トスカーナの"カステルヌオーヴォ ベラルデンガ"を拠点に、最新の設備を導入しながら、キャンティ クラシコの伝統的なワイン造りを行う"ヴァッレピッチョラ"の「キャンティ クラシコ」です。標高380-440mの比較的高地で育てられたサンジョヴェーゼを100%使用。フレンチオークの大樽で10ヶ月、さらにバリックで6-8ヶ月熟成させています。完熟したチェリーやバルサミコの香り。標高の高さに由来する柔らかく滑らかなタンニンと鮮やかな酸味を備えた、力強い味わいのキャンティ クラシコです。

フレンチオークの大樽で10ヶ月+バリックで6-8ヶ月間熟成

様々なガイド誌で「最優秀醸造家」に輝いたリッカルド コッタレッラをエノロゴの責任者に迎えてワイン造りを行っています。ブドウはサンジョヴェーゼを100%使用。畑は標高380-440m、ガレストロ、アルベレーゼを含んだ石灰粘土の土壌。栽植密度はヘクタールあたり5000本です。9月下旬から10月1週目にかけて収穫。温度管理されたステンレスタンクで発酵、マセラシオンを10日実施。フレンチオークの大樽で10ヶ月間、その後バリックで6-8ヶ月間熟成。ボトリング後に3-5ヶ月の瓶内熟成を経て出荷しています。

標高の高さに由来する柔らかく滑らかなタンニンと鮮やかな酸味

輝くルビーレッドの色調。完熟したチェリーやバルサミコのニュアンス。軽いバニラの風味も。標高の高さに由来する柔らかく滑らかなタンニンと鮮やかな酸味。大樽とバリックで熟成された力強い味わいのキャンティ クラシコです。長く続く余韻があります。サラミ類などのシャルキュトリー、イノシシのラグー、トスカーナ風パテ、ビステッカなどと良く合います。

ヴィンテージ情報

ブドウの成熟プロセスを最適に完了出来た2020ヴィンテージ

2020年はかなり涼しい春に続き、暑く長い夏が続いたのですが、昼夜の温度差がありました。6月と9月に降雨があったおかげで、水ストレスがなかったことも特筆的なヴィンテージで、ブドウの成熟プロセスを最適に完了させることが出来ました。

「ヴァッレピッチョラ」はトスカーナ州シエナから車で走ること10分、キャンティティ クラッシコ地区のなだらかな丘陵地帯にあります。所有しているぶどう畑は110haあり、サンジョヴェーゼ（全体の３割）だけでなく、ピノネロ、カベルネ ソーヴィニョンなどの国際品種も栽培しています。醸造する全てのワインに共通するのは「トスカーナの香り」。ファーストヴィンテージは2015年と新しいワイナリーですが、樹齢50年を超える古い畑も所有。カンティーナには最新設備を導入し、丁寧に栽培され収穫されたぶどうに負荷を与えないよう細心の注意を払っています。彼らの代名詞である「キャンティ クラッシコ 2017」がガンベロロッソでトレビッキエリを受賞するなど、イタリア国内外からの評価が年々高まっているワイナリーです。

イラストに隠された逸話

このロゴは、ワイナリーがあるカステルヌオーヴォ ベラルデンガを発見したフランスのベラルド王のイラストです。ベラルド王が、海を渡り、山を越えてたどり着いたのは、トスカーナのキャンティの丘沿いにある小さな町「ヴァッレピッチョラ」。太陽が降り注ぐぶどう畑に囲まれるこの町の人々はベラルド王を歓迎し、自慢のワインを振舞いました。ベラルド王がワインを一口飲むと、その美味しさにひげがピンと伸び、二口目には目がトロンとし、三口目で飲み干すと、王冠が曲がってしまいました。ベラルド王はこの土地で造られるワイン、素晴らしい丘と温かい人々に感動し、ヴァッレピッチョラを彼の王国としました。