ルーチェと隣接した同じ土壌で最優良年のみ造られる単一品種シリーズ！

ブルネッロの銘醸地カステルジョコンド、そしてルーチェの畑の隣という素晴らしい条件でワイン生産を行うロゴノーヴォ。そのロゴノーヴォが、最優良年のみリリースする単一品種シリーズのメルロー100％「レッド ラベル」です。赤や黒の果実を中心としたフラワリーなアロマにカカオのアクセント。柔らかく豊満な果実味を備えた飲みごたえのあるメルローです。

ロゴノーヴォを構成する5つのブドウの中から、毎年一番良く出来たブドウをオーナーが厳選する単一品種シリーズ。これまでは自家消費用の少量生産でしたが、ブドウの樹齢が高くなり状態が整ったことにより、生産本数が増え、今回リリースとなったメルロー100％のモノセパージュが限定生産となりました！また、2015年は過去最高のヴィンテージの恩恵を享受し、どの品種も素晴らしい品質の出来栄えとなったため、例外的にサンジョヴェーゼ、メルロー、シラー、サグランティーノの4種が同時リリースされています。

ルーチェの買収により2015年がラストヴィンテージとなったロゴノーヴォ

ファーストヴィンテージのリリースから8度目となる2015年は、モンタルチーノ内の多くのワイナリー同様、ロゴノーヴォも恵まれた天候によりワイナリー史上最高のヴィンテージとなりました。しかし、惜しいことに、このヴィンテージを最後にロゴノーヴォの生産は打ち切られることとなりました。その理由はなんとルーチェによるワイナリーの買収です。

市場からの需要増加を受け、ポテンシャルを持った畑を探していたところ、場所も隣で共通の土壌を持つロゴノーヴォの畑に白羽の矢が立ちました。フレスコバルディ家として、一度は手放した土地でしたが、改めて買い戻すほどであったことからも、そのポテンシャルがいかに高く認められていたかわかります。

ブルネッロの最高峰カステルジョコンドの広大な敷地内で発見された場所ロゴノーヴォ。オーナーのケラー夫妻が2003年に200haの敷地を購入、イタリア最高のエノロゴの一人ロベルト チプレッソを醸造責任者に招いてワイナリーを設立。詳細な地質調査を行い、ブドウ栽培に最適なパッリーナと言うわずか10ヘクタールあまりの畑を選び出しました。

標高300～350m、北はルーチェの畑、西側に開けたゆるやかな斜面には爽やかな風がよく通ります。排水性に優れた風化したガレストロや、保水性に富む粘土質の土壌など、それぞれに適した5種類の品種をブルネッロの規定に縛られることなく植樹。テロワールとクオリティ第一主義というケラー夫妻の思いがパッリーナと言う素晴らしい畑の個性を表現したワインを造り出しています。

自然環境に配慮したブドウ栽培では除草剤を使わず畑を耕すため土は非常に柔らかくなっています。日照効率を最大限考えたコルドーネ・スペロナートの仕立て、ブドウの樹1本に付き1kgまでしか実をつけさせない収量制限、低圧力でのプレス、上質なバリック使いなど、栽培・醸造面での緻密な計算を経て生み出されるワインは、果実の凝縮感が印象的な非常に端正なスタイル。まだ樹齢が若いながらも、ヴェロネッリが初ヴィンテージの2008年、そして続く2009年にスーパー・トレステッレという最高評価を与え、その後も常に高得点をとり続けています。