最上のブルネッロを造るペルティマリの秘蔵ワイン「イストリチャイア」

最上のブルネッロとして名を馳せるペルティマリがマレンマトスカーナで造る素晴らしい赤ワイン「イストリチャイア」です。生産量も多くなく、知名度もモンタルチーノに及ばないですが、エレガントで味わいに深みがあり、ペルティマリが誇る秀逸な秘蔵ワインと言えます。近年「イストリチャイア」が並みのブルネッロを凌ぐ圧巻の出来映えにより、注目を集めているワインです！

標高380メートルの風通しの良い丘に広がる南西向きの畑は17ヘクタールの広さで2000年に植樹、有機農法で栽培されたサンジョヴェーゼとチリエジョーロが植えられています。凝灰岩と石灰が混じる土壌です。手摘みでの収穫後、ソフトプレスで搾汁されたブドウは26～28度の温度管理されたステンレスタンクで醗酵、マセラシオンを15日間とります。7ヘクトリットルのスロヴェニア産のオーク樽で12ヶ月間の熟成を経てリリースされます。

「これはマレンマなのか、それともブルネッロなのか？」

豊かなルビー色調です。ダークチェリーやプラムの豊かさにスミレ、タバコ、ミントのニュアンスが美しく重なり合い、ブルネッロを彷彿させる素晴らしい香りです。飲むとしなやかなタンニンと、溌剌とした酸味、非常に良く成熟した果実の味わいが見事に調和しています。深みはありますが、重すぎる事はなく、心地よいクラシカルな味わいと豊かな風味、エレガントな余韻が長く続きます。「これはマレンマなのか、それともブルネッロなのか？」と再度ラベルを見返してしまうほどの完成度を誇っています。

本家ブルネッロに迫るエレガンス

100点満点ブルネッロを産み出したペルティマリがマレンマで造る秘蔵ワイン「イストリチャイア」。価格はブルネッロの1/3以下です。2015年の完熟ブドウの味わいは本家ブルネッロに迫るエレガンスが感じられます。是非お早めにお買い求め下さい。

数あるブルネッロ ディ モンタルチーノのカンティーナの中でも最高のワインを造る生産者の1つがペルティマリです。当主のサセッティ家は、幾年もの世代を経て事業を繁栄させてきました。標高260ｍ、モンタルチーノ北部の素晴らしいクリュ「モントゾーリ」に16haのブドウ畑と12ヘクタールのオリーヴ畑を所有しています。リヴィオ サセッティが1964年を初回ヴィンテージにブルネッロ ディ モンタルチーノを商業的に造り始めるまでは、主に家族や友人の間で地産地消するためにワインを造っていました。リヴィオ サセッティは、1967年にブルネッロ ディ モンタルチーノのコンソルツィオ（生産者組合）を創設したメンバーの一人です。60年代にモンタルチーノの街のすぐ傍にあるモントゾーリの丘が良質なサンジョヴェーゼの生産に適していると目を付けたリヴィオは、モンタルチーノ北部にあるこの土地が、今後ブドウ畑を保持していくのに最適と判断し、カンティーナの移転を決めました。これが現在のペルティマリの出発点となりました。「あばら屋」と呼ばれていたこのペルティマリは、リビオ サセッティによりカンティーナとしては勿論、住居としても使用できるよう改築され、その数年後、新しいブドウの苗を植樹してブルネッロ ディ モンタルチーノの生産拡大に努め、トップ生産者としての座を不動のものとしてきました。

ロバートパーカー氏が絶賛する「古典派ブルネッロの重鎮」

彼が造るワインには無理のない自然な凝縮感のありその味わいは非常に均整のとれていて、ぶどう本来の旨味やきめ細かさが感じられます。かのロバートパーカー氏が「もし私が、ブルネッロ ディ モンタルチーノをたった1本だけ味わうとすれば、ペルティマリのものになると思う」と、絶賛しています。「古典派ブルネッロの重鎮」と世界中から注目されるまでになりました。

今では、リヴィオの息子でサセッティ家4代目の当主であるロレンツォがワイナリーの運営を担っています。ロレンツォは醸造家として非常に高い評価を受けており、妻サビーナの助けを得てサセッティ家の名声を守っています。ロレンツォが目指すのは、現代の醸造技術とサセッティ家の伝統的な手法を組み合わせ、一切の妥協を許すことなく品質にこだわり、最高の個性とバランス、エレガンスを備えたワインを手造りで造り上げていくことです。ロレンツォは、独自のスタイルを開発することによってバランスのとれた円やかなテクスチャーのワインを生み出し、モンタルチーノでも指折りの最高の造り手として高く評価されています。