メドック格付けサンテステフ第3級。かつてラフィットやラトゥールを所有していたセギュール侯爵が「われラフィットを造りしが、わが心カロンにあり」と言ったと伝えられており、エチケットに描かれたハートの由来となっている、フィネスが光るワインです。『デカンター』99点、『ジェームズサックリング』97、『ワインエンスージアスト』97点、『ファルスタッフ』97点、『ワインアドヴォケイト』96-98点を獲得しています。(2018ヴィンテージ)

収穫されたブドウを丁寧に醸造するための拘りの設備

グラヴィティフローシステムの利用、容量の異なる75基のステンレスタンクの設置など、収穫されたブドウを丁寧に醸造するための設備をそなえています。プラムや黒スグリ、ラベンダー、オリーブなどの香り。硬質で繊細なタンニンがあり、全体的な印象は非常にエレガントで長い余韻が続きます。果実味溢れる香り高いワインです。

カロンの魔力！フィネスが光るワイン

カロン セギュールのグラン ヴァンはまさにテロワールそのものです。稀有で、オーセンティックで、心に訴えかけてくるワインです。飾らない素朴さ。あふれる優しさ。同時に、並はずれた凝縮感。カロンの魔力はこのバランスの良さに集約されます。カベルネ ソーヴィニヨンの特長が生かされたスタイル、つまり、傲慢さを感じさせない、フィネスが光るワインです。

瓶内での高い熟成ポテンシャル

ピュアな風味と繊細なテクスチュア、 とにかくエレガント。味わいの深さと余韻の長さは特筆に値します。瓶内での熟成ポテンシャルの高さも同ドメーヌが誇る特徴のひとつです。1947年、1953年、1982年… これらのヴィンテージはいずれもいまだに驚異的な若さを保っています。

ワインガイド評価

『ジェームズサックリング』97-98点（2018ヴィンテージ）

タンニンの質は最も顕著で、タンニンは存在するが、完全に統合され、ワインに溶け込んだ。ミディアムからフルボディー。美しい香ばしい果実味と持続的で長いフィニッシュ。非常に調和がとれており、繊細。しかし空気を含むとタンニンの力強さと共に飛び立つ（2019年4月）

『ワインアドヴォケイト』96-98点（2018ヴィンテージ）

カロン セギュール2018はカベルネ ソーヴィニヨン65％、メルロー17％、カベルネ フラン15％、プティ ヴェルド3％のブレンド（アルコール度数14.9％）。新樽100％のバリックで20ヶ月の熟成。深いガーネットパープルの色調で、ベイクドチェリー、暖かいカシス、甘草、燻製肉の魅惑的なノートが現れるまでには、ほんの少し時間が必要。ホイスン、樟脳、中国の五香粉、ドライローズのニュアンスにカルダモンの香りが漂う。フルボディで凝縮したブラックフルーツとスパイスの層が完全に詰り、粒状のタンニンのしっかりとしたフレームとフレッシュさの邪悪なバックボーンが非常に長いフィニッシュにエネルギッシュな高揚感を与える。カベルネ フランから来る明るさがあるが、それでも退廃的な表現である（2019年4月）

メドックにおける最古の歴史を誇るドメーヌ

メドック地区サンテステフ村に74ha所有。メドック格付け3級。かつてセギュール侯爵がラフィット、ラトゥールとともに所有しており、中でも彼が最も愛したシャトーとして著名。ラベルのハートはその象徴です。繊細さと力強さを兼ね備えた香り高いワインを生み出しています。ブドウ畑は55ha。人気に奢ることなく常に上の品質を目指して改革を行い続けるシャトーで、優しいけれど、芯がしっかりしているハートのように繊細さと力強さを兼ね備えた香り高いワインです。セギュール侯爵に「わが心カロンにあり」と言わしめた実力。