名門リカーゾリ男爵家37代目マルコ リカーゾリ氏がオーナーの「ロッカ ディ モンテグロッシ」のフラッグシップワイン、キャンティ クラシコです。キャンティ地域の中でもブドウ栽培に最も適したと言われるモンティ イン キャンティで育てられたサンジョヴェーゼにカナイオーロとコロリーノをブレンド。味わいは骨格がしっかりしながら、調和がとれていて軽やかなタンニンが楽しめます！

サンジョヴェーゼをベースに土着の補完品種をブレンド

ロッカ ディ モンテグロッシは2つのキャンティ クラシコ(キャンティ クラシコとグラン セレツィオーネの「サン マルチェッリーノ」)を生産しています。どちらも有機栽培で育てたサンジョヴェーゼをベースにしています。モンティ イン キャンティでは、心地よいミネラルを持つ、非常にエレガントでバランスのとれたワインが生まれます。さらにワインの複雑さを増すために、カナイオーロ、コロリーノ、プグニテッロの3種類の土着の補完品種を加えています（年によって変化）。

タンクと大樽で11ヶ月熟成後にブレンド

2021年は有機栽培のサンジョヴェーゼ92％、カナイオーロ6％、コロリーノ2％のセパージュ。9月の最後の週辺りでブドウを収穫。27度の温度設定で約10日間、発酵を行います。その後、コンクリートタンクと54-56HLのアリエ産フレンチオークの大樽で11ヶ月熟成後にブレンドしています。

非常にエレガントでバランスのとれたワイン

深みのあるルビー色。典型的なサンジョヴェーゼを表す果実のアロマ、特に野イチゴの香りがよくでています。良好なストラクチャー、骨格がしっかりしながら、調和がとれていて軽やかなタンニンが楽しめます。心地よいミネラルを持つ、非常にエレガントでバランスのとれたワインです。少なくても7-10年は熟成が期待出来ます。

ロッカ ディ モンテグロッシは、ガイオーレ イン キャンティから南に約7km、キャンティ クラシコの中でも最も素晴らしい区画であるモンティ イン キャンティの近くに位置しています。ベッティーノ リカーゾリは６世紀のロンゴバルド王国家にさかのぼる武門の旧家リカーゾリ家の出身で、イタリア共和国2代目の首相を務め上げたキャンティ クラッシコのフォーミュラを築き上げた祖として知られる人物。ロッカ ディ モンテグロッシの現オーナー「マルコ リカーゾリ」氏はその37代目にあたります。

ガイオーレの地に彼の母が所有するカステッロ ディ カッキアーノ所有の畑の一部を相続。ガイオーレの中でも最上のテロワールを持つとされる、モンティ イン キャンティの地に1992年、ロッカ ディ モンテグロッシが設立されました。醸造所に隣接するサン マルチェリーノ教会の眼前に広がるブドウ畑はバチカンの古文書において、歴史上初めてキャンティに触れられた一節「サン マルチェリーノのキャンティ」のまさにそのロケーションに位置し、現在のすべてのキャンティ ワインの生誕の地と知られています。エノロゴにアッティリオ パーリを迎え、厳格ながら柔和、ヴィンテージごとの異なる作柄でも一貫性ある味わいのキャンティ クラッシコをリリースしています。

ブドウ畑は、石灰質ローム質土壌の南と南東向きの緩やかな丘陵地にあり、標高は340～510メートルです。畑には、キャンティ クラシコで伝統的に栽培されている品種が主に植えられていますが、国際品種もわずかながら植えられています。主な品種はサンジョヴェーゼで13ヘクタール、次いでメルローで2.5ヘクタール、残りの4.5ヘクタールにはカナイオーロ、コロリーノ、カベルネソーヴィニヨン、プグニテッロ、マルヴァジアビアンカデルキャンティが栽培されています。

ロッカ ディ モンテグロッシのオリーブ畑とブドウ畑は、2006年から有機栽培で管理されており（2010年に認証取得）、環境に配慮した方針も採っている。農作業に必要な雨水は大きな貯水槽に集められ、特に夏場は貴重な飲料水の使用を避けることが可能で、手作業以外の作業に使用される機械は電気で動くようになっています。