アリストスは2007年の初リリース以来、瞬く間に高評価ワイナリーとして頭角を表してきた注目のワイナリー。ブルゴーニュの名門ドメーヌ、リジェ ベレールの7代目当主のルイ ミッシェル リジェ ベレール氏、同じくリジェ ベレールでワイン造りを行っていたフランソワ マソック氏、そして、地質調査の専門家であり今チリで最も権威あるワインメーカーであるペドロ パラ氏といった、世界をまたにかけて活躍する才能溢れる若き3人がワイン造りを行っています。

「デュケ」は「公爵」の意味

ワイン名となっている「デュケ」は、「公爵」の意味。デュケ ダは、チリのアンデス山脈のふもと、ラペル地区にあるカチャポアル ヴァレーのカベルネ ソーヴィニヨンを使用。ブドウ畑はチリの中でも比較的高い標高約830-900ｍに位置。一般的なチリのテロワールとは異なり、前にも後ろにもアンデス山脈がそびえる地形のため、日照量はそれほど多くありません。しかし、そのことによってブドウはゆっくりと育ち、結果として、自然なアルコール分とバランスの取れたワインを造り出すことができるのです。

年間生産本数は僅か3,500本！

土壌は主に、火山灰と粘土質で構成されており、ワインにエレガンスとストラクチャー、奥行きを与えています。造られるワインは、カベルネ ソーヴィニヨンが本来持つ凛とした美しさを見事に表現した、エレガントで洗練されたスタイルです。年間生産本数は、なんと僅か3,500本ほど。生産量僅かで大変稀少なプレミアム チリワインです。

凝縮した果実のアロマと綺麗な酸味が溶け込んだボリュームのある味わい

外観は深みのあるルビー色。グラスからは、熟したブラックベリーやカシス、プラムなどの果実のアロマが溢れ出します。加えて、新鮮なハーブやミント、ユーカリ、クローブ、ナツメグなどのスパイスのニュアンスも重なる、複雑な香りです。凝縮した果実のアロマと綺麗な酸味が溶け込んだボリュームのある味わい。きめの細かいタンニンは滑らかで、ワインに深みを与えています。風味豊かな余韻が心地よく、ドライなフィニッシュです。

ヴィンテージ情報

2015年のチリはすべての品種にとって、良好な条件に恵まれたヴィンテージでした。大雨の降った冬は、ブドウが育つのに必要な水分を土壌にもたらし、春になってからはブドウの育成を阻害する霜害が谷のどこにも見られませんでした。また、ブドウの生育期間を通して十分な日照量があり、好適な気温に恵まれました。特に夏の気温が高く、平均気温は過去10年の平均よりも1.5℃高かったため、ブドウの成熟が促され、結果として、成熟度と酸が高いレベルでバランスの取れた、素晴らしい出来栄えのブドウが収穫されました。

アリストスは2007年の初リリース以来、瞬く間に高評価ワイナリーとして頭角を表してきた注目のワイナリー。ブルゴーニュの名門ドメーヌ、リジェ ベレールの7代目当主のルイ ミッシェル リジェ ベレール氏、同じくリジェ ベレールでワイン造りを行っていたフランソワ マソック氏、そして、地質調査の専門家であり今チリで最も権威あるワインメーカーであるペドロ パラ氏といった、世界をまたにかけて活躍する才能溢れる若き3人がワイン造りを行っています。

2020年12月以降、ルイ ミシェル氏とペドロ氏はそれぞれ自身のプロジェクトに専念し、当初からアリストスのワインメーカーとして務めてきたフランソワ氏に一任することを決断したため、 フランソワ氏が単独のオーナーとなっています。アリストスのモットーは、「チリの地における“グラン ヴァン”を造る」こと。チリの中でも特異なテロワールを開拓し、見事なエレガンスをもったワインを生み出しています。

彼らが目指す“グラン ヴァン”とは、味わい深いだけでなく飲みやすく、フレッシュでアルコール分が強すぎない、エレガントなワイン。「それぞれのブドウ品種に最も適した土壌を開拓し、最高のワインを造る」というスタンスの下で、樽香やアルコール分の強くなりがちな従来のチリワインのイメージを覆す、新しいエレガントなスタイルのワインを造り出すことを目指しています。