アブルッツォの内陸部、ポポリの国立公園内に存在する唯一のワイナリー「ヴァッレ レアレ」が、標高約500mのサンテウザニオ畑のブドウで造るモンテプルチアーノ ダブルッツォです。赤い果実のフレッシュな果実味のある、バランスのよいワインです。

2021年8月にオーナーのピッゾーロ氏にお話を聞きました！

「ヴィーニャ サンテウザニオ モンテプルチアーノ ダブルッツォ」は「モンテプルチアーノ ダブルッツォ」と同じ品種、同じ醸造、同じクローンですが、唯一、畑の区画だけが異なります。それだけで全く違う特徴が現れており、気品のある逸品に仕上げられています。従来、天候に左右された年は長期熟成が保証されないため、ロゼしか作りません。

約500mの高標高「サンテウザニオ」の畑が生み出す二つとない個性

サンテウザニオは、松林の中にある小さな庭のようなブドウ畑です。ヴァッレ レアレの中でも最も高く、標高約500mに位置します。北向きの斜面で、昼夜の気温差はもちろんのこと、この渓谷で最も低い気温となることがあります。この極端なミクロクリマの中で、サンテウザニオのモンテプルチアーノ ダブルッツォのブドウは熟すため、他にない個性を持ったワインとなります。山のモンテプルチアーノ種の妥協のない表現として、美しい酸、フレッシュ感、フィネスを生み出します。

オーガニックの認証取得済みのブドウ畑

ヴァッレ レアレは国立公園内の非常にクリーンな環境の中にあるワイナリーです。ブドウ畑はオーガニックの認証取得済みで、現在はビオディナミ農法へ転換中。 2007年からすべてのワインを自生酵母のみでの自然発酵を行っています。酵母を添加することなく、自生酵母だけで醸造しており、標高の高い山の中で造られたモンテプルチアーノに特徴的な、美しく豊かな酸、赤いプラムなどのベリー系果実のアロマとバランスのとれた構成があり、果実の余韻が長く口の中に広がるワインです。

イタリアで最も美しいポポリ国立公園内にある唯一のワイナリー

オーナーのレオナルド ピッゾーロがミラノ大学農学部と共に国際レベルのワイン造りを目的に2000年に設立されたワイナリーです。2015年版『ガンベロ ロッソ』誌、最優秀白ワインに選ばれた今最も注目を浴びる若手生産者です。アブルッツォ州の内陸部にあるイタリアで最も美しいポポリ国立公園内にある唯一のワイナリーで、氷河によって深く刻まれた渓谷、動植物の多種多様な生態系が息づく自然が今も残されています。

『ガンベロ ロッソ』2015最高賞トレビッキエリと2015年最優秀白ワインの栄誉に輝く

ヴァッレ レアレはポポリ国立公園に30ヘクタールとカペストラーノ高原に30ヘクタールの計60ヘクタールを所有しています。白のトップキュヴェである「ヴィーニャ ディ カペストラーノ2012」は『ガンベロ ロッソ』2015で最高賞トレビッキエリと2015年最優秀白ワインの栄誉に輝く等、その高い実力が評価されている人気の生産者です。