祖先の功績によりスクリマリオという地名が残っているピエモンテの歴史的な造り手スクリマリオの「ガヴィ デル コムーネ ディ ガヴィ」です。土着品種であるコルテーゼを100％使用。ステンレスタンクにて10日間発酵してから、一部小樽で熟成しています。ハーブや果実の風味が心地よい辛口ではハツラツとした味わい。フルボディで深みがあり、アプリコットやピーチの後味が長く続きます。

ステンレスタンクにて10日間発酵後に、一部小樽で熟成

ブドウは平均樹齢25年のコルテーゼを100％使用。畑は標高250-300mにある、砂岩と泥灰土が深い層となっている土壌。手摘みでブドウを収穫してソフトプレス。18度に温度管理されたステンレスタンクにて10日発酵。その後一部小樽で熟成しています。ボトリング後の瓶内熟成を経て出荷しています。

ハーブや果実の風味が心地よい、辛口でハツラツとした味わい

緑がかった麦わらの色調。コクがありたっぷりした力強い香りの中にカモミールや干し草、緑茶のニュアンスが感じられます。ハーブや果実の風味が心地よい辛口でハツラツとした味わい。フルボディで深みがあり、アプリコットやピーチの後味が長く続きます。新鮮な魚介料理、野菜や鶏肉を使った料理などと良く合います。

スクリマリオ家はかつて、エスクリモー（フランスの剣士の名に由来）の名で知られ、祖先の功績によりニッツァ・モンフェッラートとカステル・ボリオーネの間にある「スクリマリオ」という地名を残す歴史的なファミリーです。ブドウ栽培家であった父の後を継いだピエトロ・スクリマリオによって1920年ニッツァ・モンフェッラートにワイナリーが創設されました。第2次世界大戦後は、孫のフランコやマリオ、そしてその息子のピエール・ジョルジオ、フランチェスコへと意思は引き継がれ、高品質なワインを生み出していきました。

1980年からはニッツァ・モンフェッラートの象徴であり、当時あまり評価されていなかったバルベーラ種の可能性を信じ、その地位向上に貢献。2014年にはバルベーラ ダスティ スペリオーレがD.O.C.G.に昇格し、一躍脚光を浴びました。大樽を使用した伝統的なスタイルと最新の醸造設備により、ブドウの個性をそのまま引き出すことを信念にしています。

100周年となった2020年には、ピエモンテの農家と生産者協同組合によるテッラ・ダ・ヴィーノのトップレンジを扱うヴィテ・コルテの傘下となりました。ピエモンテの偉大な赤ワイン、バローロ、バルバレスコをはじめ、軽やかに楽しめるバルベーラ・ダスティ、またガヴィやアルネイス等白ワインもラインナップしており、ますます高品質なワインを世界へ発信しています。