カーゼ バッセ(ジャンフランコ ソルデーラ)

1972年、初めてこの地を訪れた故ジャンフランコ・ソルデラ氏は、その美しい景観に一目ぼれし、この土地でワインを造ることを決意しました。この地はしばらくの間土壌は耕されていませんでしたが、「自然とその法則にのっとれば、土壌や作物を単なる踏み台にすることなく、自然の持っている可能性を最大限に表現することができる。ここで世界最高峰のワインを造る。」という目的のもと、1977年にファーストヴィンテージをリリース。その妥協しない信念と品質の高さから、瞬く間にブルネッロの巨匠として世界中に名を知らしめるまでに至りました。土地の生態系と自然を最大限尊重し、有機農薬のみを使用し無濾過での瓶詰めを行うなど、素晴らしいテロワールを表会現。設立当初から変わらない「最高のワインを造り、カーゼバッセのワインを飲むすべての人に最高の体験を」という想いのもと、他ににをはないワインを造り続けています。

カーゼバッセの畑は、モンタルチーノ南西部標高320ｍに位置しています。さまざまな植物が配された庭と森に囲まれた、独自の生態系を内包する管理の行き届いた畑。もちろん、化学薬品は一切用いません。

2013年3月にはブルネッロディモンタルチーノ協会を脱退したことで、今後はブルネッロではなく、トスカーナIGTとしてリリースすることを発表。「これからも、カーゼバッセが所有するサンジョヴェーゼの樹から収穫されたブドウのみを用いてワインを造り続けていく。」という確固たる意志は変わりません。

2019年2月16日、当主ジャンフランコソルデーラ氏が事故により逝去されました。