ジュヴレ シャンベルタンに本拠を構え、世界中のブルゴーニュラバーを熱狂させる人気ドメーヌ フーリエ。その当主が設立したネゴシアンブランド「ジャン マリー フーリエ」のブルゴーニュ ルージュです。ジャン マリー フーリエのワインは、ドメーヌと全く同じ哲学で作られ、従って出来上がるスタイルも非常に類似しています。

熟したチェリー、バラ、黒系果実に土のニュアンス。チャーミングな果実味が主体のしなやかでみずみずしい口当たり。若い内からその魅力が楽しめるワインです。

酸素を制限してワインの鮮度を維持

近隣の契約したドメーヌから買い取ったブドウを使用。醸造したワインは澱引きをせずに16～20ヶ月間熟成させています。ワインは自然に透明になるため、清澄化やろ過は必要ありません。瓶詰めはドメーヌで手作業で行われ、瓶詰め前の澱引きや亜硫酸塩の添加を避けるため、マロラクティック発酵中に自然に発生する二酸化炭素と一緒にワインを放置することにより、酸素を制限してワインの鮮度を維持します。

ジャン マリー フーリエは1990年代半ば、23歳の時に父親から10ヘクタールの家業ドメーヌ フーリエを引き継ぎました。彼の経験はジュヴレ シャンベルタンの家族経営のドメーヌだけでなく、オレゴンのドメーヌ ドルーアンやヴォーヌ ロマネの伝説的人物アンリ ジャイエのもとで働いたときに培われました。

ジュヴレ シャンベルタンに本拠を構えるドメーヌ フーリエは、世界中のブルゴーニュ ラバーを熱狂させる人気ドメーヌ。毎年リリース後即完売で買いたくても買えないという顧客が溢れ、幸運にも手にすることができるのは限られた一部の人のみという状態。 現当主であるジャン マリーもこの状況を心苦しく思っており、期待に応えるために2011年にネゴシアン部門として「ジャン マリー フーリエ」を設立しました。

彼がネゴシアンを立ち上げた際のコンセプトは4つあり、1.ドメーヌで持っていない畑をネゴシアンで取り扱う。2.ブドウの買い先は自身でドメーヌとしてワインを作っている人に限る。3.生産量はドメーヌの20～30%まで。4.AOCは近隣エリアであるジュヴレ・シャンベルタンからヴォ―ヌ・ロマネの間に限定する。 ことです。

マリー自身はネゴシアン部門をあくまでもドメーヌの延長としており、「高い需要にもかかわらず土地を買い足せないフラストレーションが、ドメーヌの拡張という形で小さなネゴシアン・ビジネスを発足させた」と語ります。こうしたネゴスのワインはドメーヌと全く同じ哲学で作られ、従って出来上がるスタイルも非常に類似しています。

彼が手掛けるワインは、素晴らしい純度、透明感、鮮やかで生き生きとした果実味、亜硫酸塩の使用を最小限に抑え、新樽の使用も限定的であることが特徴です。