン表現し続けました。ColCredasは単一畑で造られ、強いインパクトが有ります。VignetoGiardinoを始めとした他のワインも、いつもの素晴らしいクオリティを保っています」（ガンベロロッソ2014より抜粋）

ヴェネツィア映画祭やＧ8サミットでも供出される信頼度の高いプロセッコ

現地イタリアでは非常に高い評価を受けており、世界3大映画祭のヴェネツィア国際映画祭でVIPルームで振る舞われたり、2009年アブルッツォで行われたG8サミットではサミット公式のワーキング ディナーとランチに採用される等、イタリアが国を代表するような様々な行事でも世界各国の人々に振る舞われております。

『死ぬまでに飲むべき1001のワイン』誌において紹介されたプロセッコ3本の一つ

ワインに関する著作で数々の賞を受賞し、ヨーロッパ特級審査会の1人であるニールベケット氏と44人の評論家が、世界中のワイン生産地域から1001本のワインを選び出した『死ぬまでに飲むべき1001のワイン』誌において紹介されたプロセッコ3本の一つで紹介されています。ロンドン在住のイタリア人ジャーナリストAndrea Sturniolo氏は「必ずあなたもこのワインのとりこになりすぐにもっと欲しくなるだろう」と紹介しています。

花やフルーツのニュアンスをいっぱい感じる香り、バランスのとれた柔らかな味わい。余韻も素晴らしく飲み心地の良いプロセッコです。