ブルネッロの生みの親であり、ブルネッロ ディ モンタルチーノの歴史と伝統にとって欠かせない偉大な存在「ビオンディ サンティ」。こちらは優良年のみ、樹齢25年以上の樹のブドウのみを用いて造られる稀少なリゼルヴァです。100年の熟成にも耐えるといわれる逸品をぜひご賞味ください。、2016年は『ワインアドヴォケイト』99点、『ジェームズサックリング』98点、『ガンベロロッソ2024』で最高賞トレビッキエリを獲得しています！

100年の寿命を持つとも言われる伝説にして、幻のワイン

褐色がかったガーネットの色調。グラスに注ぐと、ブラックベリーやチェリー、ザクロなどの果実香に、バラやリコリス、下草、バルサミコビネガー、チョコレートなど、空気に触れるごとに様々なアロマが折り重なります。口当たりは緻密で繊細なタンニンが印象的なフルボディ。ピュアで柔らかな果実味にしっかりとした酸が調和を取り、豊かなミネラルが長い余韻へと続きます。暖かいヴィンテージを象徴するような熟したアロマと旨味のあるエキスが織り成す、何十年も耐えうる熟成ポテンシャルを備えた逸品です。

ヴィンテージ情報

雨の多い冬に続いて、比較的雨の多い、やや温暖な春が訪れた。夏は暖かく安定したが、気温は全般的に平年を下回った。8月末から9月初めにかけての降雨は、収穫前の期間を延長し、ブドウの成熟をゆっくりと、非常にバランスよく導いた。特に、昼夜の温度差が非常に大きく、アロマティックなチャージに有利だった。収穫は、ビオンディ・サンティの平均より1週間以上遅い9月19日に始まった。

ワインガイド評価

『ワインアドヴォケイト』99点（2016ヴィンテージ）

私が試してみたいと心待ちにしていたヴィンテージがここにある。2016年のモンタルチーノの生育シーズンは、最近の記憶の中でも最高のものであり、時をさかのぼれば、このヴィンテージはビオンディ・サンティがフランスのグループに売却された年にあたる。格調高い2016年ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ・リゼルヴァは、慎重に瓶熟成させることで間違いなく複雑さと深みを増す、強力なコレクターズボトルであることを証明している。フォレスト・ベリーとタルト・チェリーの野性的なニュアンスがあり、ハーブのニュアンスやドライ・スミレとライラックのフローラルなトーンもある。タンニンは柔らかく、パウダリーで、口の中で溶けてなくなるように感じる。飲み頃2028-2060年（2023年6月）

『ジェームズサックリング』98点（2016ヴィンテージ）

イチゴ、花、新鮮なマッシュルーム、森の花、白檀、バルサミコのアロマ。フルボディでタイトなフィニッシュ。直線的で繊細なタンニンの赤ワイン。2023年3月に入手可能。ポテンシャルをフルに発揮するにはあと5年ほど必要。ニュークラシック。2026年以降が良い。（2022年12月）

ブルネッロ ディ モンタルチーノを語る上で避けては通れない生産者が「ビオンディ サンティ」です。19世紀の終わりにフェルッチョ・ビオンディ・サンティによって産み出された偉大な赤ワイン、「ブルネッロ ディ モンタルチーノ」。フェルッチョ氏は、自分の農園でサンジョヴェーゼの特異なクローンを選び出します。特に粘土質の岩土壌である畑で生育された優良ブドウは、非常に力強いワインを産み出し、そのワインを初めてワイナリー元詰めでリリースしました。

その後はフランコ・ビオンディ・サンティ氏の活躍により、ブルネッロの名は世界に広まり、現在の確固たる地位を築いています。つまり、ビオンディ サンティはブルネッロの産みの親であり、ブルネッロ ディ モンタルチーノの歴史と伝統にとって欠かせない偉大な存在なのです。

彼は最初のワインを醸造し、自分の直感が正しかったことを確信します。そして、非常に有能な息子とともに、販売促進活動を開始し、わずか数十年のうちに彼のワインとワイン造りにかける情熱は広く認められ、称賛されるようになりました。

現在ワイナリーは、シャンパーニュのパイパー エドシックやシャルル エドシックなどを所有するEPIグループの傘下に加入。マルケージ デ フレスコバルディでマーケティングディレクターを務めたジャンピエロ ベルトリーニ氏が代表を務め、過去の積み上げてきた経験を活かしつつ、さらなる品質向上に注目が集まっています。ここで生産されたブルネッロは、世界で最も長期保存が可能なワインの1つといわれています。