平均樹齢80年の貴重な古木から産まれる「ポリフューモ」

ルイージテッチェの畑は標高500～550メートルでヴェスビオ火山の影響を受けたミネラル分に富む石灰質の土壌です。そこでは平均樹齢80年以上の貴重な古木が植えられています。名前の「ポリフェーモ」とはギリシャ神話に登場する巨人の名前で、力強いワインですが、インクのような濃さでない、ブドウ本来の瑞々しさが確りと感じられる生命力溢れるワインです。

年産僅か5000本、バローロにも例えられる長命さと厳格さを持ち合わせた偉大なタウラージ

年間生産量は5000本と非常に少なく、日本への入荷も僅かで、ピエモンテのバローロにも例えられる、長命なスタイルとある種の厳格さを持ち合わせた、知る人ぞ知る偉大なタウラージです。

ブラックチェリーや黒胡椒の風味の確りとした味わい

「煮詰めたプルーンやミント、タイムのアロマがグラスから感じられる力強いワインだ。ブラックチェリーやミルクチョコレートに黒胡椒の風味とバックボーンに感じられる分厚いタンニンがある骨格の確りとした味わい」と充実した果実感と厳格で確りとした味わいを絶賛しています。

伝統的製法を守る自然派「ルイージ テッチェ」

ルイージテッチェは生産する一部のブドウを用いて、古くから伝わる伝統的製法で自家消費と量り売り用にワインを生産してきました。

しかしながら、1980年代以降の伝統の衰退、近代化の波の中で、多くの造り手から農業・醸造学的に最新技術を駆使したワインが生産される様になってきました。

製品として安定はしているのですが、魂やイルピニアという寛大な土地がもたらしてくれるであろう、特性や唯一性に欠けた、無個性なワインを産出しているのを目の当たりにし、それに伴う伝統的生産者が減少していく現状を危惧、同じカンパーニャ州、カンティーナ ジャルディーノのアントニオ デ グルットラの助言もあり、2003 年から自らボトリングも始めるようになります。

80年以上の希少な古木が産み出す強烈で美しい味わいの「タウラージ」

テッチェの畑には1930年代に植樹された貴重な古木が今も残る、僅か1haの畑から造られる「タウラージ ポリフェーモ」があります。「ポリフューモ」とは、ギリシャ神話に登場する巨人の名で、ブドウ本来のみずみずしい力強さに満ちた強烈で美しい味わいで巨人の名ふさわしいワインです。

野性酵母醗酵と40日間もの長期マセラシオンの伝統的手法

畑ではボルドー液以外の薬剤を一切使用せず、野生酵母による40日間の長期間マセラシオンと自然発酵を行い、二酸化硫黄の添加も瓶詰め時に極少量だけ使用します。草生栽培・自然農法といった伝統的な手法で産み出されるイルピニアの土地を見事に表現したワインです。