ブルネッロのヴェントライオ丘の上、標高480ｍに拠点を置く"ヴェントライオ"の「ブルネッロ ディ モンタルチーノ」です。樹齢20-25年の有機栽培で育てたサンジョヴェーゼ グロッソ100％を使用。30hlのスラヴォニア産とフランス産のオーク樽で4年間熟成しています。スパイシーで濃く凝縮したプラムの香り。滑らかなタンニンと濃縮感、美しい酸味のバランスが取れた、エレガントなブルネッロです。

30hlのスラヴォニア産とフランス産のオーク樽で4年間熟成

ブドウは樹齢20-25年の有機栽培で育てたサンジョヴェーゼ グロッソ100％を使用。畑は標高400ｍにある南-南東向きで、マールとガレストロが混じった土壌。収獲したブドウを温度コントロールが可能なスチールタンクで自生酵母にて発酵。20-30日間マセラシオンを行っています。平均容量30hlのスラヴォニア産とフランス産のオーク樽で4年間熟成。ボトリング後に6ヶ月の瓶熟成を経て出荷しています。

濃縮感のある美しい酸味のエレガントなブルネッロ

スパイシーで濃く凝縮したプラムやシダー、なめし革のノート。強いストラクチャーながら滑らかなタンニン。濃縮感とうまくバランスした美しい酸味がエレガントさを生み出しています。15年は熟成するポテンシャルを備えたブルネッロ ディ モンタルチーノです。

ティレニア海からの心地よい風が常に吹き抜ける標高480メートルのヴェントライオ丘の上。眼前には1700メートル級のアミアータ山がそびえ、その足元にオルチャ川が流れています。すぐ南には濃厚なブルネッロで著名なカステルヌオーヴォ デッラバーテ地区が位置し、ポッジョ ディ ソット、チャッチ ピッコロミーニ ダラゴーナといった高名な生産者の畑が広がっています。ヴェントライオのオーナー、ルイージ ファンティさんは19世紀から続く農家の5代目になります。

1988年に25歳で父から畑を譲り受けた彼は自らのブドウをワインとして表現するため、元詰生産者として舵を切ることを決意。2003年より「ヴェントライオ」の名でワインをリリースすることになりました。栽培は実質のビオロジコ。発酵は自生酵母のみ。熟成には15HL、30HLのスラヴォニア産オークのボッテとフレンチオークのトノーを使い分けます。

2015年より高名なエノロゴ、マウリツィオ カステッリ氏を醸造コンサルタントに迎えました。彼はブドウ畑 (ブドウの誕生から収穫まで) とセラー (ワインの製造からボトルの商品化まで) の両方の各プロセスを監督しています。マウリツィオによってヴェントライオは今後、各ガイド誌でその名を知らしめることになるであろう、最も勢いのある生産者と評されています。

現在、ヴェントライオ農園の面積は約14ヘクタールで、ブルネッロ ディ モンタルチーノ生産用に8ヘクタール、ロッソ ディ モンタルチーノ用に2ヘクタール、サンタンティモ用に4ヘクタールに分かれています。ブドウ畑の周囲には約1700本のオリーブの木があり、そこから低温圧搾法でエキストラバージンオリーブオイルを生産しています。