『ワインスペクテーター2023 TOP100』第2位獲得！

世界最高峰のシャルドネと称えられるキスラー ヴィンヤーズの創設者でカルフォルニアのレジェンドと語られるスティーヴ キスラー氏のプロジェクドオクシデンタル゛が造る「フリーストーン」です。繊細なボデガ ヘッドランズ、芳醇なアロマのオクシデンタル ステーション、凝縮感のあるリッチな果実味のボデガ リッジの３区画のブドウをブレンドして造られています。それぞれのテロワールの個性が見事に引き出された味わいです。ラズベリーやレッドチェリーなどの赤系果実のアロマに、バラなどの華やかなニュアンス。ジューシーな果実味ときめ細かいタンニンが魅力的な、複雑で深みのある味わいのピノ ノワールです！この年は『ワインスペクテーター2023 TOP100』第2位、『ワインアドヴォケイト』で98点、『ジェームズサックリング』で97点を獲得しています！（2021Vintage）

9,200以上のワインの中から選ばれた第2位

オクシデンタルの「フリーストーン オクシデンタル ピノ ノワール」が『ワインスペクテーター2023 TOP100』第2位を獲得！1988年以来、ワイン スペクテーター誌は毎年トップ100リストを発表しています。これは、編集部が1年間にレビューした数千のワインの中から、最もエキサイティングなワインが選ばれます。2023年のブラインド テイスティングでは、9,200以上のワインを審査。その中から選ばれたトップ100です。特に上位10アイテムは、一流のブドウ品種と優良アペラシオンのトップワインが並んでいます。

『ワインスペクテーター2023 TOP100』第2位の受賞コメント

「スティーブ キスラーの名を冠したワイナリーは、数十年前にカリフォルニア シャルドネの代名詞となった。2011年にオクシデンタルを設立して以来、彼はカリフォルニア ピノ ノワールで知られる。娘のキャサリンとともに、キスラーは最近設立されたウェスト ソノマ コーストAVAにある最新のワイナリーの周囲65エーカーのピノ ノワールのブドウ畑を耕作。キスラーの区画は、海岸に近く、標高が高く、朝霧に覆われ、午後の風にさらされる。この発展途上のブドウ栽培地の極端な性質を象徴。その結果、収量は一般的に1エーカー当たり2トンに満たない。しかし、出来上がるワインは手抜きではない。このボトリングは、ピュアなブラックベリーとブラックチェリーの果実味に溢れ、軽い香ばしさで活気づけられ、根底にあるミネラルのエッジが全体に微妙な緊張感を与える」

澱引きは極力行わずに熟成させ、無ろ過で瓶詰め

こちらのフリーストーンはボデガ ヘッドランズ、オクシデンタル ステーション、ボデガ リッジの3つ畑のブドウをブレンドして造られています。すべての果実が最良のコンディションにある夜間にナイト ハーヴェストで収穫。ブドウの大部分は破砕せずにきれいな実のままに発酵槽へ投入。優しく絞り出されたフリーラン果汁を天然酵母により発酵。新樽率30%前後でのフレンチオークを使用して熟成を実施。マロラクティック発酵を行い、澱引きは極力行わずに熟成させ、無ろ過で瓶詰めを行っています。

ジューシーな果実味ときめ細かいタンニンが特徴的

外観は明るいルビー色。ラズベリーやレッドチェリーなどの赤系果実のアロマに、バラなどの華やかなニュアンスが漂います。口に含むと、ジューシーな果実味ときめ細かいタンニンが特徴。絹のようにしなやかな口当たりが上品さを演出します。フィニッシュには、スパイスの風味やミネラル感のタッチとともに訪れる、生き生きとした余韻が長く続きます。今飲んでも美味しいですが、熟成させることによって更なる魅力を引き出すことも可能です！

ワインガイド評価

『ワインアドヴォケイト』98点（2021ヴィンテージ）

フリーストーン オクシデンタル ピノ ノワール2021は、驚くほど表情豊かで細部まで表現する。アロマはブルーベリー、ルバーブ、クランベリーから、ビターオレンジ、アマロ、苔むした樹皮、ラベンダーのトーンへとゆっくりと広がり、グラスに戻すたびに新たなアクセントを見せ続ける。ライトボディのこのワインは、口の中に香り高くきめ細かい果実味が溢れ、チョーキーなタンニンと集中力のある煌びやかな酸味に支えられており、もう一口飲みたいと思わせる。後味はスパイシーな層で満たされ、この美味しいワインを飲み干すのはとても難しい。透明感と香りを楽しむなら今、香ばしい複雑味を楽しむなら10年以上の瓶熟成が良い。飲み頃2024-2035年（2023年6月）

ワイン スペクテーターのTop 100 Wines 2020の第6位に選ばれるなどワイン評論家からの信頼が厚いキスラー ヴィンヤーズ。このキスラー ヴィンヤーズを設立した1978年当時から約35年の時をかけ、創設者のスティーヴ キスラー氏が取り組むプロジェクトこそ、オクシデンタルです。世界と肩を並べられるピノ ノワールを造ると決意して設立。家族のプロジェクトとしての想い入れも強く、時間をかけながらキスラーとは異なる沿岸部の気候と畑の特徴を表現したワインを手掛けています。

ブルゴーニュから持ち込み、改良を重ねて磨き上げた理想のブドウ

オクシデンタルは海岸に面したソノマ コースト、ボデガ ヘッドランズとリッジ ヴィンヤーズという、キスラー氏が所有する畑の中でも冷涼な地域のブドウを用いて造られます。1990年代初頭にブルゴーニュのあるグラン クリュから持ち込まれたピノ ノワールを、綿密なマサル セレクション(畑の特徴を見極め最適な樹を組み合わせる手法)により植樹。気の遠くなるほどの歳月と努力を積み重ねた結果、オクシデンタルの畑は改良に改良を重ねてブドウ樹を磨き上げました。 また、こうした長年の積み重ねにより、畑ごとの明確な個性も備わりました。

すべての果実をナイト ハーヴェストで収穫

オクシデンタルでは、1haあたり約30hl以下に収量を絞り、果実を均一に成熟させるために生育期中そして収穫前に房を間引きしています。 収穫のタイミングは、ブドウの風味、pH値、総酸度に基づいて決定され、可能な限りフレッシュさと力強さを保つようにします。収穫はすべての果実が最良のコンディションにある夜間にナイト ハーヴェストを行い、約10-13度に保ったままワイナリーへ搬送。その後慎重に除梗を行い、除梗後も粒のまま保たれたブドウの実を20人規模で丁寧に選果し、傷のない実のみがセレクトされます。

自社畑の個性を色濃く反映したピノ ノワール

収穫したブドウの大部分は破砕せずにきれいな実のままに発酵槽へ投入します。優しく絞り出されたフリーラン果汁は天然酵母により発酵。穏やかに抽出を行うため、工程中は温度を低く保ち、ピジャージュの回数は最小限に抑えます。アルコール発酵終了後、ワインは新樽率30%前後でのフレンチオークを使用し、地下にある涼しいセラーで静置。例年春頃までゆっくりとマロラクティック発酵を行い、澱引きは極力行わずに熟成させ、無ろ過で瓶詰めを行います。

このように栽培から醸造まで手間を惜しまず緻密に造り込まれたワインは、畑の個性を色濃く反映。ブルゴーニュ産ピノ ノワールを彷彿させると各評価誌で高い評価を受けています。