エットーレ ジェルマーノは1856年創業の家族経営のワイナリー。セッラルンガ ダルバの偉大な畑、チェレッタに150年前から畑を所有。昔から実質的なオーガニック栽培を続けています。テロワール重視のシングルヴィンヤード・バローロや国際品種でのキュヴェ生産を行っています。

『ワイン王国』2023年ヒット予測「Next Breake Italian wine 2023」選出！

『ワイン王国』132号（2022年12月発売）の2023年ヒット予測“Next Breake Italian wine 2023”で「ロザンナ エクストラブリュット ロゼ メトド クラッシコ」NVが選出されました！

「収穫前にネッビオーロの房の先端部分を摘房してスパークリングワインを造ります。摘房によって赤ワインの品質も向上しますし、サスティナブル（持続可能）な取り組みでもあります。淡いサーモンピンクの色調で美しい。味わいもフレッシュでスリム、余韻までぐっと伸びていく酸味が印象的です。ミネラル感の持続性と、少しのタンニンが後味を引き締めてくれます。」とコメントされています。

偉大な母、ロザンナに捧げられたロゼ スパークリング

このワインは当主セルジオがワイナリー周辺に広がるバローロの畑のグリーン ハーベストされたネッビオーロから「伝統的醸造法」のスパークリングワインを実験的に醸造しました。それが素晴らしく美味しかったので、商品化することになったのです。「モスト フィオーレ」と呼ばれる最も上質なジュースのみを贅沢に使用したこのロゼ スパークリングは、ブドウ栽培農家からワインメーカーへの脱皮を図り先代エットーレと共に果敢にチャレンジしてきたセルジオの偉大な母、ロザンナに捧げられ、ワイン名となりました。

最も上質なマスト“モスト フィオーレ”のみを贅沢に使用

ブドウ畑は標高300-400mのセッラルンガ ダルバ村にあるワイナリー周辺の南東、南西向のわずかに砂の層が混じる石灰質泥灰土壌。無農薬の統合農法。実質、有機栽培ですが有機認証は受けていません。収穫は9月の初旬に手摘みでグリーン ハーベストされたバローロ用のネッビオーロ100%を使用。収穫したブドウはステンレスタンクでごく短時間の低温浸漬を行い、明るく美しいピンクの色をしっかりと抽出。最も上質なマスト“モスト フィオーレ”のみを贅沢に使用。天然酵母を使いステンレスタンクで一次発酵。4月にブレンドして瓶詰め、伝統的な瓶内2次発酵。シュール リーで18ヶ月間熟成させ、ごくわずかのリキュール添加、打栓して最後に2ヶ月の瓶内熟成を行い出荷しています。

ネッビオーロの上質なタンニンが感じられる複雑で奥深い味わい

濃いガーネット赤、反射するオレンジ色。熟成したフルーツやバニラ、革やタバコのニュアンスや、ブラックベリーやアメリカンチェリーなどの香りもあります。味わいはとても豊かでタンニンの質も良く、口当たりはフレッシュですっきりとしたさわやかな酸味があります。またネッビオーロの上質なタンニンが感じられる複雑で奥深いフルボティの味わいです。生ガキやカルパッチョはもちろん、ホタテやサーモンのグリルなど魚介料理全般に。しっかりとしたコクもあるので、生ハムやパスタ、肉料理など幅広いお料理とマッチします。

1856年創立。自社栽培&醸造の礎を作った3代目の名前をワイナリーに冠しています。現オーナー、4代目のセルジオから完全にワイナリー元詰めになりました。セルジオと妻のエレーナが栽培、醸造、販売まですべて管理する家族経営で、スタッフは総勢10名ほど。セッラルンガ・ダルバの偉大な畑、チェレッタに150年前から畑を所有しています。テロワール重視のシングルヴィンヤード バローロと同時に、国際品種を使用した新たなワイン造りも実施。伝統と革新の二つの顔を併せ持つワイナリーです。生み出すワインはガンベロ ロッソのトレ ビッキエリを複数回獲得するなど、実力は折り紙付き。

ブドウ畑の特徴

標高350m以上の急峻な丘陵畑(平地畑は皆無!)は全て南東-南西向き。タナーロ川から上がってくる名物の霧(ネッビア)に下界がすっぽりと覆われていても、高台のブドウ畑は霧の上に頭を出し、太陽を燦々と浴びています。風通しも抜群です。従って病害虫の被害がほとんどなく、昔から実質的なオーガニック栽培を続けています。

伝統と革新、二つの顔を併せ持つワイナリー

伝統のバローロの醸造においては「マッサル セレクション」で選び抜いたクローンを無農薬栽培。各畑のブドウの性質に合わせ大中小の樽を使い分けて醸造。チョコレートの風味漂う力強いセッラルンガ バローロはゆるぎない風格を誇ります。その一方、高地畑アルタ・ランガのリースリングの高級ワイン、グリーンハーベストしたネッビオーロのスパークリングの醸造など、斬新で誰もまねのできない新しいワインも生み出しています。

サステイナブル認証を取得

オーガニックではなくSQNPI(サステイナブル認証)を取得。SQNPIとは、未来へ持続可能な農法=人間が自然と調和して作物を収穫し続けることを目標としており、必ずしも有機栽培にこだわらず、自然環境保護に重点を置いています。CO2排出量抑制、従業員の適正な報酬や生活の質の向上、社会への貢献といった企業責任を認証します。フランスのH.V.E.やテラ ヴィティスなどほかにも多くの認定団体があります。持続可能な農法の一例としては、総合的病害虫管理(農薬でななく天敵等を利用しての害虫駆除)、天然肥料のみ(おもに堆肥)を使用などです。