名門ワイナリーで15年間ワイン造りを学ぶ

サッシ サン クリストフォーロは1997年ピエモンテのネイヴェに創立されたワイナリーです。醸造家のダヴィデ カルニエル氏はフランスの名門、シャトー グリュオ ラローズやガヤで15年間ワイン造りを学んだ醸造家です。さらにピエモンテの他のワイナリーの醸造コンサルタントも請け負っています。シャトー グリュオ ラローズはフランス、サン ジュリアン地区の格付け2級のシャトーで1855年の格付け当時は1級シャトーに次いで取引価格が高かったことで知られています。

年産1600本弱！ビオロジック同様の栽培で造られるネッビオーロ

ダヴィデ カルニエル氏は、まだ認証は取得していないながらもビオロジックと同等の栽培を行っています。また醸造に関してもアロマを最大限抽出するためマセラシオン（浸透）期間を通常よりも長く取り日々の畑のケアから醸造まで全てダヴィデ氏自身の手により細やかな仕事を行ない、このバルバレスコは年産1570本程度と生産量を抑え高品質な仕上がりになっています。

2つの畑のネッビオーロをブレンド

ワイナリー名にもなっているサン クリストフォーロ畑とメルツァーノ畑

のネッビオーロをブレンドしています。サン クリストフォーロ畑は標高300mから320m、南西から西向きの斜面です。ここはエレガントな味わいの葡萄になるそうです。反対にメルツァーノ畑は標高が高く、芳香性の高いアロマティックな葡萄が出来ます。

2016年は葡萄が健全に育った年

2016年は2月末まで雨が殆ど降らず気温は穏やかだったそうです。春先から7月頃の気温は例年より低かったのですが8月から収穫期までは気候も回復し暖かくなりました。昼夜の寒暖差もあり健康状態は素晴らしく、果皮は厚く強くなりました。

2019年12月14日試飲しました

2019年12月10日試飲しました。少しオレンジ色が入ったルビー色をしています。濃厚で力がありフレッシュな黒色果実の香りと甘草を感じさせるスパイス感、スミレなどのニュアンスが重なり合う複雑な風味を醸し出しています。硬質ながら透明感溢れるミネラルが厚みのある酸味と混ざり合い果実味に溶け込んでいます。舌触りは滑らかで凝縮感がありながらもフレッシュ。重たさを感じさせないエレガンス。余韻も軽やかながら果実の風味をしっかりと感させるのが素晴らしいです。

創業1997年、フランス、イタリアの名門で修業した醸造家

サッシ サン クリストフォーロは1997年にネイヴェで創立した新進気鋭の生産者です。醸造家のダヴィデ カルニエルはシャトー グリュオ ラ ローズやガヤなどの名門ワイナリーで15年間ワイン造りを経験してきた人物で、ピエモンテの複数のワイナリーで醸造コンサルタントも行うなどその腕を高く買われています。

畑は2ヶ所に所有

ワイナリー名になっているネイヴェにあるサン クリストフォーロとトレイゾの南端にあるメルッツァーノにそれぞれ1.5haずつ畑を所有しています。

サン クリストフォーロはクリュ「クッラ」の隣

サッシ サン クリストフォーロが所有するサン クリストフォーロ畑は名門ソッティマーノが所有するクリュ「クッラ」の境界当りに位置していて標高300mから320m、南西から西向きの斜面です。南向きで日当たりの良いバサリンと比べるとエレガントな味わいになります。メルッツァーノは標高が高く芳香が高いワインが生れます。ソッティマーノはバルバレスコのクリュ制定に尽力してきた生産者で、スタート当初はバルバレスコのサブゾーンにネイヴェのコッタ畑とワイナリーを購入しそこから徐々にクッラ、ファウゾーニ、パヨレ、バザリンと畑を買い足し現在は合計14haにまで畑を広げました。

認証取得はないがビオロジック同等の栽培

栽培家でもあるダヴィデの手により、認証はないながらもビオロジックと同等の栽培を行い、また醸造に関してもアロマを最大限抽出するためマセラシオン期間を通常よりも長く取るなど日々の畑のケアから醸造まで全てダヴィデ自身の手により細やかな仕事を行ない、各ワイン2000本程度と生産量は非常に少ないながらも高品質なワインを生み出します。