「ボデガス アッカ」はスペイン内に9つの生産地域、10のワイナリーを所有するヒル ファミリー エステーツがアラゴン州に所有する、グループ内で最も成功しているワイナリーです。このワインは標高700-1000mの丘陵地にある樹齢80年を超えるブドウを使用した上品なガルナッチャ。新鮮でフルーティ味わながら、樽熟成による複雑さと熟したタンニンが印象的なワインです。

標高700-1000mの丘陵地にある樹齢80年を超す古樹のブドウを使用

標高700-1000mの丘陵地にある樹齢80年を超す古樹のブドウを使用しています。これほどの樹齢を重ねた葡萄は本当に貴重です。樹齢が高くなると、一つの樹に実る実は若い樹に比べて少なくなります。当然ながら収穫量も落ちますが、ワインに深みと凝縮感を与えます。土壌は分解した粘板岩と砂利粘土質です。粘土は深部にあって水分をもたらし、ほとんど雨の降らないこの地域での成長を可能にします。収穫されたブドウはオープンのステンレスタンクで25度に保ち、20-25日間発酵させます。その後フレンチオークの樽で10-12ヶ月熟成させます。樽熟成によりワインは素晴らしい複雑さを持つようになります。

新鮮でフルーティな味わい。樽熟成による複雑さと熟したタンニンが印象的

濃いチェリーレッド。赤い果実（ラズベリー、スグリ）のアロマに、樽熟成によるカカオやバニラ、リコリスのスパイシーな香りが調和を見せています。新鮮でフルーティな味わい。樽熟成による複雑さと熟したタンニンが印象的。フルーツとスパイスが感じられる際立った後口も。ジビエや鶏肉、魚介類のソース煮、燻製、生ハムやブルーチーズ、白身や赤身の肉のグリルやラム、豚、牛のロースト料理と良く合います。

ガルナッチャ（グルナッシュ）は、高貴なブドウ品種

南フランスで盛んに栽培されている、グルナッシュ。並みの生産者が造ると高アルコールで甘味と渋みが強く、濃厚なだけのワインになりがちです。しかし、特定の限られた場所で栽培される樹齢の高いグルナッシュには、他を寄せ付けない高貴な香りと深遠さがあります。アッテカのガルナッチャには、この高貴なバランスと深みが感じられ、非常にエレガント。アルコールは15％ですが、非常に涼しげで熱さを感じさせません。

フミーリャに拠点を置き、スペイン各地に9つのボデガを所有<BR>

フミーリャに拠点を置き、スペイン各地に9つのボデガ（醸造所）を所有するヒル　ファミリー　エステーツのボデガのひとつです。ボデガは、カラタユードから14km離れたアラゴン県サラゴサ州のアテカにあります。<BR>

アテカとは、ボデガのある村の名前です。<BR>

葡萄畑は、購入前、畑を初めて見た時には、あまりにも素晴らしく驚いたそうです。<BR>

一般的に粘板岩土壌はガルナッチャを育てるには難しいとされているため、この組み合わせは非常に珍しいのですが、大昔からこの土地では栽培されていました。<BR>

果皮を食べ苦味がないことが完熟の証なので、収穫のタイミングは機械ではなく官能検査で決めます。<BR>

ワインメーカーは、オーストラリア国内で経験を積んだマイケル　キーベル。同じヒル　ファミリーのアラヤもオーストラリア人のワインメーカーですが、外国人でならなければいけないという訳でなく、最良のワインを造ることが出来ることを基準に選んでいます。

<BR>また、いつもワインを先入観なく、正しく審査できる人間でなければならないと考えています（スペイン人の場合、この先入観無く、というのが難しいのです）。

<BR>90％が輸出、10％が国内で売られます。