世界中から大注目！プラネタ最高級シャルドネ「ディダグス」

イタリア国内外での輝かしい受賞歴を持つシチリアを代表するワイナリー、プラネタからリリースされた別次元の最高峰シャルドネ「ディダクス」。初リリース2014ヴィンテージが『ワインアドヴォケイト』でいきなり95点を獲得、世界中から注目を集めている偉大なワインです。

決して急がずに着実に成長を続け、より多くの皆様に私達の事を知って頂きたいと思います

2018年10月、プラネタ社の醸造担当のアレッシオ プラネタ氏にお話を聞きました。「ディダクスは2014ヴィンテージが初リリースで今回の2015年で二度目のリリースとなります。『ドクターワイン』のダニエルチェルニッリ氏が2015年に97点をつけてくれました。ブドウは全てメンフィにある「ウルモ」のシャルドネを使っています。ブドウは房ごとに選び、選果台で更に厳選しバリック樽熟成後は一樽ずつテイスティングし、良いものだけを選び抜きます。「ディダクス」には初リリース以来、大変な反響をいただきましたが、私達プラネタは少しずつ段階を経て成長を続けて来ました。これからも決して急がずに着実に成長を続けより多くの皆様に私達の事を知って頂きたいと思っています。多彩なテロワールのシチリアの素晴らしさを伝えていきたい。」と力強い想いを話してくれました。1985年の創業以来、国際品種でシチリアワインの名を世界中に知らしめ素晴らしい成功を収めたプラネタ社ですが、今も創業時と変わらず、愚直なまでに品質を追求し続ける真摯なアレッシオ氏の思いを伺う事が出来ました。

ディエゴ プラネタ氏の幼き日のニックネーム「ディダクス」

2017年11月、フランチェスカ プラネタ女史来日セミナーに参加しました。「プラネタ社が1985年に植樹し、以降大切に守り抜いてきウルモ地区のシャルドネ100％から造られます。ディダクスは私の父ディエゴ プラネタに捧げるキュヴェです。ワイン名は幼き日の父のニックネームから名づけられています。父が幼い頃、祖父は普段「ディエゴ」と父に呼んでいましたが、とても愛情を込めて呼ぶ時は「ディエグッツォ Dieguzzo」と呼んでいました。対して、ディエゴのイタズラが過ぎ、悪さをするディエゴを怒る時に「ディダクス Didacus」と呼んでいました。この呼び名は、実際にはディエゴ自身のお気に入りで自分のメールアドレスにも使う程。そこからこの特別な、ディエゴに捧げるワインにこの名前を付けることになったのです。」と話してくれました。

プラネタの偉大な歴史が始まった畑「ウルモ」

1985年、新生プラネタとしての最初のブドウ畑をウルモに設けました。先見の目があったディエゴが下した、後に大成功をもたらす大きな決断が２つあります。一つは、柔軟な発想を持った自分の子供の世代に経営を任せたこと、これによりダイナミックな活動をすることができました。そしてもう一つ、世界的には知名度の低いシチリアの土着品種を植えるだけではなく、国際品種を植えたことです。これにより、シチリアのテロワールのポテンシャルを世界に示すことが出来ると考えたのです。

1994年、シャルドネのファーストヴィンテージは世界に多くの驚きをもたらし、大喝采をもって迎えられました。

3人の子供たちが父ディエゴの功績を称える為に造り上げる

それから20年以上の月日が流れ、いまだプラネタを代表するワインとして君臨している“シャルドネ”。経営者の３人、すなわちディエゴの娘のフランチェスカ、その従兄弟で醸造家のアレッシオ、そしてその弟サンティは、一家とシチリアに多くの栄光をもたらし、シチリアワインの地位を劇的に変えた父ディエゴの功績を称えるため、何か恩返しをしたいと考えていました。

厳選に厳選を重ねたブドウのみを使用し、酵母、樽、全てをこだわり抜いて造られた別次元のスーパーシャルドネ

そこで目を付けたのが、1985年、ウルモに最初に植樹された4ヘクタールのシャルドネでした。厳選に厳選を重ねたブドウのみを使用し、酵母、樽、全てをこだわり抜いて造られた別次元のスーパーシャルドネ、ディエゴを称える、ディエゴに捧げる“ディダクス”の誕生です。

8月下旬に丁寧に手摘みされたブドウは9日間樽で発酵させ、10ヶ月間フレンチオークで熟成、その後瓶内で12ヶ月間熟成。ディダクスはプラネタ社がこれまで造り上げてきた優美さと伝統的味わいの、そしてその未来を示す歴史的なキュヴェとなっています。

シチリアにおいて15世紀から17世代に渡って農業を行ってきたプラネタ家。300年前からブドウ栽培に携わる名家の当主ディエゴ プラネタ氏を中心に、1985年に設立されました。

プラネタ社の創業者であるディエゴ・プラネタの指導と保護のもと、当時20代のアレッシオ・プラネタがディエゴの娘フランチェスカと弟のサンティほか、同世代の家族のメンバーを率い、今までになかった全く新しいプロジェクトに着手しました。それは、500年前から農業を営んできたプラネタ家の活動の中心にワイン造りを据えることでした。

1994年、プラネタ家の最初のワイナリーとなるウルモ・ワイナリーをシチリア南西部メンフィに創設。シチリアにおいて国際品種のポテンシャルを追求しながら、土着品種の綿密な調査と研究、試行を経て、各テロワールを反映した最高品質のワインを造生み出していきます。

その後、1997年にシチリア南部のヴィットリア、1998年にシチリア最南端のノート、2008年にエトナ、2011年にシチリア北東部カーポ ミラッツォに進出。シチリアがワイン大陸と呼ばれる所以の、異なる個性を持つテロワールでのワイン造りへと発展しました。

今日、シチリアの5つのエリアに、合計400ヘクタールのブドウ畑、6つのワイナリーを所有しているプラネタ社。シチリアワインの運命を変えた生産者として国内外より尊敬と称賛を集め、また、ワイン造りのみならず、高品質なオリーブオイル造りや、美食家垂涎のワイナリー併設のブティックホテルなど、様々な“シチリア体験”を世界に提供しています。

地球にやさしい持続可能なワイン造りを通じて、自然環境や美しい田園風景、土着文化の保護を最重要項目に掲げ、プラネタ家が心から愛するシチリアの素晴らしさを世界に発信し続けることをモットーとしています。